大人になったポプルとようやくゴールした先生という世界線の話で、たまに時間魔法使って昔の姿(十歳前後)になるポプルさまいたら可愛いなと
先生はロリコンじゃなくてポプコンです(ポプルコンプレックスの略)あとシスコンも入ってる
「ふふ~ん! どう、先生? 懐かしいでしょう?」
「んー、そうだな。高度な時間魔法を、記憶を保持したまま扱うとは……。成長したな」
「ちっが~う! いまはそういうお勉強の話じゃないの!」
ぷんすこ地団駄ポプル
「おいおい。姿に引きずられて内面も昔に戻ってないか? いまはもう少しおとなしく拗ねるだろうに」
「ふ~んだ! 先生はこの姿のわたしは守備範囲じゃないんでしょ。かわいいって言ってたのも、ぜ~んぶお世辞なんだ! わたしのご機嫌取るために安っぽい言葉で騙してたんでしょ!」
ジトー
「はぁ…………なあ、ポプル」
「なによ?」
「勘違いしないでくれ」
「勘違い?」
「ああ、そうだ。わたしは昔からおまえのことを可愛いと思っている」
ポッと照れるポプルの隙をついて、とさりと彼女をベッドに押し倒すラルガス
「へ? ちょっ、先生?」
「だから……いまのおまえ(幼い姿)に、やらしーことをしない理由は、どこにもないんだぞ?」
にっこりと笑うラルガスに冷や汗だらだらのポプル。まさか、本気なの? と、怯えの色をその瞳に宿し、ほんの少しの希望に望みを賭ける。が、薄く開いたラルガスの瞳を見て、儚い希望はいとも容易く打ち砕かれた。その目は、捕食者の色を宿していた。目の前のご馳走をどう味わい尽くそうか考える、本気の意地悪な顔。ポプルの怖がる姿を見て、心底楽しんでいるのだ!
逃げられないとわかっていながら、ポプルは抵抗することに決めた。
断っておくが、ポプルにはこの選択が最善だと思い実行しただけだ。なので混乱して視野が狭まっていた彼女の選択を、バカで愚かだと笑わないでほしい。
ポンッ!
「ほ、ほ~ら! 魔法はもう解けましたよ? 小さい姿はもうおしまい! これでそういう雰囲気ともおさらばですね!」
ラルガスは、にっこりと微笑んだ。もとの大人の姿へと戻ったポプルに、鼻がつきそうなほど顔を近づける。そしてさらにグッと強く、ポプルの両手首をベッドに縫いつけた。変わらないどころか、余計に悪化した状況に戸惑うポプル。そんな彼女に、ラルガスはこれ以上ないほど優しく語りかける。
「いい判断だ。これで心置きなく、貪れるというものだ。いい子だな、ポプルは。おまえはほんとうに偉いぞ」
いまにも舌舐めずりしそうなほど、凶悪な笑みを浮かべるラルガスに。ポプルは自分の判断が間違っていたことをようやく理解した。
「今日はもういやです~!!」
「諦めて、わたしの好きにさせるんだな。観念しろ」
「ひえ~ん!」
翌朝。グズグズと泣いて部屋から出てきたポプルと、心なしかすっきりした顔で食卓につくラルガスの姿が見られるのであった。
無自覚に全部お膳立てして食われるの待ってるポプルさま、健気で可愛いね(ラルガス視点)
お腹を空かせた肉食獣に、獲物として狙われていることに気づかずに、墓穴掘りまくって埋まってるところを情け容赦なく貪られる小動物ってイメージ
にしても恋愛感情やらひとの心の機敏には超絶鈍感王子のアルに、公式で愛が屈折してるとか、かわいい弟子の怖がってる姿を見て楽しんでいる師匠と断言されるラルガスやべーな(美味しい設定です)