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    etoeto26

    @etoeto26

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    etoeto26

    MOURNING海枯れ前の暁の日記のような独白のような感じです
    文章です
    イメソンはポ…ノ…グ…フィ…のシスターです
    好きな男がいた。
    物心がつくよりもずっと昔、気がついたら隣にいた幼馴染の男を自分は愛しているのだというのに気づいたのがいつかも思い出せないほど、その感情は当たり前に全ての日々に馴染んでいる。当たり前過ぎて想いを伝えることもせず、かといって一番仲の良い友人としての居場所も手放せず一緒にいながら俺の気持ちは常に宙に浮いていた。ただ「一緒にいたいから」という理由で大学まで同じ進路を選ぶなど自分でも人間としてどうかと思うが彼は何も言わずに同じ学校を選んだこと、同じクラスになれたことをその度に喜んでくれていたので俺はその居場所に甘んじていた。甘やかされていたのだ。
    大学卒業後のことを考えていなかったわけではない。むしろそればかり考えていた。今後、自分は彼とどうなりたいのか。どうしたいのか。仕事については敢えて全く違うもの、在学中から趣味が講じて時折賞を貰っていたのもあり物書きになることにした。なるべく一人でできるものを選んだ。そもそも俺は一般的な社会人になれる素養も根性も向上心もない。勉強も彼についていくためにしていただけだ。彼は狙っていた企業の内定をもらったと嬉しそうに報告をしてきたので俺はただおめでとうと返事をした。卒業式の後も二人で初めての酒を飲みお互いの将来のことを祝いながら、一層のこと酔いの勢いに任せれば良いものをついぞ告白することはなかった。十年以上隣の席に執着しておいて自分でも恐れ入る。
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