なんでもない日いかにも年季が入ったボロいアパートを出る。
年季は入っているがコンクリート製で頑丈だ。
Neneがナイフを投げようと、Darnellが爆発...は少し怪しいが耐えられる耐久力がある。
その前に近所の人に怪しまれそうだが、
ホームレス時代だった時よりマシだ。
今日は依頼も何もない。BFからもGFと遊ぶからまたあとでねと言われている。
(銃の改造パーツでも買いに行くか?)
踵を返し、裏路地に入っていく。
防人に特殊なコインを見せて、バーの後ろへ案内される。
「おや!久しぶりですねぇPicoさん!」
こちらに気づいたであろう陽気な武器商人が声を張る。
「うるさい。どちらかというと「俺」は目立ちたくないんだ、他の2人は知ったこっちゃないが」
Picoの態度に、武器商人は声をあげる。
「すみません...興奮してしまいまた...
して、今日はどのようなご用事で?」
ゴト、と背中のAKー47を出す
「こいつを点検して欲しい」
武器商人はううむ...と言った顔をする。
「これまた古い...難しい型だなぁ、
AKー74が後継種としてありますよ?」
ゴソゴソと後継種を出してきた。
「いや、47が思い出の品なんだ、これで頼む」
74をしまいながら武器商人は答える
「かしこまりましたよ、ところで何をしに?」
「47の調子がおかしいから様子を見て欲しい、多分ジャムってる」
武器商人は納得した顔で
「あ〜それならすぐに終わりますよ、待っててください、それまで店内でも見ててください」
と告げる。
Picoはすでに見慣れた店内を見回すが、とあるものを見つける。
「俺、依頼ポスターなんて「この店」には貼ったことないんだけど」
作業している武器商人が答える。
「あーそれNeneさんが貼ってったんですよ」
Picoはどこにでもポスターを貼るNeneに頭を抱えた。
「いくら不死身でも疲れはするんだけどな...控えるよう言っとこう」
「お宅も大変ですねぇ...あ、整備終わりましたよ」
武器商人がえげつない速度でそろばん打つ。
「サービス価格でこれくらいでいいですよ、いつも利用してもらってるんで」
渡されたAKー47を背中に背負う。
「あぁ、ありがとな、必要になったらまた頼む。」
むしろを向いてひらひらと手を振り店を出る
「不死身って、不思議な存在だなぁ」
武器商人の言葉をのこして。