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    縁/えにし

    1100%ユキモモ。
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    縁/えにし

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    星巡り本編後のカスホプ。
    最後まで書くタイミングを逃したので、途中までですが良かったら☺️

    カスホプ/ユキモモあなたと共に見た流星は
    いまでも心の中につよく、輝いている。


    「ホープ、まだ起きていたのですか」
    出窓から空を覗いていると、背中から愛しい彼の声がした。振り向けば、寝巻き代わりのガウンに掛けられたストールと、やさしい口づけがひとつ。
    「今日は、空が澄んでるから」
    星が見えるかと思って。ホープの言葉に、カースは目を丸くした。
    エテルノは熱砂の星と云われ、大部分を砂漠と荒野が占めている。昼間は日除けのローブがないと外出すらままならず、夜は太陽が昇っていない分、一気に冷え込むと言う両極端な気候だ。
    そんな凍えそうな夜に窓を開けて外を見上げるもの好きは、ホープ王ぐらいのものですと、王宮の人たちからは良くお小言を言われている。
    「夜風は冷たいですからね。あまり長く窓を開けていると、身体にさわりますよ」
    「ねぇ、カース」
    「なんです?」
    王宮で一番広い部屋は、カースと共に暮らした部屋の倍以上はある広さだった。それでも、住んで数年は経つと言うのに、時々懐かしさを感じて落ち着かない。
    「一緒に流れ星を見たこと、覚えてる?」
    「もちろん、覚えていますよ。あれは、ホープがまだ小さい頃でしたね」




    数年前

    「カース! 流れ星ってなぁに?」
    「どうしたんです、ホープ。そんなに分厚い本を持ってきて」
    一日の終わりを迎えた寝室で、エテルノで一番大きな港の市場に売られていた本をカースに見せると、不思議そうに首を傾げながらも、しなやかな指先が表紙をめくる。
    「あのね! 今日は十年にいちどの『りゅうせいぐん』が見れるって、この本に書いてあるんだ!」
    エテルノの歴史を綴ったこの本の中で、ホープが一番興味を引いたのは一年に数回しかない夜空を彩る星たちを描いたものだった。寒々しいほどに冷え切った夜空を駆け抜けるうつくしい星たちを、一度でいいからこの目で見てみたい。きっと物知りなカースなら星に詳しいに違いないと踏んでいたのだが、彼は予想外の反応を見せた。
    「流星群、ですか……」
    目を伏せて、さびしそうに笑う時は、なにか言いにくいとき。それは一緒に暮らしてきて身につけた、ホープなりの処世術だ。ミステリアスなカースの思いを少しずつ汲み取れるようになったのは、ホープにとっても喜びになったとも。
    もっと、いろんなカースの表情を知りたくなった。
    「よく聞いてください、ホープ」
    膝をつき、ホープの両肩を抱いた彼が、とまどいながらも、慎重に言葉を選んでいる。
    「今日は砂嵐が酷くて……星が見えないかもしれません」
    「えっ…………」
    彼の手を振り払い、窓辺へと走り出す。カーテンを開けると、カースの言うとおり、あたりは砂で何も見えなかった。
    「そんな……。今日しか見れないのに」
    「…………ホープ」
    『りゅうせい』を見つけたら、消える前に願い事を三回唱えられたら、その願い事は叶うのだという。どれだけ素早いものなのか今のホープには見当もつかないが、どうしても願いたいものがあった。今、見れなければ、今度巡り合うのは十年後になる。十年後じゃもう意味がないかもしれない。
    「どうしよう」
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    Replies from the creator

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    pomi710

    DONE前書いたネコの話。猫ではなくネコです、以上っ!wあぁ、モモが居ない日に限って…。これは面倒な事になったな。目前に近付いた男の顔を冷ややかに見つめながら思う。

    「千君、本当に綺麗な顔だね、…君はコッチかな?」

    尻を撫でようとした指を手の甲で叩き、僕は親切に教えてやる。

    「…ソッチ、では無いですね」
    「じゃあ俺が教えてあげるよ」

     一体どう捉えられたのか…。まぁ、それはどうでも良い。そんなことよりも、自分より体格の良い同性に壁際に追い詰められて、いよいよこれはまずいと危機感を持つ。力じゃかなわないだろうから一発急所でも狙った方が良いのか?そう思って僕より低い腰の中心を狙って脚を蹴りあげようとした瞬間、唯一の出入り口が音を立てた。

    コンコン、ガチャ
    「失礼しまーす!ユキいますか…ね…」

    見開かれて固まったモモの目とガッチリと視線が絡んだ。あ、瞳孔すごい開いてる。
    声を掛ける間もなく大股の早足であっという間に僕の前にやって来たモモは、僕に被さったプロデューサーの後ろから更に被さる形で、僕の顔とモモの顔でソイツを挟むようにしていつもの調子で言葉を紡ぐ。モモの左手はガッチリとプロデューサーの首根っこを掴んでいた。

    「お久しぶりです 1029