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    蝋いし

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    蝋いし

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    ガスマリ、🌹と❄️がご都サブで猫化

     トレーニングルームでシャワーは浴びてきたし、明日の準備も済んでいる。戻ったらすぐに寝てしまおうと、ガストは疲れて部屋へ戻った。
     戻ると、リビングのソファには二匹の猫がいた。
    「えっ、猫? ……猫だ。レン! おいレン、猫がいるぞ! レン!! あいついねぇのか? レン!!」
     疲れていたのも忘れて、ガストは大声でレンを呼んだ。
     レンはもう部屋で寝てしまっているだろうか。ガストはルーキー部屋を探しに行こうとするが、先に猫の写真を撮っておくか少し迷う。一応、リビングをきょろきょろ見回して、レンがいないのを改めて確認する。
     どうやら本当にいないようだ。やっぱりレンはルーキー部屋だろう。ガストが部屋を探しに行こうと急いだそのときだ、ソファの背もたれを踏みきって猫が一匹ガストへ飛びかかった。
     猫はひっぱたくように前足でガストの頬を張ると、見事に着地してソファへ戻った。ガストは頬が熱くなって、慌てて触れると手に血がついた。
    「痛ってェ! 爪!!」
    「おやガスト、戻っていたのですね」
     ガストが涙目で見やった先には、ドクターが立っていた。
     ドクターは珍しく自室に居たみたいだ。カップを手にして、キッチンへコーヒーのお代わりを取りに来たんだろう。
    「あ、あぁ。いたんだな、ドクターも。なぁどうしたんだよ、この猫。それにレンとマリオンは?」
    「説明すると、その猫がレンとマリオンです。サブスタンスの影響を受けて、姿が変わってしまいました」
    「……へ?」
     ドクターはカップへコーヒーを注ぎながら、ガストにもう少し説明を続けた。
     レンとマリオンが回収したサブスタンスが、「ヒーローの外見を猫に変える」効果を持っていたらしい。回収までは無事済んで、レンとマリオンは回収状況の報告でラボを訪れていたという。そのときにサブスタンスの暴発を受けて、二人のヒーローは二匹の猫になってしまった。
    「そのとき私の位置はサブスタンスの効果範囲外だったようで、猫になったのはレンとマリオンだけです」
    「サブスタンスって、そんなことも起きるんだな」
    「ふふ、サブスタンスとはまだまだ未知なるものなのですよ、ガスト。そのすべてを解き明かすべく我々は日々研究しています。効果時間については恐らく、似た効果を持つサブスタンスの例で考えると、明日の朝には二人とも元に戻るでしょう」
     すでにレンとマリオンの二匹、いや二人のことをさんざん調べたんだろう、ドクターはご機嫌だ。マリオンはガストを叩いた方の手を不機嫌そうに舐めているし、レンは退屈そうにあくびしていた。どちらがどちらなのかは、ドクターに言われずともガストはなんとなくわかった。
     どちらも毛足は短めで、小柄な体躯だ。ガストにはレンみたいに猫の種類はわからなかったが、どちらも小さな顔に大きな耳が可愛らしかった。ガストがマリオンだと思った方は目つきが凛としていて、レンの方はしなやかな身体で猫らしく無関心だ。先ほどの軽やかな攻撃からしても、たぶんこれで正解だ。
     しかし疑問だったのは、たいへんな猫好きのレンがこの状況で大人しいことだった。自身は猫化、身近な相手のマリオンまで猫になっていて、もう少しそわそわとはしゃぐものかと思っていた。
    「ドクター。レンが、静かだな?」
    「そうですか? あぁ、さっきまではマリオンのことを大いに構っていました。レンは猫が好きですし、猫の姿のマリオンが気になって仕方がなかったのでしょうね。そして構い過ぎてマリオンに『シャーッ』とされ」
    「わかった。想像ついたよ」
     少し落ち込んだ末の大人しさだったらしい。レンは変わらず無関心そうな顔で、しかし片耳をぴくっとさせた。
     ドクターはあとはよろしくというようなことを言って、メンター部屋へ戻っていった。何をどうよろしく計らえというのか。取り残されてガストは呆然として、ソファのマリオンたちを見やった。
    「さっきひっぱたいたのは、『うるさい、黙れ』って意味だったのか? 口で言えねぇのはわかるけど、もう少し優しく……いや、こんな状況じゃ気も立つか」
     猫に向かって言うのでガストのひとり言みたいになったが、マリオンは尻尾をびたん、びたんとソファに打ちつけてガストの話を聞いていた。マリオンが人の言葉をしゃべれなくてもわかる、この様子は不機嫌だ。
     いきなりこんな小さな身体になり、言葉も通じず力も弱くなってしまったのだ。明日には元に戻るらしいとはいえ、この状況、マリオンにはさぞ屈辱だろう。気持ちはわかる、わかるぞーと思いはするものの、ガストがどうしてやれるわけもない。
     ふとレンが、伸びをしてソファからトンと下りた。テーブルとの隙間を行き、ルーキー部屋の前へ向かう。部屋で寝たいんだろうなとガストは思い当たって眺めていたが、レンはルーキー部屋の前を左右にうろうろし始めた。
    「あぁ! 猫じゃドアが反応しないのか! レン、開けてやるから」
     ガストは小走りで扉へ向かって、ルーキー部屋を開けてやった。レンはちらりとガストを振り向いてから、自分の部屋の方へ歩いていった。
     小さな猫の身体だと、思いもよらない困りごとがあるものだ。もう何も不便はないかなと、ガストはレンの後をついていって見守ってやる。レンは自分のベッドに跳び乗り、枕の傍で身体を丸めた。
    「レン。何かあったら、俺のこと呼んでくれていいからな。ドアは今夜だけ開けておくか? 外に出たいとき困るだろうし」
     レンはまたちらっとガストを見やって、返事みたいに尻尾をひとつ波打たせた。「そうしてくれ」と言われただろうか。訊ねようにももうレンの両目は閉じている。
     レンの反応をみて「大丈夫そうか?」とガストが一息ついたときだ、部屋の外から大きな猫の鳴き声がした。今度はマリオンだ。
     にゃおとかにゃんとか可愛い鳴き声でなく、ぎゃおんと言うみたいな主張の激しいやつだった。なんだなんだとガストが部屋のドアを開けると、マリオンは「遅いぞ」とまるで言うようにつんとした様子でルーキー部屋へ入ってきた。
    「えーっと、ドアは留めといて……マリオン? 悪かったよ、一人にして。何か用か? 腹へったとか?」
     マリオンはにゃぐにゃぐと何か口の中で文句を言っているようだが、ガストには意味がさっぱりだった。レンと違ってマリオンはとてもよく鳴く。
     普段からマリオンは、急に不機嫌になることがあった。よくよく話を聞けばガストの態度や物言いが悪かったこともたびたびあるが、ガストからするとマリオンはまだまだわかりづらい相手だ。それが今は会話すら成り立たないとなっては、さらにさらにハードモードだ。
     ガストはいくつか質問をしてみたが、どれもマリオンの反応は思わしくない。目の前にしゃがんでやって
    「俺はもう寝るけど、いいか?」
    訊ねてみる。部屋の明かりを受けて小さな瞳孔の目は、ガストを見つめるばかりだった。ひっぱたかれないから、これはオーケーということにしておく。
     ガストは、思えばトレーニングで疲れていたのだった。二人が猫になってしまった、なんて信じられないようなことで動転していたが、寝るのだと決めた途端に疲労がどっと意識を襲い来る。眠気はさっきまで、シャワーを浴びながらうとうとしてしまうほどだった。ガストは部屋の明かりを落としてすぐにベッドへ横たわった。
     十秒で眠れそうだ、と思いながら目を閉じる。そうして目を閉じた直後、鳩尾を何かに突かれたような感覚がした。
    「うぐぅっ! は? なんだ!? マリオンか!! ぐっ、待てって、腹の上を歩くなって!」
     マリオンが小さな足でガストの腹に乗っていた。
     このサイズの猫ならどんなに重くても5kgないはずだ。しかし小さな猫の足にその重さが掛かれば、足の一本一本が腹に刺さるかのようだった。マリオンは呻くガストを見下ろして、ガストの鳩尾へしゃなりと座った。
    「なっ、なんなんだマリオン、何か言いたいのか? わかんねぇよ、普段からお前わかりづらいのに、あっ痛てて」
     わかりづらい、に腹が立ったのか、マリオンの前足がガストの腹にじんわりと爪を立てる。マリオンも猫も本当にわからない。
     レンだったらわかったのかもしれないが、頼りのレンは自分のベッドでとっくに眠っているだろう。猫はよく寝るから、今のレンを起こそうとしたってきっといつも以上に目を覚まさない。よく寝るで連想したが、マリオンのこれも何か猫の習性だろうか。こちらの言葉は理解するようだが、身体は完全に猫なのだ。
     猫、外で見掛ける野良猫は塀とか、高いところをよく好んでいるみたいだった。レンの"猫アルバム"のためにガストも最近、外で猫のことを気に掛けている。しかし高い場所といったってガストの腹の上なんて大した高さじゃないし、何より不安定だろう。あとは、同士集まって集会を開く、陽だまりが好き――
    「あ! お前もしかして寒いのか! いや、そこはたしかにあったかいだろうけど、苦しいんだよなぁ……」
     マリオンは尻尾を一振りしてガストを見下ろし続けた。明かりを落としたから、瞳孔が開いて可愛らしい見た目になっている。
     ガストが仕方がなく身を起こすと、身体の位置をずらしたマリオンはガストの腿に乗った。困った、と思いながらガストは思わず手が伸びる。柔らかい頭をひと撫でし、直後またひっぱたかれる覚悟をした。いつも自分はこうだ、やっちまった、と後悔しても遅い。しかし今度は頬を張られなかった。マリオンはじっとガストを見上げている。
    「……へ? 触って、も、いいのか。おぉ。ありがとな。じゃあ腹の上も勘弁してくれねぇか? ダメ?」
     いつの間にか閉じていたマリオンの目は、ちらりと開いて、しかし無視するように再び閉じてしまった。ガストが横になったらまた腹に乗られそうだ。
     マリオンの眉間を親指で擦るように撫でてやって、手のひらで耳ごと頭を撫でる。指の背で耳の下や、頬を撫でるとマリオンはもっと、と催促するようにガストの手へ顔を押しつけた。
     マリオンの仕種は完全に甘えた猫だ。たぶん本人にはかなり不本意な姿の変化で、ドクターに調べ倒されたり嫌な思いをたくさんしただろう。苦しくても、ガストは猫が腹の上に乗るくらい一晩許してやるべきか。考えながら、毛でふわふわの顔をもみくちゃに撫でてやる。
    「うん?」
     ふと、マリオンの喉へ触れたガストの指に、今までと違う感覚があった。水から小さく気泡が湧くような、細かい音と振動だ。
     こいつ喉鳴らしてる!と気づいたとき、声をあげてしまわなかった自分をガストは褒めてやりたかった。
     猫は甘えたり、リラックスしているときに喉が鳴るのだそうだ。レンが野良猫を触っているときに、ガストも横で聞いていたことがある。そのときの野良猫は大柄だったので音も低かったが、マリオンは喉が細くて喉の鳴る音が高めに聞こえる。かわいい。ガストは胸が妙にときめいた。
     だってあのマリオンが、ガストに身を許して気を抜いているのだ。身を許すとは大袈裟かもしれないが、いや、何かもういろいろどうでもよくなってきた。
     背中を尻尾まで撫でてやると、マリオンは頭がガストの腿に頭突きするみたいに擦り寄った。片手で顔を撫でながら、反対で背も撫でてやる。そうしたら急にマリオンが尻を高く上げた。腰と尻尾の手前辺りを撫でてほしいんだろうか。撫でてやったらゴロゴロがいっそう強くなった。
     これがあのマリオンか、と思うとガストの胸が変に高鳴る。
    「なぁマリオン。……かわいいなぁ。なんかもう、いいよ。今夜は腹の上でも何でも、好きにしてくれ」
     ふん、とマリオンが小さな鼻で息をついている。
    「こんなに喉を鳴らしてさ、もしかして寒いとか不機嫌とかじゃなくて、不安だったのか? 今夜は俺が一緒に寝て――痛っでェ!!」
     嬉しくてガストがたくさん話し掛けていたところに、マリオンの牙がガストの手にがっぷりと食いついていた。
     マリオンはまたにゃぐにゃぐ口の中で文句を言うと、ガストの腿を蹴って脚から下りてしまった。ガストはショックで泣きそうになった。喉が鳴っていると指摘したのが悪いのか、はたまた触りすぎだったのか。
     噛まれた手は暗くてよく見えないが、血は大して出ていないみたいだ。思い切り噛まれが気がしたものの、実際はそうでもなかったのかもしれない。
     ガストは先ほどまでの高揚感がさめて、眠気が急に戻ってきていた。マリオンはどこかへ行ってしまった。部屋を見回しても見当たらない。
     ガストはため息をついて、やっちまったなぁという気持ちと悲しい気持ちを抱えながら、寂しくベッドへ横たわり直したのだった。
     横たわった先にふわふわがいて、すぐに跳ね起きた。
    「うわっ!? マリオン!!? 後ろにいたのかよ! ってソレ、俺の枕……使いたいのか? いいけどよ。…………俺の使う場所がねぇな」
     ガストは枕の端も端に頭を置き直して、マリオンを見やった。
     怒って部屋を出ていったものと思っていたが、マリオンは音もなく死角に入り込んでいただけみたいだった。ガストが枕の端から見上げるようにマリオンを見ると、マリオンもじっとガストを見返した。怒ってはいない、ように見えた。
     急な態度の変化に、猫になってもやっぱりマリオンはわかんねぇなと、口には出さずにガストは笑う。笑うガストにマリオンは怪訝そうだった。猫の表情はわかりづらいが、今はそう見える。
     マリオンは枕へ完全に寝そべる前に、思い出したみたいにというか、どこか仕方がなさそうな感じで鼻先をガストの頬へあてた。濡れた鼻先が、さっきひっぱたかれた傷口にピリッと滲みる。かと思うと長い舌が傷辺りを一舐めした。
    「痛てっ! くっ、猫の舌はザラザラなんだったな……。心配してくれてるのか? それとも『さっきは悪かった』とか、『軟弱者め』とか。ははっ、よくわかんねぇな」
     ガストは手をマリオンの背中へやった。
     マリオンはまたふん、と息をついて、自分の腕の上に顎を乗せた。たぶんこれは猫が寝る体勢だ。ガストも足元から毛布を引き上げて、力を抜く。ひっぱたかれたり噛まれたりあったが、今夜はやっと落ち着けそうだ。
     眠気を感じ始めたところで、何故かマリオンが小さく鳴いた。ガストは身を寄せた。
    「どうした? お前も寝るだろ、マリオン」
    「……」
    「枕はもう、お前に貸してやるのでいいから。……実はお前、本当に不安だった、とか?」
     ガストの枕を占領するマリオンは、「そんなワケあるか」と言うみたいに長い尻尾で枕を強く打った。違うらしい。実際猫姿のマリオンには、部屋が寒かったんだろう。返事がないからたしかなことはわからないが。ふわふわの背中を撫でてやる。
     猫になってもマリオンはやっぱりわかんねぇな、と思う間に意識が眠りに呑まれたのだった。ゴロゴロと音が聞こえたのは、気のせいだったろうか。



     次の日ガストは、腕の中にいつもと違う温かさを感じて目が覚めた。
     首が痛むのは頭が枕から落ちていたせいか。何故かと思えば目の前の枕の端に、マリオンの頭が乗ってこっちを向いている。ガストが枕の端を使っていたはずが、寝ているあいだに追いやられたみたいだ。
     寝息をたてるマリオンの頭をガストはくしゃりと撫でやった。さらさらだ。昨日触れたふわふわではない、と気づいてガストは寝惚け眼が完全に見開いた。
    「びっ……くりした。あぁ、そうだ、ゆうべ――」
     昨夜の意識が残っていたようで、隣にいるのがマリオンだと認識はしていたが、どうも猫といる感覚と混ざっていたのだ。
     ドクターが昨日言っていたはずだ、朝には元に戻っていると。そこがすっかり意識から抜けていて、ガストは朝から心臓が大騒ぎだった。何せマリオンが素っ裸なのだ。とすると、隣で寝ているレンも服を着ていないだろう。
     レンは自室だからいいとして、マリオンには服を取ってきてやるのがいいのか。いや、きっと部屋を勝手を漁るなと怒られる。毛布でくるんで部屋まで運んでやろうか。
    「な、なんかそれもマズい気がすんな。何とは言わねぇけど。……マリオン?」
     起きたかと思ってガストは覗き込む。が、マリオンは小さく唸っただけだ。
     目を閉じているのを見ると、ガストは昨日マリオンが喉をゴロゴロ言わせて顔を擦り寄せていた姿が思い浮かんだ。かわいかったんだよなぁ、と記憶に重ねてマリオンへ手を伸ばす。
     赤い髪を指先で払って、頬を手のひらに宛がった。猫の毛のふわふわはないが、小さな頬も白くて柔らかい。など思う間にマリオンは一度唇をゆがめて、昨日したみたいにガストの手へ顔を擦り寄せた。
    「うおっ!」
    「う、ん……へんなこえを、だすな……うん?」
    「おっ、えっ、えっと、おはようマリオン!」
     目の開いたマリオンに、ガストは慌てて朝のあいさつした。
     お前は今、元に戻ってるけど、服を着ていない、落ち着いてくれ、着るものなら貸す。寝惚けたマリオンは覚醒したあと、自分の姿にぎょっとしたようだがガストの言葉にいったん落ち着いた。
    「っ、服! 貸すつもりなんだったら、さっさと寄越せ。おい、何を見つめて……さっきもボクのことをじろじろ見ていたな。人の寝顔を覗き込むなんて」
    「いや、いやいや、無事元に戻って、よかったなぁって思ってただけで!」
     マリオンの手がベッドの上で何か探すが、見つからなかったようでガストに向き合った。鞭のグリップを探していたらしい。当然ここにはない。
     理解したマリオンはガストの顔をひっぱたいた。昨日のように爪こそ立てられることはなかったが、猫の手よりもずっと衝撃が強い。
     頬を寄せ、喉を鳴らしていた昨日の可愛らしさはどこへいったのか。ガストは朝から涙目になったのだった。

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