ハッピーバースデーランガ❄️ 一休み、と並んで座ったのを、ランガはチャンスと見なして逃さなかった。暦も油断していたらしく、傍に置いたドリンクボトルを指でつついては往生際の悪さを見せていた。
「いや何つーかさ、ここは日本だし沖縄だけど……お前はカナダで暮らしてきたんだからそっちの文化? 習慣? てのは大事にしていいんじゃねぇのって俺も思うわけよ」
うん、とランガはシンプルな相槌を打つ。
「それはそれとしてだ。ここは日本だし俺はずっとここにいたわけ」
また、ランガはただ頷いた。
それ以上の反応がないことが、暦にとっては圧力になるらしい。ちら、と視線だけで様子を窺った。
「だからぁー……お前からしたら何でもないかもしれねーけど、俺としてはすげートクベツっていうかぁー……」
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