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    jujukaraage

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    jujukaraage

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    夏の旧友の前ではお口ミッフィーになる夏五が書きたかったけど、途中で断念。

    「あれ?傑じゃん!」
    「うわ、マジだ!めっちゃ久しぶりじゃねえ?」
    「また背伸びてるし。デカ!」

    たまたま、任務が地元だった。だからこういうこともあるかとは思っていたが、任務後に寄ったコンビニの前で声をかけてきたのは夏油もよく知る高校のブレザー姿の、確か中学最後の年に同じクラスだった奴らだ。

    特段仲が良かったわけではないが、夏油は誰とでも当たり障りなく接してきた自覚はあるし、なんなら自分が希望したわけでもなく気づいたらクラスの中心だった。それを疎ましく思ったり、少し年上の先輩方にご指導を頂くことがあっても、黙らせる実力もあった。だから、夏油は正直あまり覚えていない彼らにも、きっとそれなりに慕われていたのだろう。

    ただ、夏油が「やあ」と挨拶すれば、「出た、嘘くさい笑顔」「この感じは変わんないな〜」「お前、絶対俺らのこと覚えてないでしょ」と笑いながら肩を叩かれたので、もしかしたら思っているよりも人の本性は隠せないものなのかもしれない。苦笑いで返した夏油に、少年たちは気を悪くした風でもなく名乗ってくれたし、特に求めていたわけではないが同級生たちの最新情報まで教えてくれた。段々と呼び覚まされた当時の記憶たちに、夏油の相槌もそれなりに弾んでくる。
    そんな夏油に尚更ノってきた少年たちが「傑は?最近どうなの?」と尋ねたちょうどその時だった。

    「傑、この期間限定アイス、半分こしようぜっ!て、あ、」

    知り合い?と首を傾げた五条は、その「期間限定アイス」が入っているのだろうビニール袋をぶん回していた手を止め、夏油の横に並んだ。
    少年たちは突然現れたモデルのように長身で、どこから見ても一般人ではない目立つ髪色の男に、ぽかんと口を開けている。
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