純情の不純今まで対して気にしていなかったが、何をしていても右手人差し指というものはわりかし視界に入るもんなんやなというのが本日の盧笙の気づき。人差し指の先端、絆創膏、鮮やかグリーン。
昨夜盧笙がノートを捲った際、指を切った。体感的に〝あー、痛った。あー、〟程度の話だったのだが、『あー』と声を出していたものだから昨日も”たまたま”横に居た簓がなぁに?と気づいた。
『あー。』
『クーラー効きすぎてるんかなあ、あんま乾燥してるようには…』
『ちょい待って』
『あ?』
簓が雑な仕草で自分の鞄を引き寄せ、ガサゴソと、そして、〝あったあった〟、人差し指を取られ、チロ、そして、ペタッと絆創膏にプリントされた”ぬるさらちゃん”がコンニチワ。
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