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    K256tb

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    Twitterで妄想があらぶっていた殴り書きと、続きをベッターに投稿していた内容をまとめました。Twitter呟きクオリティなので、読みやすさはありません。

    #七虎
    sevenTigers
    #妄想
    delusion

    一度別れる七虎■Twitter妄想部分
    15~18才くらいまでは、「またガキ扱いして!」って思いながらも、思いっきり甘やかして子供でいていいんですよという七海に甘えて頼っていた虎杖が、18才を超えてくるとさすがに甘えていられないと思うようになり、いつまでも15才のままの扱いをしてくる七海に苛立つようになって(七海も気を付けてるけど、どうしても虎杖が可愛くて、年相応の対応を…と思いながらもつい可愛がってしまう)、「このままナナミンの傍にいたら、いつまでも子供のままだ!」と反発して別れを決意する虎杖。七海は手放したくないけど、虎杖の言う通りだとも感じていて、子供が成長する段階で手を離せないのは大人として恥じるべきことだと、自分の想いは飲み込んで手を離す。性的な関係にはならずに手放してやれたことは誇っていいだろうと思うと同時に、大事に大事に愛してきた虎杖の恋人(兼、保護者)という立場を失ってこれからどうしていこうかと途方に暮れる七海。でもこれから先もきっと虎杖のことは、ウザがられても大事に想い続けるんだろう、と時々補助監督たちの噂に聞く虎杖の活躍に目を細める日々を過ごし、あっという間に二年が経って、虎杖の成人を祝ってやりたいと思うけれど、また「子供だと思うからそういうことすんの」と怒らせることになってはいけない。だから補助監督に虎杖への万年筆を預けておく。
    メッセージも何もつけず、訪れることがあってタイミングが合えば渡しておいて欲しい、と。
    虎杖も成人になったし、そろそろ自分も他のことに目を向けようかと趣味を見つけようといろんな習い事をしてみたり、読書に耽ってみたり。そんな中で出会った同い年くらいのシングルマザー。その子供がまだ小さくて手が離せないけど、仕事が…というので、時々手伝いに行くようになる。恋愛というのとはまた違うものの、穏やかな日々を過ごせる家庭もいいものだなと思い始める。けれど自身の仕事を想うと、いつ死ぬか分からない状況で家庭を持つことはできない。一方、二十歳になった虎杖は、18の頃に七海に反抗して別れを告げたことを思い出し、甘やかすなと反抗したこと自体が子供だったんだ、と思う。子供を子供扱いするのは当然だった、と振り返って思う。おかしなもので、あれほど子供扱いにイラ立っていたのに、甘やかされないとなると急に七海が恋しくなる。でも、今更自分から七海に甘えたいとは言い出せない。本当は、二十歳の誕生日に少しくらい連絡をくれたりしないかと期待したけど、連絡はなかった。しばらくして呪専に行くと、万年筆を補助監督から渡されて、覚えていてくれて嬉しいのと、品物だけで言葉もかけてもらえないのが寂しくて、でも全部自分のせいで。
    そんな時、街で七海が女性と並んで小さな子供を抱っこしてる姿を見かける。子供はまだ小さい。あのくらいなら、虎杖と別れた直後に結婚したんだろうか。七海に子供ができたのかと思うと、ずっと自分だけ苦しんできて、七海はすぐに他の人と結婚したんだと怒りに近い悲しみが沸いて来る。
    だけど、別れると言ったのはまだ子供だった自分。家庭を持った七海には、もう近付くことはできない。
    ダメだと思うと余計に七海と過ごした優しくて甘い日々が懐かしくて、七海は虎杖を愛したようにあの家庭を愛していくのかと思うと寂しくて、今まで心のどこかで七海を拠り所にしていた自分を自覚する。
    もう想ってはいけない人だと自分に言い聞かせる。するともう本当に、この世に自分に無償の愛を傾けてくれる人はいなくてたった独りきりになってしまった気がして、ずっと堪えていた涙が零れる。
    そんな折、二年半ぶりに七海と同じ任務に就くことになって――


    ■ここからプライベッターの内容■
    送迎の車の中で久しぶりに七海と一緒になる虎杖。なんと声を掛けようかと思っていると、七海はなんでもないように「お久しぶりです」と声を掛けてくる。
    「うん、久しぶり」
    これが他の人なら「最近どう?」と続けただろうけど、聞いてしまえば結婚したことや子供ができたことを聞かされるかもしれない。それを聞いた時、冷静でいられるか自信がなかった。だからそれ以上言葉を交わすこともできずに口を閉ざす。
    隣に座って居ると昔から変わらない七海の香水の匂いに過去を思い出して胸がざわつく。虎杖と付き合い、別れ、結婚してもこの香りを変えることはなかったのかと思うと、七海の一途さというか、かたくなさというか、誰にも譲らない彼自身のようなものを感じて、それが七海らしいなと思うし、自分では七海に変化など起こせなかったんだと痛感させられた。

    車を運転していた伊地知が今回の任務に関する報告書をまずは七海に渡した。七海はそれを読み、確認のサインをしている。その時、今まで隠れていて見えなかった左手が目に入った。思わず薬指を凝視してしまったが、指輪はしていない。それを意外だと思った。七海なら家庭を持ったなら他の人から声を掛けられるのを嫌がって指輪をするタイプではないかと思っていたから。けれど七海は近接タイプの呪法だから、拳を使うことになる場合を想定して外してきているのかもしれないとも思う。
    あまりにじっと見つめていたせいで七海に視線に気付かれ、何か言い訳をと思ったが七海は表情一つも変えず「お待たせしました」と報告書を虎杖に渡した。
    (もう本当に、俺には何にも興味ないんだ)
    報告書に目を通し、サインをしようとしたところで、いつも持ち歩いているのは七海からもらった万年筆だったと思い出す。これ以外に筆記具はないし、忘れたということにして七海に借りるのも、いつまで経っても子供のままだと思われてしまいそうで嫌だった。仕方がないから、胸ポケットから取り出すと自分から七海に見せ、「万年筆、ありがと」と小さな声で礼を言った。
    「使ってくれてるんですか、ありがとう」と彼はふっと目を細め、以前のような暖かい視線を向けてくれるのがどうしようもなく切なくなって、何か言葉にしないとと思うと「別に……今日はナナミンと一緒だったから、くれたの思い出してさ。お礼言おうと思って持ってきただけ」と不貞腐れたような声になってしまった。
    本当は七海からのお祝いだと補助監督に渡されて以来、ずっとお守りのように持っていたのに。
    嘘を吐きたかったわけでも、悪態をつきたかったわけでもないのに自分の口から漏れるのはそんな言葉で、やっぱり未だに子供の頃から何も変わっていないんだと自分自身に失望する。
    七海は特に気にしていない様子で「そうですか、君は律儀ですね」と微笑んでいるのが余計に、大人と子供の差を感じてしまう。
    七海の穏やかな視線に耐えきれなくなって、報告書を伊地知に渡すと七海に背を向けるように窓の外に視線を投げた。

    七海は久しぶりに万年筆を切っ掛けに虎杖と話ができるかと思っていたが、もう何も話すことはないとばかりに背を向けられ、よほど過去の自分は彼の自尊心を傷つけるほどに子供扱いをしてしまったのだと痛感する。彼を傷付けたのなら謝りたいと思うが、謝って気が済むのは自分だけで、彼にとっては酷く不快なことかもしれない。それに、七海が頭を下げるのなら、優しい彼のことだから「気にせんでいいよ」と形の上では許す言葉を言わなければならなくなってしまう。きっとそれも不快なことだろうと、口を噤むことにした。
    七海は虎杖の背中を見つめ、大きくなったと感慨深くなる。二年半の間に全体的に筋肉がつき、がっしりとした背になった気がする。子供の骨格から大人の骨格へ変わったのだろう。近頃の彼はどう過ごしているのか、どんなことを楽しんで過ごしているのか気になるけれど、きっとさっきの様子だと答えてくれないのだろうなと寂しくなる。彼の視線が七海を避けているのをいいことにじっと見つめてしまったが、暗くなってきた窓越しに映り込んだ自分の姿が、虎杖の視線とかち合った。
    目が合っていないフリをして逸らしてしまおうかとも思ったが、あからさますぎるだろうとやめた。窓越しにあった視線に、今気づいたというフリをして微笑みかけ、窓の外に「彼の方向を見る理由」を探した。
    丁度良く人が並んでいる店を見つけ、「あの店、人気なようですね」と声を掛ける。
    すると虎杖は驚いたように視線を揺らし、それから「あ……パン屋」と納得したような、どこか傷付いたような小さな声で言った。咄嗟の事で気付いていなかったが、人が並んでいる店はベーカリーだったらしい。
    「パン屋……寄ってく?」
    「いいんですか」
    「うん、俺も夕飯買いたいし。人気ならきっと美味いでしょ」
    虎杖と伊地知の了解を得て、三人でベーカリーに向かった。虎杖は七海の後ろから付いてきて、
    「ナナミンって、あれまだ好きなの? ほら、えっと、カス……」
    と声を掛ける。
    「カスクート、ええ、好きですよ」
    七海の好物の話題をしてくれる彼に、ほんの少しほっとした。話しもしたくないほど完全に嫌わてしまったかと思っていたから。
    「そっか。俺も店にあったら買って帰ろうかな」
    「ええ、ぜひ」
    虎杖が笑みを含んで言ったその声に、懐かしい過去を想って少し、切なくなった。

    虎杖は七海の後ろをついて歩きながら、少しでも七海の声を聞きたくて、彼が好物にしていたカスクートを話題にした。好きな人が好きだった食べ物。忘れる訳もない単語なのに、忘れたフリをしたのはせめてもの自尊心だった。七海の事をずっと思ってたわけじゃない、好物だって忘れてしまうくらいには自分も充実した日々だったのだと、そんな演出のため。七海と並ぶように歩いている伊地知には、虎杖の態度がまるっきりの嘘だとバレてしまうだろうけど。
    (ナナミンがカスクート買って帰るなら、同じ物買ったら、久しぶりに同じ夕食を食べられることになるのかな)
    けれど、自分は独りきりで、七海は家族と一緒に食べるんだ。
    そう思うと思わず涙がぼろっと零れた。大粒の涙は目から落ちると頬を流れ落ちる間もなく、地面へ落ちて行った。お陰で指で払う程度で涙は拭えそうだった。七海が背中を向けていて良かったと、指先で目を拭って、明るく聞こえる声で「そっか。俺も店にあったら買って帰ろうかな」と言った。
    パン屋で七海は、総菜パンの他に菓子パンを買った。全部で五つ。家族で食べるなら七海には少し少ないんじゃないかと思ったけれど、突発的にパン屋に行くことになったのだから、家に帰ったらもうご飯は用意されてるのかもしれない。あんまり多く買ってかえると怒られるかもなと思うと、悲しいような、怒られる七海を想像しておかしいような、複雑な気持ちになった。
    七海が虎杖の分も一緒に清算しようとしていたから「俺、もう子供じゃないしちゃんと自分で稼いでるから」と告げたが「先輩としてのおごりですよ、伊地知君の分も一緒に買うので、たまには先輩らしいことをさせてください」と言ったから、反発するのは余計に大人げないと思って、素直に従うことにした。
    パンの入った袋を七海から受け取ると、以前は同じ家に帰るから七海とは一つの袋で、二人ともよく食べるからパンパンに膨らんだ大きな袋を持って帰っていた。七海と自分、二つに分けられた袋を見て、もう本当に一緒の袋にパンを入れてもらえることはないんだと思うと、涙が滲んできそうになって、思わず自分の太腿を抓った。
    「付き合ってくれてありがとう。さあ、帰りましょう」
    七海は変わらぬ優しい声で告げて、虎杖の横を通り過ぎていく。
    虎杖は彼の背中を追いながら、堪え切れずにぼろぼろと落ちてくる涙を懸命に拭った。なんとか車に辿り着く前に涙を拭ってしまわないと、と思うけれど、後から後から零れてくる。
    伊地知が隣に並んだかと思うと、そっと背に触れ、七海に聞こえるほどの声で「虎杖君、すみませんがそこの自販機で人数分の飲み物を買ってきてもらえませんか」と言った。そしてそのまま、虎杖の顔は見ずに横を通り過ぎて行く。
    一人で涙を拭う時間を稼いでくれたのだと思うとその優しさにまた、涙が零れてきた。


    ■以下Twitterでの呟き■
    ここから3年くらいかけてじわじわ仲直りしていかないかなー。そんでその後2年かけて復縁するまで。
    ゆじが途中ヤケんなって、恋人作ってみようとするけど全然うまくいかなくて、ホテル行くとこを七海に見られてみたり(でも何も出来んかった、虎杖談)、38×25でようやく初エッする感じの。
    「引かれるかもしれないけど、俺初めてなんだよね、誰かとすんの…」って言うけどホテルに行ったのは見てるので「後ろが?」ってきいて「前も!後ろも!」って真っ赤になって言うと七海はちゃんと信じてくれて「引きませんよ、ずっと私を思ってくれていたんでしょ?」ってならんかなーなるといいなー
    復縁したら、虎杖は15の時よりもべったり七海に甘えて、「こんなに甘えん坊だったんですか?」って苦笑しながらも、甘えられるのが嬉しい七海はこれ以上なく虎杖を甘やかしておいて欲しい。
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    😭😭😭😭😭👏💒💒💒💒😭🙏💖😭😭😭😭😭😭👏👏👏👏😭👏👏💖😭👏👏😭😭
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    Replies from the creator

    K256tb

    DOODLE33×20七虎。
    お付き合いを始めて5年。長かったプラトニックの時期を経て、ようやく肉体的にも愛し合うようになっていた矢先、虎杖が「七海と恋人だ」ということだけを忘れてしまう。
    ※虎杖に想いを寄せるモブが登場します。
    ■プロット程度のらくがき文章です。
    記憶喪失虎杖■七海
    呪霊との戦闘で頭を強打し、昏睡状態に陥った。
    三日間、虎杖は目を覚まさなかった。
    恐ろしく長く感じる三日を眠れずに過ごし、漸く目を開けた虎杖には記憶がなかった。
    正確に言えば、七海と恋人関係にある、という記憶だけがない。
    けれど、その時には虎杖の記憶が抜け落ちていることに気付けていなかった。
    虎杖自身の事は覚えているし、昏睡に至った直近の原因も覚えている。過去のことや親友の伏黒や釘崎、それに七海、五条、伊地知のこともしっかり記憶にあった。気が付いてよかったと七海が抱き締めた時も、「もう、心配症だな。ナナミンは」と困ったような笑みを浮かべ、七海の背を抱き返してきた。肉体関係を持つようになってから「建人さん」と呼んでいた虎杖が、ナナミン、と呼んだことを少し不思議には思ったが、虎杖が目覚めてくれた喜びが強く、それほど重要なことだとは思っていなかった。
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    K256tb

    DOODLETwitterで妄想があらぶっていた殴り書きと、続きをベッターに投稿していた内容をまとめました。Twitter呟きクオリティなので、読みやすさはありません。
    一度別れる七虎■Twitter妄想部分
    15~18才くらいまでは、「またガキ扱いして!」って思いながらも、思いっきり甘やかして子供でいていいんですよという七海に甘えて頼っていた虎杖が、18才を超えてくるとさすがに甘えていられないと思うようになり、いつまでも15才のままの扱いをしてくる七海に苛立つようになって(七海も気を付けてるけど、どうしても虎杖が可愛くて、年相応の対応を…と思いながらもつい可愛がってしまう)、「このままナナミンの傍にいたら、いつまでも子供のままだ!」と反発して別れを決意する虎杖。七海は手放したくないけど、虎杖の言う通りだとも感じていて、子供が成長する段階で手を離せないのは大人として恥じるべきことだと、自分の想いは飲み込んで手を離す。性的な関係にはならずに手放してやれたことは誇っていいだろうと思うと同時に、大事に大事に愛してきた虎杖の恋人(兼、保護者)という立場を失ってこれからどうしていこうかと途方に暮れる七海。でもこれから先もきっと虎杖のことは、ウザがられても大事に想い続けるんだろう、と時々補助監督たちの噂に聞く虎杖の活躍に目を細める日々を過ごし、あっという間に二年が経って、虎杖の成人を祝ってやりたいと思うけれど、また「子供だと思うからそういうことすんの」と怒らせることになってはいけない。だから補助監督に虎杖への万年筆を預けておく。
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    K256tb

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    一度別れる七虎■Twitter妄想部分
    15~18才くらいまでは、「またガキ扱いして!」って思いながらも、思いっきり甘やかして子供でいていいんですよという七海に甘えて頼っていた虎杖が、18才を超えてくるとさすがに甘えていられないと思うようになり、いつまでも15才のままの扱いをしてくる七海に苛立つようになって(七海も気を付けてるけど、どうしても虎杖が可愛くて、年相応の対応を…と思いながらもつい可愛がってしまう)、「このままナナミンの傍にいたら、いつまでも子供のままだ!」と反発して別れを決意する虎杖。七海は手放したくないけど、虎杖の言う通りだとも感じていて、子供が成長する段階で手を離せないのは大人として恥じるべきことだと、自分の想いは飲み込んで手を離す。性的な関係にはならずに手放してやれたことは誇っていいだろうと思うと同時に、大事に大事に愛してきた虎杖の恋人(兼、保護者)という立場を失ってこれからどうしていこうかと途方に暮れる七海。でもこれから先もきっと虎杖のことは、ウザがられても大事に想い続けるんだろう、と時々補助監督たちの噂に聞く虎杖の活躍に目を細める日々を過ごし、あっという間に二年が経って、虎杖の成人を祝ってやりたいと思うけれど、また「子供だと思うからそういうことすんの」と怒らせることになってはいけない。だから補助監督に虎杖への万年筆を預けておく。
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