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    mitsuro

    個人サイト宣伝用(と言う名の壁打ち垢)です。
    メイン活動:バイオハザード レオクリ 腐向け二次創作サイト
    ↓にたくさんあります(質より量)
    https://maruhati.lsv.jp/

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    mitsuro

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    同人誌のオリキャラ話続き。気が向いたときに書き足して行くことになりそうです。

    自分はヘテロで、いままで男性とそういう関係になったことは無い。それがどうして彼に尊敬を通り越して性的な魅力をかんじてしまうのかは解らないが、彼は特別だった。当たり前だが女性的な面など感じたこともない。けれども頭から自分は、自分が彼を抱きたいと思っていた。クリスは、何も言わずにそれを受け入れてくれた。ただ相手にそう望まれたからそうしている風だった。
    今まで彼が誰と、何人とどういう関係を持ったかは知らない。知りたいとも思わなかったし、彼がそれに慣れていようが自分が言及することなど見当違いだとも解っている。それでもこうして彼と過ごす時間を知っている者が、自分より先にいたという事実は、やはり極力考えないようにした。
    はなから自分などが独り占めできる人じゃない。そう、わかってはいるが、それでもクリスには、その瞬間だけはまるで自分だけを見てくれていると思わせる何かがあった。行為中こそ彼が見せてくれるその幻想にあらがえず、溺れるままに没頭したが、冷静に考えればとても不自然なことだった。

    自分はまだ、彼の下について日が浅く、こんな関係を持ってなお、古参のメンバーに比べて彼の過去について多くは知らなかった。知らないながらも、近くにいれば彼の武勇伝はこれでもかというほど聞こえてくる。
    そのうちに少しづつ、自分なりに彼がこんな行為をを許す理由が見えてくるのだ。
    功績の裏で、彼は多くの大切なものを失っていた。ただ1人死地から生存したことを讃えられても、彼には何も響かないだろう。ただ1人。自分以外、すべてを失っても、彼は生き残ってきた。
    彼は、クリスは、相手が望むように、自身を差し出しているに過ぎない。ただ、贖罪のように。
    それが解ってからも自分は、気づかないふりをしていた。何故ならそれは、彼に恋い焦がれる自分にとって、直視するには悲しすぎたから。
    俺は、自分の命を人質にして、彼の身体を貪っていたんだ。
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