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    十統の過去、簡単に

    笑顔十統の能力について)
    十統が持つ神経を操る能力は、地獄を生き物としてみた時の神経をも操るものである。すなわち、地獄が現在も活発に存在しているのは、十統が地獄全体の治安、すなわち地獄の地盤や存在を保っているから。
    この能力は擌一家の長男に受け継がれる仕組みになっている。擌一家の長男は必ず幹部になり、後継を作る。つまりは十統の息子が次の幹部になる。

    十統は長男として生まれ、父母の間で育った。
    幼少期から幹部になるための秀才教育を受けていたため、賢く、頭の回転は鬼のように早い。

    しかし、彼はとても感情が豊かだった。
    小さなことに、普通の数倍は反応してしまうのだ。
    そのため彼は昔から、表情がオーバーだった。

    それがきっかけで友人に本心を疑われ、仲間を失うことになった。
    そのトラウマで、彼は神経を操るその強力な能力で彼自身の表情筋に繋がる神経を奪っていたのだった。


    「獄民に好かれる幹部になれ」と言われてきたため、自分なりにどうしたら獄民にとってのいい幹部になれるかを考え、結果幹部としての貫禄を捨てて、一般市民と同じ目線に立つことを決意した。しかし、いざ幹部になると、どのようにしても幹部であるという建前が邪魔をして、目線に立つことが難しかった。

    そこで彼は、小さな悪事に目を向けた。
    イタズラやドッキリ、自分が楽しむために企む何かに目を向けて、それに加担することで、正しくあろうとする固定概念を捨て去ろうと考えた。

    この計画は成功し、彼が悪魔たちのイタズラや多少の悪巧みに加担することで、平民たちは彼のことを同レベルの悪魔として扱えるようになった。結果、政治に関する意見をより正直にわかりやすく知ることができるようになった。

    また、悪魔たちの意見をすべて肯定することで好感度をあげる術を身につけ、さらに彼の支持率は上昇していた。

    しかしある時、1度聞いたものと真逆の意見であっても闇雲に全てを肯定したせいで悪魔たちに入れ違いが起こり、十統は責められた。
    「あなたは誰の味方なの?」そう問われた。

    十統は、全てを肯定することでは何も解決できないことを理解し、対策を考えた。

    結果彼は、全ての意見に心の底から本気で賛成する術を身につけた。真逆の意見にも必ずメリットを見つけ、どちらにも良さがあることを主張するようになった。
    これは、人並みより感情が豊かだった彼だからこそ、できることであった。彼の肯定感情は日に日に増加していき、悪魔たちのすれ違いを次々に解決していく素晴らしい結果を招いた。

    しかしある時、十統はブバダに言われる。
    「言ってることの筋は毎回通ってるけど、本当に思って言っているのか」と。

    もちろん、思ったことしか口に出していない。
    そう主張すると、ブバダからはこう返答があった。
    「だってお前さんは笑わねえ。」


    十統は、自分が表情の神経を捨てたことを思い出す。
    今となれば、自分の言うことを信じてくれる人は多いし、多少の表情はやはり必要なのかもしれない。
    そう思い、彼は神経を取り戻そうとした。

    しかし、彼は表情を取り戻せなかった。
    面白くても、悲しくても、笑えも泣けもしない。

    彼は何故か自分が奪った神経を取り戻せなくなってしまったのだ。
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