重陽朝の7時少し前、カルデア内マイルームで立香は微睡んでいた。
(んー、今日は演習も無いしもう少し寝てようかな…)
その立香のマイルームに1人のサーヴァントが訪ねてきた。
『もし、マスター。朝早くから申し訳ございません。お目覚めでしょうか?』
サーヴァント、アルターエゴ蘆屋道満である。
「え、はい。どうしたの?道満。」
こんな時間にどうしたものか、と思いながらも立香は道満を出迎える。
『お出迎えありがとうございます。マスターにおかれましてはご機嫌麗しゅう…等と戯れはここまでにいたしまして、』
少し回りくどい挨拶の後に尚も道満が話を続ける。
『本日9月9日は重陽の節句にございましてマスターの無病息災を願う行事をご用意致しました。』
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