Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    @akatsuki_avec_t

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 21

    @akatsuki_avec_t

    ☆quiet follow

    ※Pleasureboat_IF世界線(バンドやってないよ!)
    ※視点迷子
    ※口調迷子
    ※語彙?ナニソレオイシイノ?
    ※適当な終わり方してるよ!
    ※捏造あり

    黒服の神様第三者視点
    🥁
    「いいか、絶対に音を立てるんじゃないぞ。」

    赤いネクタイをしたボスらしき男が呼びかけた。

    それは振りと言わんばかりの言葉だった。

    🎻🖤
    「了解」

    漆黒のスーツに身を包んだ二人はきっと部下なのだろう。

    その姿は黒服と見分けがつかないほど酷似しており、今まさに潜入しようという瞬間のようだ。


    「おかしいなぁ。どこ行きはったんやろ?」

    仲間の1人と思われる男がスーツケースの中を漁っていた。

    整理整頓が苦手なのか、衣服は畳まれないまま詰め込まれ、書類もグチャグチャに入っていた。

    🎻
    「おい、その中には手榴弾も入ってるんだからな。下手に触ると......」


    「はいはい、おっ見つかったあ、でもあかん手榴弾の栓抜いてもうた。」

    新喜劇のワンシーンのようなノリであったが、残念ながらこれは演劇ではないのである。

    🎻
    「うわっ、やりやがった。」

    緑のネクタイをした男は、また面倒なことに巻き込まれたと言ったような表情を浮かべていた。

    🖤
    「ウタはほんと苦労人だよな」

    桃色のネクタイのした男はそのやり取りに苦笑いを浮かべた。

    🥁
    「俺も同意見だ」

    赤いネクタイの男はまるで父親のような寛大な心で見守っていた。

    🎻
    「偽物の手榴弾と入れ替えておいて正解だったなァ。危うく三途の川を渡るところだった。」


    「すまん、すまん。これからは気ぃつけるわww」

    仲間の1人の暗躍により危機を脱したものの、現場の締りのなさに緑のネクタイの男は深い溜息をついた。

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
    🧚‍♂️視点

    同刻────秘匿人体実験施設AIDSHINEにて

    🧚‍♂️
    「ゆうちゃ〜ん、つーちゃ〜ん、みっちゃ〜ん」

    ボクは今日も誰もいない廊下を歩いていた。

    ここに来て直ぐに離れ離れになっちゃったボクの友達を探す為に。

    黒い服の人がいない日はいつも、部屋をこっそり出てみっちゃんとつーちゃんとゆうちゃんを探している。

    見つかるどころか、手がかりすら見つかったことがないけど。

    でも、この施設の何処かにいる。

    そう信じている。

    少なくとも、ゆうちゃんはいる。

    前に黒い服の人と一緒に歩いている所を見たから。

    話は出来なかったけどゆうちゃんもボクを見て嬉しそうにしていた。

    早く、つーちゃんに本物の太陽を見せてあげたい。

    キラキラしてて眩しくて暖かい日の光を。

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
    第三者視点

    🥁
    「施設に潜入次第、黒服を拘束しろ。いいな」

    イヤホンマイクを通して、指示が入った。

    🥁
    「必ず生きて捕らえろ。」

    念を押すように、赤いネクタイの男は言う。

    ☕🖤🎻
    「Yes,sir.」

    黒服
    「なっなんだ貴様ら」

    黒服は突如現れた桃色のネクタイの男に拳銃を向けた。

    桃色のネクタイの男はニヤリと笑い、すぐに後ろに回り込んで、スタンガンを使った。

    🖤
    「東棟全員拘束したよ」

    桃色のネクタイの男に重なるように他も続く。


    「西棟全員拘束終わったで」

    紫のネクタイの男の後ろには黒服たちの山ができていた。

    🎻
    「中央棟全員拘束完了した」

    🥁
    「作戦決行。」

    赤いネクタイの男の指示が合図に他のメンバー達は施設の壁を発破した。

    施設の全てが同時に爆破されたことで、凄まじい音が辺り一面に響き渡る。
    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
    🎹視点

    最近夕蒼はずっとツルギの幻覚と話している。

    初めは俺も言った。

    ツルギはここにいないんだ、と。

    でも数を重ねるうちに、そんな自分があまりに非情に感じて今は何も言わずに黙って聞いている。

    頭が痛い。

    これはおそらく、新薬の副作用だろう。

    かこは注射が嫌いで、新薬の投与を拒んだ時に俺が代わりに受けた。

    俺は注射の痛みなどさほど気にならないが、副作用に苦しむかこの姿を、見たくなかった。

    📝
    「先に起きていたんですね」

    かこと一緒に寝ていた夕蒼が目を覚ました。

    まだ昼だが、部屋の中は異常に暗かった。

    部屋自体の暗さを除いても。

    🎹
    「ああ。しかも電源がつかないんだ。」

    施設の管理人が仕組んだのだろう。

    🧺
    「怖いよ...」

    かこが俺の腕にしがみついた。

    刹那、衝撃波が部屋を伝う。

    爆発音が響き渡り、思わず耳を塞いだ。

    部屋が大きく揺らぎ、俺達は床に倒れ込んだ。

    壁にかけてあった写真が落ちてきた。

    施設の壁が崩れ落ちていく。

    夕蒼が俺とかこを庇うように前に出た。

    🎹
    「あっおいっ」

    煙と埃の隙間から真っ青な...空が見えた。

    🥁
    「夕蒼は久しぶり、君は初めまして、だな。俺の名は愛音だ。」

    黒服かと思い、一瞬だけ身構えたがよく見ると赤いネクタイをしていた。

    仲間と思われる人物も赤いネクタイの後ろから現れた。

    🎻
    「にしても、ちと派手にやりすぎたなァ」

    緑のネクタイの男の後ろには見覚えのある、懐かしい人の姿があった。

    🧚‍♂️
    「いいなぁスパイかっこいいボクもスパイになったらかっこいい」

    🖤
    「意外と向いてるかもよ。」

    📝
    「ツルギ」

    🎹
    「ツルギ」

    🧺
    「ツルギにい」

    俺達はツルギの元へ駆け寄って、思いっきり抱きしめた。

    もう二度と離れないように。


    「感動の再会やな〜泣きそうやわ〜」

    🎻
    「本部に帰ったら説教するからな。」


    「ハイ...」
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😭😭💖💖💖💖💖💖
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works