朱の黎明団/最前線PTのメモ関係性覚書
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ヨルン 初期 富
選ばれし者兼団長。
長い旅路の果てに何を思ったのか自殺未遂をかまし、それを目撃し救助しようと後追ってきたが後追い遭難したマドレーヌを逆に救助することになり泣く泣く戻ってきてしまった旅の剣士。自分のヤケクソに危うく見知らぬ優しい少女を巻き込みかけたため、最初からこのヨルンはマドレーヌに頭が上がらない。
初手から自業自得などん底の惨めさを叩き込まれたため色々な意地やプライドが吹き飛んだ。誉は浜で死んだならぬ意地は雪原に落としてきた。
そしてマドレーヌがアーギュストの公演チケットを持ってシアトポリスに向かう途中だったことを鑑みて、迷惑をかけた詫びといった形で同行したのが始まり。
後ろ暗い部分を多く抱えながらも、その善性と勝負師じみた見極め能力で信頼を積んでいき大陸の覇者と呼ばれるほどの功績を達成することになった。
・性格面
感情表現が苦手で職務の都合もあってか人付き合いとは疎遠になっていたが、本当は人との関わり合いが好きで人懐っこい性格をしている。
積極的に物事に関わりにいったり厄介ごとに首を突っ込んだりと顔に似合わずトラブルほいほい、そのせいか“目を離せない”“ほっとけない”“頼りない”といった形で目をかけられている場合が多く、この状況に関しては不服に思っているらしい。
名極編ではアーギュストに選出され、その荒んだ風貌の内側にあるグロテスクな本性を無理矢理引き摺り出されることになった。
引っ張り出された本性の片鱗は「殺傷に紐付いてしまった情愛」。
愛しいと思った相手を愛しさが故に己の手で命を断つことで終わらせてしまおうとする、ある種のエゴだった。
殺してでも罪を背負ってでも相手を止めようとする、という意味では優しさの一種ではあるものの、基本ヨルンの優しさは度がすぎたものであり甘すぎて自他を滅ぼす代物である。
この歪みがためにヨルンはアーギュスト/シュワルツを殺し、シュワルツ/アーギュストの物語を終わらせる形となった。
ヨルン本人としては代え難い経験になったことは確かで、良い思い出ではないがかといって悪い思い出でもない。ただ確かにいつか向き合わなければいけないことなのだと、ヨルンはこの事件以降自戒するように回顧録をつけるようになる。
生まれながらに仕事に従事していたため血の臭いが体に染みついている、それ故に大抵の動物から嫌われる。
八賢猫たちにさえ薄っすら距離を置かれてしまうほどで、シードストーリーを終えた現在であっても撫でさせてもらえていないらしい。八賢猫の中ではメロウが一番好みらしいが、その当猫からは宿敵が如く嫌悪されていた時期もあってか本当に近寄ってさえくれないと嘆いている。(猫吸いを要求した時点で猫を相手するのに向いてないともいえるが)
+度がすぎた優しさ
奉仕気質が強すぎて自分自身を犠牲にしてしまう傾向があり、時には他人を優先しすぎて己の信念さえも捻じ曲げて押し通してしまう。
シュワルツの「殺してくれ」も、アラウネの女帝裁判での「タトゥを殺さないで」「代わりに決めて」も、ロンドの聖火の試練での「力が欲しい」もその他諸々全部引き受けてしまったがために後々問題になった。
特にアラウネに対してはエルのこともあり甘すぎるせいでそこでとにかく事故ってる。アラウネやロンドといった周囲が自制することでなんとか持ち直したが、ヨルンはあまり変われていない(変わることができない)のでまだまだ苦労することだろう。
というかヨルン本人が他人に奉仕することが好きという性根(性癖)なので多分一生苦労する。極度の甘やかし好きなので、そういった甘い選択は自分にも甘えたよくないことだったりする。なのできちんと相手を想った行動は軒並み厳しいものとなる。
そんな彼だからこそ、ここぞというときに出る“本当にその人のことを想っての選択”や“自分自身のための選択”が周囲には鮮烈に映るのかもしれない。
・出身、出生に関して
全てにおいて不明。出身地さえ分からない。
弊旅団では幼少期になんらかの出来事によって記憶障害に陥り、自身を含めた一切の記憶を失ってしまった。その直後“師匠”と出会い、盗餓人狩りを継承することを選んだ。
生まれながら旅に生きていた生粋の旅人。オルステラ大陸のみならずいけるならどこでも仕事に出向いていたため長く一箇所に留まった経験がなく、土地に対しての執着は殆どない。
生き方は師匠にだいたい教わった。師匠が求道者気質だったおかげか信仰に対しても学問の一種として解釈している節があり、それゆえに学者とは息が合い、神官とは意見が分かれることがある。
信じるか疑うかの2択でいえばやや疑い寄りではあるが基本中立、最終的には積み重ねた感情を優先するタイプ。
土地に紐付いた生活に馴染みがなく、所謂一般人の生活が分からない。休日といった概念も薄く闇曜日だろうが仕事に勤しむため、旅団活動が始まってから定めた休日では“休み方が分からない“といった悩みも抱えていた。
最近はレベル上げ用のナッツクッキーやベリージャムを作ったりして暇を潰しているらしい。
弊旅団では世界線によってはセラフィナと面識がある場合がある。狩りの性質上、教会の後ろ盾がある方が解釈しやすいためこうなった。
幼少期偶然セラフィナと出会い、現在に至るまでひっそりと交流を続けていたといった具合。なおヨルンが最初に出会った時点でセラフィナは現在と変わらない女性の姿だった。ヨルンは流石に変だと思ってはいたが、特に突っ込むことはなかった。
既知の世界線ではお互い知り合いだと体裁が悪いため、お互い表向きは知らんぷりするという高度?な連携をすることになる。諸々の結果サザントスからは不信感8倍になったが本人たちがそれを気にかけることはなかった。
・サザントスとの関係について
常に殺し合い一歩手前をウロウロしている危なっかしい関係。本人たちは穏便に接したいとは思っているものの、どうしてもお互い譲れない部分が干渉するため最終的に本当に殺し合いに発展した。
ヨルン視点から見るサザントスは恵まれた環境で特別な力を持つ格上の剣士、として尊敬しつつ色々オブラートには包んでいるもののヨルンは「こんなにもやれることが多いのに、この人は何をしたいんだろう」といった感想を抱いている。
「考えるよりまず行動」なヨルンにとって、サザントスは軸がブレすぎていて本当によく分からない存在なのだ。
・その他
初期ではあまり声が出せなかったが、全極でエデルガルトが加入してからは彼女に発声訓練を叩き込まれ戦場に限ってのみ声を張り上げる。が、普段もそこそこ元気になってる節があるのでもしかしたら声の出し方が分かってなかっただけなのかもしれない。
エデルガルト、ユーニィといった元から陣営を持つ旅人とは同盟としての協力。友人関係になったとしても旅団長としては一線を引いた立ち振る舞いを行うなど公私混同は基本避ける。
だが最終的に私欲に寄った選択をするため、あくまでもヨルンは人の上に立つような人間ではなく“人と人を繋げる”“行動と目的を繋げる”人間である。(魂がヒカセンをやってるのでその影響があるのかもしれない)
なおウィンゲートやナール、ハインツやチェルナなど普通にただの友人関係にある者たちもいる。⭐︎4闇富族の絆。特にウィンゲートとは悪友で揃うとろくでもないバカをやるのでクレスからは警戒されている。
セルテト 初期 権力
砂漠の防人、切り込み隊長
伝承の謎を解き明かすべく旅をしていた道中、近くの街に高名な学者が来ているとのことでシアトポリスに立ち寄って情報を集めていた砂漠の防人。
酒場でヨルンやマドレーヌと出会い、一緒に学者を探してもらったことで縁ができた。結局出会えなかったが、彼らがこれから各地を旅する予定であると聞いたのでそのままついてくることにした。
・性格面
実直で堅実な性格で、仕事に対しての信念と矜持は人一倍強い。団長決めの際セルテトは実力のあるクレスに団長になって欲しかったのと、ヨルンに対して人殺しに慣れすぎている所作を感じ取ってしばらくの間懐疑的な態度を取っていた。
そのせいか富極編では自身の故郷を思い出すような状況に立たされているバルジェロたちを放っておけず、名極進行に気を取られバルジェロとの行動には消極的だったヨルンを押しのけ積極的に関わりに行くといった行動を見せる。道中ティツィアーノやピエロ・デッラとよく会話しており、ボスとは何か、それに従うファミリーとは何かを深く考えるようになる。そしてティツィアーノのことに関して引っかかるところがありながらも、彼の離脱はセルテトにとっても大きな傷になった。
ヨルンを認め始めたきっかけは実は名極編。彼への疑念が確信に変化しながらも、彼とシュワルツの関係性とその結末にセルテトはヨルンに対しての認識を改め、権極編では対タイタスのエースアタッカーとして指名を受けたりと細々としたところで信頼を構築していき、全極編終了後にセルテト自身の覚悟が固まりヨルンを団長として認め(一方的に)彼の従者になることを誓った。
バルジェロとティツィアーノのような関係であり、普段はあまり一緒にはいないがいざといった時は必ず傍にいる相方。クレスが副団長ではあるが女性陣からの相談受付役も担っており、実質もう一人の団長のような立ち位置に当たる。ただあくまでもセルテト自身は従者だと彼女自身が定めているため、セルテトから何かしようといったことは少ない。
富授ではオスカの主張と目的である「相方の腹の底が知りたい」といった思考に唯一理解を示しながらも、「私はこうはならない」と再度信頼と誓いを確かめることになった。
なので実は拗らせ感情を向けている強火オタクだったりする。にわかの噂にヨルン団長が持ち上げられていたりすると「いいやあいつはそんな良い人間じゃない」と苦言を呈し、かといって貶されると「軽率に語るな」とそれはそれで顔を顰める気性難。本人に対しても若干塩、塩にされる方が元気になる団長も大概ではあるが。
・出身、出生に関して
スフラタルジャ出身、“砂漠の守護者”デトフ族の防人。
名前付きの部族ということで弊旅団では名のある騎士の名家に相当する存在といった解釈。なので実はそこそこ良い家のお嬢様。
スフラタルジャ前領主が亡くなった余波をもろに受け、現領主の影響でデトフ族は富に堕落してしまった。古の言い伝えを信じ仕事に誇りを持っていたセルテトはこの状況に耐えられず、一人で旅に出たといったところ。
・その他
スフラタルジャ領主のごたつきがなければこうして出会うことがなかった人物。
守護者という業務上、領主の護衛も仕事の選択肢に入るのでは? といった具合で弊旅団では幼少時代のオスカと面識がある場合がある。流石に成長後の姿までは分からなかったとは思うが。
ティツィアーノともうっすら見たことあるな……ぐらいのテンションで会話し、オスカとなった瞬間ようやっとセルテトの中で全てが繋がった。
オスカとセルテトは守りたい人の本性を恐れながらも、オスカはそれでも腹の中を探ろうとし、セルテトはその恐れごと愛した。どうにせよ、そのどちらも相方の形だろう。
信じるか疑うかの2択なら疑寄りの考え方。物事に対して良くも悪くもきちんと答えを出そうとしてしまうタイプだが、それら含めて最終的に信じることを選ぶ人。
セルテトとオスカは何かと同意見や同じ見解を出しながらも、それぞれ違う結論を選択をした形になる。同じ視点だからこそ違う結論をお互い選ぶので裏のライバルのような関係。
クレス 初期 名声
元雪狼、現副団長
どうみても自ら旅団を率いるタイプではないヨルンを団長に引っ立てた張本人。
地べたのクレスを自称するままに酒場で呑んだくれていたところ、シアトポリスを目指しながらも道を間違えエンバーグロウに迷い込んできたヨルンやマドレーヌたちと出会い、女将さんに言われる形でシアトポリスまでの道案内を請け負った。
その後なんやかんやあり旅団名や団長を定めることになり、その際の投票では指揮ができるといった理由で団長候補になりかけた。のだが、クレスがまだそういったことを担える精神状態ではなく(※トラスト前)、とはいえ無下に断るのも憚られたためそもそも指揮ができるという投票理由をあげたヨルンに団長を代行するよう仕向けた。
その内容は「自分の資質を見抜いたヨルンが団長になるなら、自分が彼の補佐について持っているすべての知識を教える」といったもの。ヨルンは渋々それを了承し、団長と副団長兼、師弟関係といった不思議なものになった。
・性格面
思慮深く面倒見が良くしかも情に厚い性格で地べたになってなければ最高に頼れる男。そこそこ裏事情にも詳しく鉄火場に慣れているため実戦では本当に頼りになる……のだが、いかんせん情深く思い入れが強くなると感情を溜め込みがちで結構な確率で地べた化してしまうので問題もままある。
権極編ではタイタスとの因縁に決着をつけるべく戦いを挑んだ。
だがクレス本人にとっては苦々しい失敗も多く、特にリンユウ、ヴェルノートや地元住人といった顔馴染みを赤い雪から守りきれなかったことは自分のミスだと心に刻み込んでいる。
もっときちんと話していれば、もっとちゃんと関わってやれていれば。いいやもっと前からしっかりやっていれば、こんなことにはなりはしなかっただろうか。タイタスを倒しても解消されない後悔で押し潰されそうになったが、クレスにはまだ副団長としてヨルンを育てるという役目が残っていたためそれを支えに再起した。なので実はヨルンに対して結構重たい感情を向けている。
仲間たちからは秘技の塔での活躍から引率のおっさんなどと呼ばれ親しまれており、雪狼の逸話から八つ子たちやレッドバリーの若者たちからも人気。全盛期を過ぎたおっさんとしてはこそばゆく思いながらも、副団長としてきっちり新米たちを教育している。
・出身、出生に関して
現状不明。弊旅団の解釈では雪狼時代の活動がわざわざ悪事を暴き対象の名声を簒奪するものだったことや、カレンのあえぎといった芸術に纏わる要素(※後述)からそれなりに学がありそれらの価値を理解できる立場や環境にあったという形になっている。
元没落貴族かそれに類する何かしらなのでは? といった感じ。悪事をすっぱ抜きそれを民衆に暴露する活動だったのは、何かしらそうしないと出来ない理由があったのかもしれない→実家が悪意で没落させられ、その復讐で暴露活動をはじめたのかもしれない。
なので読み書きもできるしやる気になれば貴族然とした立ち振る舞いもできる。動きに気品があるため見る人が見れば分かる。
・カレンのあえぎに纏わる話
弊旅団では一連の事件の黒幕を暫定的にセラフィナとしている。
タイタスからクレスを意識的に消す理由が薄いことや、クレスを殺すことの意味を関連つけてのもの。
もしカレンが身を投げ打ってクレスを見逃すようタイタスに交渉したとして、臆病なタイタスがカレンの願いを聞く理由がない。せっかく捕らえたエンバーグロウの義賊雪狼を逃すなんて弱点を逃すようなものである。なら誰の手引きならそれが出来たのか。
エンバーグロウにはセラフィナがいる。追憶を見るに、理不尽に家族を奪われることに対しては確実に動くだろうし、セラフィナは身を汚してでも動くカレンを気に入るだろうなと。カレンが思ったよりも覚悟が決まっていて自力で動いたので、その慈悲としてクレスを逃すよう手引きしたのかもしれない。
ただ問題が発生した。隠れ蓑だったタイタスが逝った。
クレスは上記の通り「秘匿を盗む」ことに長けている人間であり、その実績もあった。しかも最近地べたから脱却し元気になってしまったのだ。
クレスはまた脅威になってしまったわけだ。もう二度動かないと思っていたのに、ヨルンに見つかったせいで。
仕方なくセラフィナはクレスを消すよう依頼した。何かの偶然で黒緋の情報を嗅ぎつけられては困るので。
なのでカレンを取り巻く事件に関しては、カレンを殺したのはタイタスだが、その手引きや環境を作ったのはセラフィナという複雑な状況となっている。
といった感じで何かとヨルンとフィナは足を引っ張り合っている。そもそも世界に対しての意見が相反しているのだが、彼らはそれで満足している。
ちなみにこの辺のことをクレスは名授終了後まで知らなかった。が、クレスにとってタイタスとの因縁もセラフィナのこともすでに決着がついたことなのであまり深く言及することはなかった。初期3人の中で唯一大人の対応をしている。
ユークス 全極開始前 富
小国クロムルードの少年神官、エデルガルトの供。
エデルガルト一行とはぐれて迷子になっていたところを旅団に救助され、エデルガルト一行と旅団が出会うきっかけを作った少年。
要領が悪くドジなところはあるが、その誠実さや祈祷能力は主君のお墨付き。だが最初期は迷子でさ迷っていたところを助けてくれたヨルンにどこかズレた憧れを抱いており、彼みたいな立派な旅人になりたい……! と目を輝かせては本人を困らせていた。
全極編中盤で心が折れかけたヨルンを支え助けた立役者。彼の告解はユークスにとって人生で一番重いものだったが、それでもユークスは神官としての役目を果たすといった活躍を見せる。家臣の活躍にエデルガルトとサリサも満足そうに頷いている。
ちなみにドジではあるものの鈍いわけではなく、ヨルンやサリサが普段どんなことをしているのかはある程度察しついている。そのうえで信頼し黙っているので心が本当に強い。
ただ本当にドジなのは確かなので、それが原因で思わぬトラブルを拾ってくることも多い。
支炎獣の世話などを率先して行っており、八賢猫たちや動物からも好かれている。剣士猫のフェインツがお気に入りでたまに稽古をしてもらっているが、大抵キルンが乱入してくるのでいつもしっちゃかめっちゃかになる。
ウ・ルダイ 全極終了後-三授開始前 権力
西方出身の“悪い女”。謎の商人(?)
全極終了後のインターバル期間、旅団にエドラス貧民街に妙な女がいると通報が入り様子を見に行ったことで出会った商人(?)
護衛して♡といった感じで露骨にヨルンに擦り寄ったり、何かと情報を引き抜こうとするといった不審な行動が目立ったためしばらくセルテトから監視されていた。
これらの問題が解決したのは権授編の後、西方イ・チルロ遠征でのことだったので本当に長い間不審な女としてマークされていたことになる。いいのか……。
裏社会にある程度知識があり、その腕っぷしの強さとどんな危険地帯であっても怯えることなく突き進める胆力からなんか商人じゃなくない? とじんわり警戒されてはいたものの、クレスは彼女が何を目指しているのかをどことなく察しており好きにさせていた。なおヨルンは微塵も察してなかったしウ・ルダイから暴露されるまで一切気が付かなかった。
何かと水面下でセルテトとしのぎを削っているため、事情を知らない男性陣からはセルテトと仲がいいと思われている。
ハスミ 権授
グランポートに訪れた際に加入。異国の巫女様。
加入タイミングはおそらく権授幕間の期間、造船のための費用をかき集めるために奔走していた時期に港で出会った。
また迷子を拾ってるよこの団長……と周囲からは思われているものの、それはあくまで周囲から見ただけの話。ハスミにとってヨルンとの出会いは彼女の幸運によるもので、ハスミ視点ではヨルンとの出会いがなければここまで早く旅の目的を達成することはできなかったと認識している。(おそらく乱数調整)
彼女の活躍(?)は権授の舞台裏でのこと。造船などもあり決戦参加は旅団として大赤字になることが予想されていた……のだが、ハスミが正式参加してから恐ろしいほど金回りが良くなり、権授が終わる頃には赤字を回避するどころか黒字で決算されるという異様な結果になった。
この余った資金どうしよう? となったわけなのだが、ハスミの神託じみた助言によって一旦貯金することに。この余剰の資金は、後の富授でのあのダンジョンの入場料として消化されることになった。結構洒落にならない額だったため、二度も赤字を回避した形になる。
これらのことがあったため、クレスからは何となく敵に回したらとんでもねえことになるんじゃないかと畏れられている。
それはそれとして、ヨルンとハスミが旅団活動に努める理由は“趣味”で一致しているため、お互い結構気軽に話をしている。
タトゥ・ロックの所業に関しても“文化や信仰が異なる可能性が高い”といった異国ならではの指摘を行い、最終的にそれが西方遠征の後押しとなった。
なおハスミ曰く、「相手を知らなければ呪うことさえできませぬ」とのこと。結構怖い。
ニヴェル 全授中盤
辺獄編で加入。辺獄の調査が始まる段階でソロンが気を利かせて(強制)連行してきた禁術研究者。おそらく元々ソロンからマークされていた。
戦うのはめんどくさいので基本嫌がるが実力は本物どころか、旅団内では(追憶旅人を除いて)ぶっちぎりトップクラス。なので加入早々最前線にぶち込まれニヴェル本人としては毎度キレ気味。でも目的が一致してるのでちゃんと戦ってくれる。
ソロンから辺獄調査の取引に参加する代わりに今まで滞納していた家賃を帳消しにするといったもの。ニヴェルは学会復帰の手引きしてくれと駄々を捏ねたが流石にしてくれなかった。
辺獄編が落ち着いた後は旅団に同行する理由がなくなるものの、セイルとの関わりができたのもあってか友人として旅団に正式参加を決めた。
⭐︎セラフィナ 登場:名授
正式に加入したわけでもなければ、公式に接点があったわけでもないがここに記載。
セラフィナの最後の言動がヨルンにとってはアーギュストやエリカと同等の意味合いを持つため、選ばれし者としては彼女との戦いは決して忘れることができないことだったのは確か。
授けし者編はそれぞれ名授:選ばれし者としての試練、権授:朱の黎明団団長としての試練、富授:バルジェロの相棒としての試練といった形になる。その先鋒であった名授での戦いは、権授や富授での行動に大きく影響を及ぼした。
・性格面について
心の根本はただの聡明な少女……なのだが、復讐に取り憑かれてからは静かではあっても苛烈な性格に。
理不尽に家族を害されることがトラウマに引っかかるせいか、生来の気質からかそれに類する状況を見ると助け舟を出してしまうぐらいには世話焼き。助けたい対象はとにかく手助けしやりすぎて甘えさせてもしまうので彼女の信奉者は彼女に依存している人が大勢いる。
何でもかんでも引き受けがちなので神になるところまで行ってしまった。
・知り合いだった世界線での話
セラフィナとヨルンが十数年前教会地下で出会っていることになっている。セラフィナとしては当初特に気にしてはいなかったが、ヨルンが仕事を継ぎ顔を合わせてからは会ったら話すぐらいの関係に。
セラフィナはセラフィナで己の目的を優先しながらも、ヨルンとの文通でお互い情報交換など支援していた。
・バトルシステムでのシナジー
腐食を使うセルテトや感電特攻のニヴェルなどとにかく状態異常が通らないと詰むPTなので、セラフィナが入ることで完成するといっても過言ではない。
だがあくまでもセラフィナは加入せず、覇者として敵に回る。なので正式な最前線PTは常に一人欠けた状態であり、決して完全な八人PTにはならない。
常に不完全な状態にあるのが、このPTの強さであり弱さでもある。
・何でもありの追憶加入の場合
メタ時空では天井までぶん回してほぼ完凸。ヨルンの執念で呼んだと言われても仕方がない状況のため、召喚された瞬間全てを察してセラフィナは初手で彼に平手打ちをかまし伝説となった。
何でもあり次元では事情も周知されているので仲間との交流も良好で結構しっかり味方をやっている。セイルのこともずっと気にかけて「大丈夫? 手を貸そうか?」と困った気の回し方をしていた。
ちなみにしばらくして同じく薬師覇者のアヴァル完凸をしたため燈でヨルンをぶん殴った。完凸覇者は私だけで良い理論。