ヴォヤージュ5XXX(仮題)突如、千空たちの目の前に一人の少女が現れた。
彼女は、ゲンを探していたらしく、ゲンに遭遇するや否や「自分に協力して欲しい」と頼んだ。それと共に、「自分が未来から来たこと」と「未来がとんでもないことになっている」ことを打ち明けた。
突拍子の無い依頼と状況に困惑するゲンだが、最も気になったのは彼女が千空を見ると睨みつける事だった。ただ睨んでいるだけではなく、そこには明確な「殺意」が籠っていた。最初は「触れてはならない部分なのか」と考えていたが、千空の身に危険があると良くないので彼女から事情を聞く事にした。
なんでも、未来では千空を神の様に崇拝している者もいれば、悪魔の様に嫌悪している者もいるらしい。その理由は簡単な物で「石化現象のメカニズムを解明してしまった」というものであった。
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