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    38jjt571

    ジャンルこちゃまぜ。好きなものを好きな時に!

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    七伊と言い張る。
    呪霊の攻撃を受けて七海と灰原を幼馴染と思い込んでいる伊地知。ナナミンが可哀想なので続かない。供養。

    伊地知くんが呪霊による攻撃を受けて家入さんの治療を受けていると聞いて足早に医務室に向かう。扉を開けると五条さんと家入さんが何か話し込んでいるようだった。
    「失礼します」
    「ああ、七海か」
    「伊地知くんは?」
    「目立った外傷はない。目が覚めてから状態を確認するつもり…」
    「う…ん、五条さん…」
    「伊地知、大丈夫?」
    「目を覚ましたか」
    「あ…家入さん…」
    「状況は分かるか?」
    「はい、確か呪霊に攻撃を受けた所までは…」
    「伊地知くん大丈夫ですか?」
    「あ、建人くん」
    「……建人、くん……?」
    今まで初めて呼ばれた名前に固まっている私に五条さんと家入さんも少し驚きながらもテキパキと状況確認を始める。
    どうやら伊地知くんは呪霊による攻撃で私のことを幼馴染だと思い込んでいるようだった。それ以外は通常の伊地知くんと変わらなかった。
    しばらく様子を見るということになり、幼馴染なんだから!と五条さんに伊地知くんを任されることになった。
    伊地知くん、と呼ぶと前みたいに名前で呼んでくださいって寂しそうに笑って言われてしまったので初めて潔高と呼んだ。
    仕事は支障なくこなせるようだったが大事を見て一週間ほどはデスクワークメインでやってもらうと学長から言われた通り伊地知くんは事務室にいた。急ぎの用は無かったが毎日顔を出していた。
    特に事件もなく一週間がすぎた頃だった。
    「最近雄くんを見ませんね」
    「ゆうくん?」
    「長期の出張でしたっけ?」
    スケジュール確認したけど載っていないんですよ、なんて高専のスマートフォンを操作して術師の予定を確認している。
    聞き馴染みのない名前がここで初めて出てきた。
    家入さんに報告しないといけないと思い詳しく聞いてみると絶句した。
    「灰原雄ですよ?私たちの幼馴染の」
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