「オーターさん?」
俺は訓練の後オーターさんに残るよう言われた。
ドットが部屋から出た途端、この人に抱き着かれた。
どういう状況だこれは。
俺はどうしたらいいか分からず、あたふたしていると、耳元にオーターさんの顔が近付いてきた。
「ランス」
あまりに色香を放った声で名前を呼ばれ、ビクリと反応する。
オーターさんはそのまま俺の耳に口を寄せ、甘いリップ音をわざと鳴らす。
「っ!」
俺はこの人から離れようとするが、抱き着かれているせいで上手く逃げられない。
オーターさんの舌が俺の耳をなぞる。
くちゅくちゅ、ぴちゃぴちゃとわざと俺に聞かせるように音を立て耳を攻められる。
「んっ…ランス」
オーターさんが甘い声で俺の名前を呼ぶ度に身体が震える。
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