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    むつい

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    猪くんロ兄専時代妄想メモ。

    猪+伊+五
    猪くんはロ兄専一年生、五は教師、伊は補監としてそれぞれ駆け出しくらいの時期。この三人がわちゃわちゃしてるのが見たいよー!と言う欲望のまま書きなぐったメモです。

    呪専一年生・猪野くん妄想メモ(猪+伊+五)猪野くん入学時、五条さんは教師として、伊地知さんは補助監督として駆け出しぐらいの頃だといいなぁと妄想。
    一年生猪野くんは「あの五条悟に教えてもらえる!」と喜ぶと同時に結構緊張してる。呪術師の家系だし「五条悟の教え子として恥ずかしくないように」とか思ってそう。伊地知さんとか他の補助監督に対しては良くも悪くもフラットと言うか、特に何とも思って無い感じ。
    猪野くんの術式は「顔を隠して自らを霊媒とする」ため、入学時は家の伝統に則ってお面とかで顔を隠していた。
    で、ある日の任務。たぶん一年生の時は三級とかだろうから単独任務は本来ないだろうけど、そこはまぁご都合で←

    伊地知と共に任務に赴くものの、対象の呪霊と相性が悪く苦戦する。伊地知から「猪野術師、撤退した方が」と進言されるも「大丈夫っス!」とそのまま任務続行。落ち着いて対処すれば自分の実力なら倒せる。そう考えていた時、不意に呪霊の攻撃が頭をかすめる。
    猪野本人には大きなダメージはなかったが、呪力で強化していた面が破壊されてしまう。面が崩れ破片が落ち、顔が晒された事で一瞬動きが止まってしまう猪野。
    「猪野術師!」
    迫る呪霊の攻撃に、とっさに伊地知が猪野をかばう。致命傷は負わなかったものの負傷してしまう伊地知。かばわれ怪我をさせてしまった事と、面が壊れた事で術式がつかえないと頭が真っ白になってしまう猪野。
    「――猪野くん!!」
    伊地知の呼びかけにはっと我に返る猪野。
    「い、伊地知サン…俺、面が無いと…」
    途方に暮れた様に呟く猪野に、伊地知は静かに問いかけた。
    「猪野くん、貴方の術式は?」
    「お、俺の術式は、顔を隠して己を霊媒とし、瑞獣を降ろす…」
    「だったら!」
    伊地知は自身の黒いスーツのジャケットを脱ぐとばさりと猪野の頭に被せた。突然の事に混乱する猪野の事などお構いなしに、袖の部分を使ってジャケットを固定する伊地知。
    「面じゃなくても、顔さえ隠せば術式は使えます!」
    「いや雑すぎるっしょ?!」
    即席もいいところな覆面に、思わずジャケットの隙間から伊地知を驚き見返す猪野。だが伊地知の顔は真剣そのものだった。
    「術式は解釈しだいです。大丈夫、猪野くんなら必ずできます」
    その言葉と、ジャケットから漂う汗と埃と血の臭いに猪野は息を呑んだ。伊地知をみやれば、彼が押さえている傷口からじわりと血がしたたり落ちていた。
    術式は解釈しだい、自分がやるしかない。意を決した猪野は立ち上がり、呪霊に向き直る。
    顔を隠し、自我を薄め、霊媒としての役割に集中する。
    「来訪瑞獣、四番――」

    ******

    「…やった」
    そう呟き、思わず座り込む猪野。目の前には苦戦していた呪霊の死体が転がっていた。
    「猪野くん!大丈夫ですか?!」
    「あー、俺は大丈夫。てか伊地知サンのが重傷じゃ…」
    「出血で派手に見えるだけですので、そこまで深い傷じゃないのでご心配なく」
    そう言って微笑む伊地知の姿に猪野は安堵した。自身の顔に絡まったジャケットを外していると、伊地知の独り言のような言葉が聞こえてきた。
    「…いやぁ、何とかなってよかった…」
    その言葉に違和感を感じ、伊地知を見やる猪野。この人はもしや…
    「え、まさか解釈しだい云々って、はったりだったんスか?」
    「ちっ違いますよ!術式持ちの先輩がそう言ってたので、たぶん、きっと、大丈夫だろうな~って…」
    「…ははっ!マジっすか!」
    伊地知の予想外の大胆さと言うか、図太さに思わず大笑いする猪野。そんな彼らに背後から声がかかった。
    「あー、二人とも生きてるみたいだね。良かった良かった」
    「――えっ、五条サン?!」

    慌てて猪野が振り返れば、そこには別任務に赴いていたはずの五条が立っていた。何故?と疑問符を浮かべる猪野に、五条は小さく笑って答えた。
    「伊地知から琢真が苦戦してるって連絡もらってさ、文字通り飛んで来ちゃった」
    五条のその言葉に、猪野は顔を強ばらせた。多忙なこの人を呼びつけてしまった事にどうしようと申し訳なさで頭がいっぱいになる猪野。
    「すみません、五条サン…俺が弱いばっかりに、迷惑かけて…」
    シュンとする猪野に、一瞬不思議そうな顔をした後、五条はやれやれと言いながら猪野の頭にそっと手を置いた。
    「弱い事を謝る必要は無いよ、強くなるために高専で学んでるんだしね」
    そう言って微笑む五条は、まさに教師と言うに相応しい姿だった。
    「五条サン…!」
    「あ、でもね」
    五条の大きな手のひらが、猪野の頭をガチリと掴む
    「っいだだだだ?!」
    「戦局を見誤って撤退のタイミング逃すのはダメダメだよ~。高専帰ったらみっちり反省会するからね~」
    「わっわかりました!わかりましたからいだだだだっ!?」
    ギチギチ頭を掴まれる猪野をあちゃあと眺めていた伊地知であったが、そんな彼に五条はにっこり向き直った。
    「おい、そこで他人事みたいな顔してる伊地知くーん?」
    「へっ? ってうわっぷ?!」
    がしりと伊地知の顎を掴んだ五条は、ぐにぐにとその頬を揉みながら低い声で問いかけた。
    「なーんでお前は術師と呪霊の戦闘に飛び込んでんのかなぁ? 何のために補助監督は戦闘禁止かわかってんのかなぁ~?」
    「うぶ、しゅ、しゅみましぇん」
    「すみませんで済めば役割分担なんて要らないんだよ、術師と補助監督が共倒れになってどーすんのさ。お前はガチで反省しろよほんと」
    はぁとこれ見よがしに大きなため息をつくと、五条は猪野と伊地知を両脇にひょいと抱えた。
    「へ? 五条サン?」
    「はいはい、これから最短ルートで硝子のとこ行くよー。あんまり喋ると舌嚙むよー」
    「え、ちょっそれってもしかして空飛ぶってぎゃぁぁぁぁぁぁあ!?」
    伊地知の叫び声だけを残し、三人の姿は一瞬でその場からかき消えた。


    ******

    って感じの三人のわちゃわちゃが見たいな-!!!
    後日、伊地知が「面の修理はできましたか?」と聞いたら「いや、顔さえ隠せば何でもいいみたいなんで、だったら楽なこれにします!」と元気いっぱい例の覆面スタイルをお披露目する猪野くんが居たら楽しい。
    ちなみに五条は覆面スタイル初見時は「マジかよ琢真!お前完全に不審者じゃん!補導されんなよ!!」と大爆笑する。がむしゃらに戦う生徒を嗤ったりはしないけど、覆面スタイルを選ぶセンスについては大爆笑する男・五条悟。猪野くんも大して気にせず「五条サンの包帯目隠しに比べればマシっスよ」と平気で言ったりする。良い意味で緊張がとけてきゃっきゃする五条と猪野を、微笑ましくもマジで職質と補導は避けて欲しいと願いつつ見守る伊地知さんのトリオは可愛いと思うんですよ…。
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    猪+伊+五
    猪くんはロ兄専一年生、五は教師、伊は補監としてそれぞれ駆け出しくらいの時期。この三人がわちゃわちゃしてるのが見たいよー!と言う欲望のまま書きなぐったメモです。
    呪専一年生・猪野くん妄想メモ(猪+伊+五)猪野くん入学時、五条さんは教師として、伊地知さんは補助監督として駆け出しぐらいの頃だといいなぁと妄想。
    一年生猪野くんは「あの五条悟に教えてもらえる!」と喜ぶと同時に結構緊張してる。呪術師の家系だし「五条悟の教え子として恥ずかしくないように」とか思ってそう。伊地知さんとか他の補助監督に対しては良くも悪くもフラットと言うか、特に何とも思って無い感じ。
    猪野くんの術式は「顔を隠して自らを霊媒とする」ため、入学時は家の伝統に則ってお面とかで顔を隠していた。
    で、ある日の任務。たぶん一年生の時は三級とかだろうから単独任務は本来ないだろうけど、そこはまぁご都合で←

    伊地知と共に任務に赴くものの、対象の呪霊と相性が悪く苦戦する。伊地知から「猪野術師、撤退した方が」と進言されるも「大丈夫っス!」とそのまま任務続行。落ち着いて対処すれば自分の実力なら倒せる。そう考えていた時、不意に呪霊の攻撃が頭をかすめる。
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