晃と周りの人達の会話まとめ。3龍也と星夜と朋寛
星夜「…っていうことがあってね。龍也の諦めの悪さには感心するよ。朝香には朋寛くんがいるのにね」
朋寛「それくらい朝香ちゃんのことが大事ってことですよ。でも、その想いは俺も同じです。だから…負けないよ?龍也くん」
龍也「あの男に負けるくらいなら 朋寛さんに負ける方がマシですけど。それに…朋寛さんなら 朝ちゃんの事幸せにしてあげられると思うので」
星夜「うんうん。朋寛くん、これからも朝香をよろしくね」
朋寛「勿論です!」
龍也と朋寛
龍也「ていうか、朋寛さんってあの男と会ったことあるんでしたっけ?」
朋寛「ううん、ないよ〜。でも、朝香ちゃんからちょくちょく話聞いてたから 人柄とかは何となくわかるかな?」
龍也「なるほど〜。えっと、朋寛さんはもともと朝ちゃんの友達…の、友達だったんですよね?」
朋寛「そうそう。その子の紹介で知り合ってね。勉強会したり、一緒に遊んだりして仲良くなったんだよ」
龍也「へぇ、そうなんですね」
朝香と朋寛
朋寛「龍也くんって、とっても優しい子だよね」
朝香「え。何かあったの?」
朋寛「龍也くん、俺のこと信頼してくれてるみたいなんだ。彼にとって、俺は邪魔者でしかないだろうなって思ってたから驚いたと言うか…。とにかくそれが嬉しくて」
朝香「まぁ確かに、龍也は何だかんだで良い奴だと思う。でも、信頼されるのは朋くんの人柄があってこそじゃないかな」
朋寛「そうかな…だったら光栄だなぁ」
宇治と朝香
宇治「前に朝香も言ってたけどさ。小鷹さんって本当、浮気癖さえなければ普通に気さくでいい人だよね…」
朝香「でしょ?…って、もしかして宇治、晃の事気になり始めてたりする…?」
宇治「えっ全然」
朝香「宇治って正直よね」
宇治と晃
宇治「小鷹さんって残念な人だな…」
晃「えぇ⁉︎唐突にディスってくるね⁉︎」
宇治「わあっ!いらっしゃったんですか⁉︎
すみません!独り言です!」
晃「あはは、いいよ。でも…俺ってそんなに残念?やっぱり…」
宇治「…はい、とても」
晃「正直でよろしい」
宇治と晃
宇治「いや、違うんです。ただの悪口じゃなくて!小鷹さんって、イケメンだし、気さくだし、根は良い人じゃないですか。でも…惚れっぽい性格のせいで嫌な奴に思われがちというか…。なんかその、勿体ないなーと思って」
晃「宇治ちゃん…」
晃「もしかして俺に惚れちゃった…?」
宇治「調子に乗らないでください」
晃「…冗談だよ」
宇治「そういう事さらっと言っちゃうところが軽薄というか。残念なんだよね…」
晃「そ、そっか…気をつける」
宇治と晃
晃「俺、恋愛ごと絡むと本当ダメで…。
朝香と付き合ってた時も、『この子といると楽しいな』『この子を大切にしていこう』って思ってたはずなのに…。大学のさ、同じ学部の女子に言い寄られて…」
宇治「惚れっぽいからまんまと誘惑に負けちゃったわけですね」
晃「うん…。いやまじ俺って本当に軽薄だと思う」
宇治「付き合ってる間は本当にその相手のこと好きなんですよね?」
晃「当たり前じゃん!好きでもないのに付き合ったりしないし!」
宇治「同時期に複数人彼女がいるなんてことは…」
晃「それしたら二股だよね?してないよそんなこと。心移りしたら、ちゃんとお別れしてから次の子と付き合うよ」
宇治「何か…中途半端に誠実ですね」