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    MASAKI_N

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    MASAKI_N

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    非常宣言副×元①
    映画の宣伝できゃっきゃしてるのが可愛かったので、つい……でも皆(元彼か???)って思ってたから、夢見たっていいじゃない

    #非常宣言
    extraordinaryDeclaration
    #パク・ジェヒョク
    #チェ・ヒョンス
    ##非常宣言

    厄災 生きて飛行機を降りた乗客の中でも、数人は持たなかった。それでも、「機内で死ぬより、地上で看取れて良かった」と家族に慰められ、副機長ヒョンスと元機長ジェヒョクは頭を下げた。
     自分は彼と一緒に礼を言われる筋合いはないだろう。あの操縦席に座る資格も無かったと思う。
     犯人があの飛行機を選んだのも、半分は自分のせいだと思った。だが、彼が別の飛行機に乗っていたらどうなっていたのかもわからない。悪いのは犯人で、それで起こった悪いことも全部、犯人の悪意のせいでしかないのだ。

     ヒョンスの病室は花でいっぱいだ。
     どこへ行っても信頼される人の好い男で、いざという時も頼りになる。
     ジェヒョクとスミンの症状は軽い方で、まだ検査と経過観察のために通院はしているが、もう自宅に戻っている。幸い、入った病院でしばらくスミンのアトピーも診てもらえることになった。
     ヒョンスも経過は順調だが、仕事に戻るまでもう少しかかりそうだ。
     見舞いに来てもいいかと聞いたら、断っても来る気だろうと言われ、高いアイスクリームを土産に押しかけている。
     一度目は食べながら話してくれたのに、二度目は冷凍庫に入れてくれと言われた。味が気に入らなかったのかと聞いたら、病院食が物足りなかった時のためにとっておくとのことだった。
     ジェヒョクはヒョンスが何か食べているのを見るのが好きだったので、少し残念だ。
     事件の話をぽつぽつと二人で語り合い、心の重さを少しずつ形にして、外に出していく。
    「全部、僕の罪のせいだと思ったから」
     ヒョンスがそう呟いて泣くのを見て、自己犠牲に踏み切れる人というのは、こういう人なのだなと眩しく思えた。
    「聖人ってのは厄災に見舞われるもんだ。それが業務だからな。いや、ただの業か」
    「聖人?誰が。あなたのことですか?」
     お前だよヒョンス。
     俺の厄こそただの罪業だ。
     そう思うだけで言わずに、ジェヒョクはいつものように笑って見せる。
    「俺?俺はお前の知ってる通り、破天荒でいい加減で、軽薄な男だよ」
     ヒョンスは不満気な顔をして黙る。
    「あなたをいい加減だと思ったことはないですよ。仕事だって手を抜くのは、人命やリスクと関係ない、前時代的で無駄なところだけでしょう。合理主義で――人より存在感があって目立つだけ」
     いつだってジェヒョクの嘘や誤魔化しは彼には通用しなくて、真意を見抜かれてしまう。
     そういうところが好きだったな、と思い出す。
     仕事の要領はいいのに、人間関係において強く出られず、不器用なところは変わらない。
    「お前にそんなに褒められると、調子が狂うな」
    「あなたがいたから僕は生きてこられたし、操縦桿を握ったまま死んでもいいと思った」
    「それは……どういうことだ?」
     合わせる顔が無いと思って、会社を辞めてからずっと会わずにいた。
     誰かの出世や結婚の話、娘の話をする度に、会えない時間が長かったと思い知る。
    「事故の後、あなたのことを考えていなかったら、ただ無気力なまま生きていたかもって思うんです。あなたの決断を許してはいたけど――もしあれが、誰か別の知らない機長だったら、僕はやり場のない気持ちを駄目な方向に向けてしまったと思うし、その後の操縦に支障が出ていたと思う。あなたを――尊敬していたから責めたくないっていう葛藤が、ある意味、自分は絶対に安全に飛ぶという戒めや、原動力みたいなものになった」
     ずっと悩み続けていたのがわかる、切実な言葉。ジェヒョクは未だに悪夢を見る。それでも、娘のためにやっと飛行機に乗ろうと決意した途端、とんでもない目に遭った。怪我の功名と言うには楽天的過ぎるから言わないが、その夢の展開が少しずつ、変わってきている。
    「俺も、お前が後ろで死にかけてなかったら、上手く操縦できなかったかもしれないな。振り向く度にもう死んでるんじゃないかって不安だったけど、健康だけが取り柄だってよく言ってたろ。大丈夫だって信じてたよ。で?僕の罪って?お前じゃなく、俺の罪だろ」
     ヒョンスはいつものぼんやりした目を少し潤ませて、息をついた。
    「僕があなたを好きなまま、彼女と結婚したからじゃないかって」
     まだ、悔いているのか。
    「だから俺が生き残って、彼女が死んだ?彼女が死んだのは、お前と同じで正しいことを選ぶ善良な人間だったからだよ。お前だって、そこが好きだったんだろ」
     一番好きな相手と結ばれず他の相手に落ち着くことなんて、罪でも何でもないと思うが、ヒョンスにとっては違う。
    「確かに。でも、あの時はそう思えたんです。あなたが結婚した時も僕は――神の教えに背いたから罰が当たったんだと思った」
     良心で動く善良で実直な男は、人への憎しみすら自分の罪として抱え込んでしまうから、いつだって苦しんで祈り続けるのだ。
     自分に懺悔を聞く資格などない。
    「すぐ泣くところは変わらないな」
    「もう僕のことなんて覚えていないかと。あなたは人気者でしたし」
     ヒョンスに泣きながら、『あなたを尊敬している。一番、大事な人だ』と言われたことがある。
     人員配置が変わる際の送別会の時だったか。二人とも酔っていて、彼が感極まったのだ。それでも、『一番』の意味は理解した。でも、彼が敬虔なカトリック教徒なのも知っていたから、その線引きを感じた。忘れられない想い出だ。
     ヒョンスのような誠実な人間に好いてもらえたことはジェヒョクの誇りでもあった。彼に嫌われるような人間にはなりたくない。ジェヒョクが自分の良心を意識する時は、必ず彼の顔が浮かんだ。それなのに、事故の全ては防げなかった。
     絶望はしたが、選択は間違っていなかったとわかっていた。事故を起こしたのはジェヒョクではない。だが、ヒーローのように扱われることも受け入れられなかった。どんな罵倒も受け、自分一人が責任を取る覚悟で下した決断だった。ほとんどの人には上手く行った。充分、幸運だと思った。ただそこにヒョンスの妻が含まれなかっただけだ。
     そう思おうとしてもできない。理屈では分かっていても救えなかったことが、彼女を自分が殺してしまったような気分に変換された。自分がもう飛行機を操縦しなければいいのだと身体が勝手に拒否し始めて、どうにもならなかった。
    「上手く忘れることができてたら、パニック障害になんてならない」
    「あぁ……そうですよね。あなたもそうだから、僕は責める気もなくて」
     責められても良かった。彼が涙目で飲み込んだ言葉が全部それだと思って、向き合わずにいたのは自分も同じだ。
    「でも、一生会いたくなかったんだろ」
    「そういう意味じゃない」
     ヒョンスの大きな目の端で光っていた涙はやっと、白いシーツにぽとりと落ちた。
    「俺のため?」
     頷きはしないが、そういうことなのだろう。
    「あれ以上あなたの人生に関わるのが怖かっただけです。あなたがパニック障害になったのも、彼女が僕の妻だったことが、必要以上にショックだったのかと思って。それは、思い上がりってやつでしょうけど」
     彼ならそういう心配をするだろうと思っていた。でもジェヒョクよりもっと、理屈と感情の処理に惑い、自分を責め続けるだろうと思った。ジェヒョクを責めれば自分自身を責め続けるより少しは楽だろうと、何も言わずにいた。
    「人生は何があっても、できることがやり直しになるだけだ。死なない限り終わりはしない。生きてる限り、何か起こり続けるのが人生なんだろうなって、最近は思うことにしてる」
     そう思ってなければ、今回の事件でももっと取り乱していただろう。
    「……そうなんですね」
    「事件が悪い方に展開する度、そう思った。もうその時にはウイルスのせいで前の事故より多く人が亡くなってて、でも――やり直すチャンスを無駄にしないで済んだ。正気を保って操縦できたのは――お前が命を賭けて、非常宣言まで出して最後まであらゆる力に抗ったのを、この目で見てたからだ」
     手は尽くすが結末を操作できると思い上がらず、運命を受け入れると諦めることが逆に、強さに繋がった。今回、通信を切ってしまったのは早計だったが、自棄を起こさずにいられたからこそ、続きがあった。
     死ぬ確率の方が高いと悟ったら落ち着いてくるなんて、人間は不思議だ。
    「自分で決断して、責任を自分だけで負う必要があったんだって――あの時、操縦桿を握っているのに意識が薄れる中で、あなたが事故機を操縦していた時の気持ちをやっと実感して、理解したんだ」
     震える声でそう懺悔する彼に釣られ、景色がぼやける。
    「そんなものこそ一生、実感しなくて良かったのに」
     それでも勝手に笑う自分の顔は、どこまでも心を裏切る。
    「あなたで良かったと思えた。あなたは厄災に負けず人を救う運命にある人なんだと思えたから」
     自分がどれだけの人を救ったのか、ヒョンスには自覚が無いらしい。
     犯人への尋問の様子を後から知った。質問は冷静で適切だった。犯人の自分勝手さを引き出すことができ、事故で妻を亡くした経験から出た怒りの言葉は、彼でなければ発せられなかっただろう。
    「お前がそう言うなら、それが正しい。俺も、お前の頑張りそっちのけで最後においしいところを持っていったことを気にせずに済む」
     無理矢理に冗談を言って、空気の重さを和らげる。凪いだ風が病室に優しく吹き込み、かき混ぜられた花の香りが鼻に触れる。
    「また忘れられなくなって、困るんですよ。どうして離婚したんです?」
    「さあ……お前のせいにしようか?」
    「え……?」
     どうしても惑わそうとしてしまう。からかった時の純真な反応が好きだった。
    「違うよ――彼女の許容できる困難の量を、超えてしまっただけだ。俺も自分のそれを思い知ったから、別々に暮らす方がいい人生になると、話し合って決めた」
     事故の後ジェヒョクがパイロットを辞めることになったと知り、彼女は自分でも驚くほど絶望していた。結局、似た者夫婦だったのだろう。外的要因に心が耐えられない。自分の不幸より、相手の不幸が辛いのだ。もしパイロットを続けていても、夫が無事に帰って来ない悪夢を見て悩まされていただろう。だったら、家族がジェヒョクでない方がいいと思った。愛情の強い人だからこそ、それが辛そうで見ていられなかった。
     彼女はまだ若いし、ジェヒョクといるせいで彼女が消耗してしまうよりいいと、協議離婚した。それこそ、ヒョンスのような実直な男と支え合うのがいいだろう。娘を引き取ると決めたのもジェヒョクだ。仲違いでの離婚より良かったし、スミンのことは二人で協力できている。彼女に新しい家庭ができれば、家族同士で交流できるようになるだろう。
    「そういう決断力で、あなたは全部を乗り越えてきたんですよね」
    「お前だって、困難を乗り越えた。立派だと思う。ずっと凄いと思ってたよ。誠実で、善良で、嘘が無い。一番信用してた。お前が大事な人だと言ってくれた時に、ちゃんと答えられたら良かったのにって思ってた」
    「――僕はただ、失恋しただけです。恋人になったことも無かったし」
    「なろうと思ってたよ」
    「え――?」
    「あの時はフリーだったんだ。一瞬だったけど。その後、俺を振ったはずの彼女の妊娠が判明して、状況が変わった。彼女が不安定だったのは妊娠したせいだったってことになって、復縁したんだ。もし子どもができていなかったら、可能性はあったと思うよ」
     彼女に振られたのはショックで滅入っていたし、自分を肯定してくれる言葉がいつも以上に嬉しかった。
     元々、結婚にそれほど執着は無かったから、そういうパターンもあると思った。
    「あの時、答えてくれるつもりだったんですか?」
     自分がヒョンスをただの後輩以上にかわいいと思っていることが、伝わってしまったのだと思った。そういう意味だとは思っていなかったが、告白されたことで自覚させられたのだ。
    「勝算があったから告白したんじゃなかったのか?」
    「僕がただ空気を読めず、結婚間近のあなたに告白して振られただけかと思ってました」
     いつになく動揺して、ヒョンスの頬が赤くなる。今さら言うんじゃなかったと思っているのか。
    「男と付き合ったこともあるから、それを知ってるのかと――告白は嬉しかったし、お前のことは好きだと思ったよ。ただ、お前もすぐ結婚したから、好意の種類が俺が思ったのと違ったのかなって」
     ジェヒョクは昔からずっとモテていたし、海外で暮らしていたこともある。古い知り合いからヒョンスにもとっくにそれが漏れていたのかと思っていた。
    「知ってましたけど……僕は僕で、親に結婚しろと迫られていたので、その前に本当に好きな人に振られておこうと思ってたんです」
     そういうことか。ヒョンスの妻はパイロットとCAの中では浮くくらい、俗っぽいところの一切ない印象で、二人はとてもよく似ていた。ジェヒョクとは正反対のタイプだと思ったし、お似合いだと思った。
    「……今は?」
     自分でも図々しいとは思うが、昔話にするには惜しい。人生で最高にかっこいいヒョンスを見た後だ。
     真顔で見据えると、彼は耳まで真っ赤になってうつむいた。
    「答えられない」
     答えてるのと同じだ。
    「俺がもうパイロットじゃないからか?」
    「そういうことじゃない」
     膝を抱えて顔を伏せた。
     ジェヒョクは椅子を近くに寄せ、真っ赤な耳を見つめる。
    「じゃあ、俺のどこが好きだった?顔か?」
    「顔は好きですけど、顔だけではないです」
     律義に答えなくてもいいのに、質問には答えてくれるらしい。
    「身体?声?」
    「だから、そういうことじゃないです!」
     ヒョンスはまた涙目で、顔を上げた。
    「ユーモアのセンスとか」
    「そこはむしろ嫌いです。やめてってば」
    「俺、その他にいいところなんてあるか?」
    「ありますよ!そういう話をさっきからずっとしてたんでしょうが」
     決断力?逆境に負けずタフなところか。
    「やっぱり、動揺すると中身が出てかわいいな」
    「か、っ……からかわないでください」
    「わかった。真剣に話す」
     そう言って黙ると、視線と間に耐えられなくなったのか、ヒョンスは姿勢を崩し、長くため息をついた。
    「あなたのことは多分、一生このまま好きですよ。でも、言ってもどうなるものでもないでしょう?」
    「なんで?俺もうおじさんだし、子持ちだから?」
     あの告白の時は今よりもっと若かった。
    「おじさんって感じじゃ……」
     また、真面目に答えてくれる。とりあえず会話は苦痛でないのだとわかるが、何が正解かよくわからない。
    「あ。むしろ年上感がある方が好きだったりするのか?ク刑事みたいに」
    「いえ、別に」
    「あれ?……俺が抱く方だよな?」
    「は?逆ですよ」
     言ってから、しまったという顔でまた、ヒョンスは唇を噛んでいる。
    「ふぅん」
    「ふぅんて、なんですか」
     どう乱れるのか考えて興奮するなんて言ったら、また罰が当たるだろうか。
     ヒョンスは自分の良さをあまり自覚していない節がある。事故で亡くした妻のことが無ければ、モテる方だろうに。
    「いいよ。今からでも。でも俺も抱きたいからそこはそのうち。あ、今からって、病室でってことじゃないぞ」
    「当たり前です!」
     下ネタが苦手なのは変わっていない。でも、色気はまだ効くようだ。
    「やり直そう、色々と。今しかないだろ、むしろ。あの頃より随分、世の中もマシになったし、結婚もできる」
    「そんなに軽く言われても」
    「じゃあどうすればいいか教えてくれ。そうするから。教会で誓えばいいか?ジェヒョクはヒョンスを不幸にしてしまったけど、これからは幸せにします――じゃないか、俺が幸せになるだけかもしれないもんな。どうしようか」
    「あなたは、いつも急過ぎるんです」
     困惑しているが、はっきり断られはしない。
    「よし。じゃあ、とりあえずデートから?」
    「……デートは、もうしてます」
     拗ねたような顔で、また下を向く。
    「え?誰と」
     もう誰かに先を越されてしまったのかと、悔しくなる。チーフパーサーのヒジン辺りだろうか。彼女なら確かにお似合いだ。同じ病院内にいるから、ジェヒョクより会いやすいだろう。そう考えを巡らせていると、ヒョンスは「そうじゃなくて」とか細い声を漏らしてから
    「ここで、あなたと」
     と呟いた。
     相変わらず嘘がつけないし、思ったことを言わずにいるのも苦手だ。
    「俺が見舞いに来るの、楽しみにしてくれてた?」
    「……そうですよ」
     そろそろ降参してくれそうだ。自分のしつこさに屈するヒョンスを久々に見て、あの頃もこういう追い詰め方をしたなと反省する。
    「二回目からアイスも食べないし、迷惑かと思ってた」
    「最初の日は、食べ終わったら……帰ってしまったから」
    「か……」
     とんでもなくかわいい顔でそう言われ、さすがのジェヒョクも眩暈がした。ヒョンスの赤面が移って、ジェヒョクの方が降参という気持ちになり、口を押さえた。
    「他の日は、後でゆっくり思い出しながら、いただきました。美味しかったし」
     病院食が物足りなかった時にって言ってたくせに?ヒョンスがそんなことのために、普段つかない嘘をついたなんて、信じられない。
    「甘酸っぱいな……!」
     そんな恋され方をしたことが、今まであっただろうか。
     くらくらして両手で顔を隠して、さっきのヒョンスみたいに椅子の上でうずくまりたくなる。
    「だから、あなたと付き合う気なんて、はなから無いんですよ。僕じゃ釣り合わないし、満足させられないって知ってますから」
     ジェヒョクのリアクションを何か悪い意味に捕えたのか、ヒョンスはそうぼそぼそと続けた。
    「いや全然、あるって。思った以上にかわいい」
     釣り合わないのはジェヒョクの方だろう。こんなに純粋でまっすぐな男を、汚してしまいそうだから。それでも、お似合いだからなんて諦めて、誰かに譲る気などない。
    「かわいくないです!」
     押し問答はしばらく続きそうだ。
     ジェヒョクは笑いながら、長年晴れなかった心の靄が晴れていくのを感じた。
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