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    yuukei213648

    @yuukei213648

    小説を書く。たまにイラスト練習。
    まほやく、ティカ受けメイン。

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    yuukei213648

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    コルセットとクロティカ♀(ティカ女体化、クロエ幼少期)(エロくないけどほぼ脱いでる)

    #クロティカ
    clothica

    コルセットの話「クロエ、着替えを手伝って欲しいんだ」
     ラスティカに言われて振り返って、クロエは仰天した。ラスティカはショーツのみを身に着けていて、他に服を着ておらず、滑らかな白い肌が晒されていた。なだらかな肩の線、丸い曲線を描く乳房も、くびれたウエストも、すらりと長い足も。隠す事も恥じらう事もせず、ただ窓から差し込む昼下がりの日差しを浴びて佇んでいた。
    「ら、すてぃか、さん、服! 服着て!」
     驚きすぎて言葉が上手く出て来ない。クロエを連れ去る様にして窮屈な部屋から出してくれた恩人は、時に突拍子もない事をしてクロエを驚かせた。今日は起きてからずっと女の人の姿で、実は女性が苦手なクロエは落ち着かなかったのだけれど、ラスティカはいつものように鼻歌を歌いながらスーツケースの中をごそごそやっていた。そんな小さなスーツケースにどうやったらそんなに物が入るのか、というくらい沢山の物が出てきた。ティーセットが二揃え、ケースに入ったバイオリン、木彫りの横笛、色とりどりのスーツ。ラスティカの着ている服はどこか古風だったけれどどれも仕立が良くて、クロエは触ろうとした手を引っ込めた。自分の体を抱きしめるように腕を組んで、二の腕を擦る。ラスティカがくれた一級品のシャツは滑らかで、まだ慣れない。
    「今から着るんだよ。クロエはせっかちだな」
    「せ、せっかちじゃ、ない、です」
     ラスティカはクロエと目線を合わせるように床に膝をついた。そして、ゆったりと微笑んだ。
    「ごめんね。クロエのこと、まだよくわからなくて。この服は一人では着られないから、クロエに手伝って欲しいんだ。あんなに縫い物が上手いクロエだから、きっと上手に着せてもらえると思って」
    「おれ……そんなんじゃ……ラスティカさんの体に触ることになっちゃうし……」
    「そんなの気にしないよ。ああ、今女性の体だから気にしているのかな?」
     ラスティカの言葉にクロエは何も言えないでいた。男性だろうと、女性だろうと、ラスティカの身体はクロエが触れていいもののように思えなかった。ボタンを直したり、寝癖を直したりするのだっておっかなびっくりなのだ。ラスティカは何も言わないクロエに笑いかけると、指先を立てた振った。ふい、と引き寄せられてきたのは、白いサテンで出来たコルセットだった。
    「これをね、締めたくて。いつものよりも細いから、自分だと出来ないんだ。お願い、クロエ」
     そしてそれをクロエに握らせる。姿見の前に誘導されて、ラスティカはそのコルセットを体にあてがった。
     クロエだって仕立て屋の子だ。そう言われれば、その指先はコルセットのリボンを締める為に動く。少しずつ引っ張って、ラスティカの体を締め付けていく。息をするたびに動く腹が押さえられて、その代わりに胸が大きく波打つ。だいたい締め終わって、ラスティカを見上げれば、彼女は微笑んだ。
    「もっと。今日はね、とっておきのドレスを着るんだ。もっと細く無ければ美しくないから」
     クロエは息を吸って、吐いた。リボンを少しずつ、力を込めて引っ張る。編み上げを掬って一つ一つぐっと力を入れていくと、案外まだ締まる物だった。ラスティカは少し苦しげに息をして、でも良いと言ってくれないので更に締める。かなり力を入れているので、クロエも額に汗をかいていた。う、と小さくラスティカは呻いた。けれど、許してくれない。泣きそうになりながらクロエはリボンを引っ張った。
    「っ……はぁ、クロエ、ありがとう。こんなものかな」
     姿見を覗き込み、ラスティカはそう言った。子供の大きさのクロエの手でも、あと少しで掴めそうなほどウエストが細く、代わりに乳房と尻が大きく張り出している。曲線美という言葉の意味を、クロエはたった今知った。
    「……綺麗……」
     クロエが思わず呟くと、ラスティカはゆったりと微笑んでクロエの額の汗を拭ってくれた。
    「ありがとう、クロエのおかげだよ」
     そして癖毛をゆったりと撫でられる。その温かな手の平の心地良さすらまだ慣れない。
     この美しい体には何を着せれば良いだろう。色は、生地は、形は。そう思って、慌てて打ち消す。クロエが考えていいような事とは思えなかった。けれど、ちりちりと心の奥底で熱が生まれている。今は熾火のようなそれが弾けるような火花を生むことを、そして目の前の体を存分に彩るようになる事を、背中のボタンを留めているクロエ自身まだ知らなかった。
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    DONEコルセットとクロティカ♀(ティカ女体化、クロエ幼少期)(エロくないけどほぼ脱いでる)
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     ラスティカに言われて振り返って、クロエは仰天した。ラスティカはショーツのみを身に着けていて、他に服を着ておらず、滑らかな白い肌が晒されていた。なだらかな肩の線、丸い曲線を描く乳房も、くびれたウエストも、すらりと長い足も。隠す事も恥じらう事もせず、ただ窓から差し込む昼下がりの日差しを浴びて佇んでいた。
    「ら、すてぃか、さん、服! 服着て!」
     驚きすぎて言葉が上手く出て来ない。クロエを連れ去る様にして窮屈な部屋から出してくれた恩人は、時に突拍子もない事をしてクロエを驚かせた。今日は起きてからずっと女の人の姿で、実は女性が苦手なクロエは落ち着かなかったのだけれど、ラスティカはいつものように鼻歌を歌いながらスーツケースの中をごそごそやっていた。そんな小さなスーツケースにどうやったらそんなに物が入るのか、というくらい沢山の物が出てきた。ティーセットが二揃え、ケースに入ったバイオリン、木彫りの横笛、色とりどりのスーツ。ラスティカの着ている服はどこか古風だったけれどどれも仕立が良くて、クロエは触ろうとした手を引っ込めた。自分の体を抱きしめるように腕を組んで、二の腕を擦る。ラスティカがくれた一級品のシャツは滑らかで、まだ慣れない。
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