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    yuukei213648

    @yuukei213648

    小説を書く。たまにイラスト練習。
    まほやく、ティカ受けメイン。

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    POIPOI 22

    yuukei213648

    DONE6/18「謎めく厄災のミステリオ」にて展示の小説。
    ラスティカとファウストが西の国の貴族の屋敷に「夜になるとひとりでに鳴り出すフルート」という異変を解決しに行く話。
    パス外しました!
    カメリアローズの物語 夜になると、一人でに鳴り出すフルートがあるのだという。
     その調査のため、西の国のとある貴族の屋敷に向かうことになったのは、ラスティカとファウストだった。賢者は申し訳なさそうに、近頃依頼が立て込んでいて、手が空いている魔法使いがこの二人だけだったと言った。けれど、音楽に精通しており、西の国の貴族の生まれであるラスティカと、自身の家業である呪いだけでなく様々な分野の魔法に詳しいファウストならば、きっと異変を解決してくれるはずだとも言った。ラスティカとしては賢者にそう言われれば悪い気はせず、そのフルートが鳴らす音色にも興味を惹かれ、お気に入りの東の魔法使いであるファウストと一緒の任務だと聞いて喜んだ。ファウストはといえば、この先の苦労を思ってため息を吐いたし西の国の貴族には嫌な思いをさせられた事があったので渋い顔をしたが、他ならぬ賢者の頼みであるので引き受けた。同年代のラスティカと話が合うわけではなかったが、西の魔法使いとはいえ一対一ならば比較的なんとかなるものなのだ。
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    yuukei213648

    DONEコルセットとクロティカ♀(ティカ女体化、クロエ幼少期)(エロくないけどほぼ脱いでる)
    コルセットの話「クロエ、着替えを手伝って欲しいんだ」
     ラスティカに言われて振り返って、クロエは仰天した。ラスティカはショーツのみを身に着けていて、他に服を着ておらず、滑らかな白い肌が晒されていた。なだらかな肩の線、丸い曲線を描く乳房も、くびれたウエストも、すらりと長い足も。隠す事も恥じらう事もせず、ただ窓から差し込む昼下がりの日差しを浴びて佇んでいた。
    「ら、すてぃか、さん、服! 服着て!」
     驚きすぎて言葉が上手く出て来ない。クロエを連れ去る様にして窮屈な部屋から出してくれた恩人は、時に突拍子もない事をしてクロエを驚かせた。今日は起きてからずっと女の人の姿で、実は女性が苦手なクロエは落ち着かなかったのだけれど、ラスティカはいつものように鼻歌を歌いながらスーツケースの中をごそごそやっていた。そんな小さなスーツケースにどうやったらそんなに物が入るのか、というくらい沢山の物が出てきた。ティーセットが二揃え、ケースに入ったバイオリン、木彫りの横笛、色とりどりのスーツ。ラスティカの着ている服はどこか古風だったけれどどれも仕立が良くて、クロエは触ろうとした手を引っ込めた。自分の体を抱きしめるように腕を組んで、二の腕を擦る。ラスティカがくれた一級品のシャツは滑らかで、まだ慣れない。
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