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    さはら

    @sahara_hahaha

    R-18字書きです。opのコビメポ/コビヘルとか三次創作とか。
    連載を抱えすぎて管理しきれなくなってきたため、進捗もアップしていきます。
    アイコンとヘッダーは身内に描いてもらったものです。

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    POIPOI 16

    さはら

    DONEコビヘルです。
    ウテ◯のアニメ一話、二話のみ履修した勢いで書いたパロです。西園◯パイセンの扱いに困って、名前そのまま使ってます。演出や台詞も小説向きに色々変えてます。
    つまり…何でも許せる人向け!
    ウテ◯アニメ一話パロ 天空に浮かぶ城が見守る決闘場。生徒会副会長、西園寺莢一は、散らされれば敗北となる薔薇の花を胸に飾り、此度の決闘者、コビーと向かい合う。立会人である薔薇の花嫁、ヘルメッポは西園寺の側へ侍り、力を解放するための詠唱を澱みなく歌い上げる。
    「わたしに眠るディオスの力よ、あるじに答え、今こそ示せ――」
     人形のような無機質で従順な表情を浮かべたヘルメッポが、西園寺の腕に体を委ねて瞳を閉じる。反らされた胸が強く輝き、光の中から現れたのは、薔薇をあしらった剣。西園寺は愛剣の柄をしかと握りしめ、所有者に相応しいスラリとした片手剣(レイピア)を引き抜く。
    「世界を革命する力を!」
     刀身を保護する役目を終えた鞘を脇へ追いやり、竹刀を持ったコビーと対峙する。互いに一歩踏み込み、小手調べの打ち合いをひとつ。コビーは両手持ちで斬撃を仕掛けてくるが、片手で受け止めても問題ないほどに、軽い。即座に後ろへ跳び衝撃を軽減したところを見ると、運動神経は良いようだが。剣道部の主将である自分の敵ではないと、部員へ稽古をつけてやるかのような余裕を持って打ち合いを続ける。一撃、また一撃と打ち込むごとにコビーの対応が遅れ、西園寺の勝ちは揺るぎないものになっていく。
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    TRAINING2022-06-26/空閑汐♂デイリー、今日は前後編。収まらなかったとも言える。事情聴取編もとい後編はこれから書きます!笑
    空閑汐♂デイリー800字チャレンジ:26.1 受験シーズンもそろそろといった三年の秋、放課後になっても教室から出ていく生徒は少なかった。そしてそれ故にその暴挙のような男の言葉を耳にした生徒というのもまた、少なくなかったのだ。
    「ヴィンツェンツ・シエン・フェルマー! 俺と浮気してくれ!」
    「わかった!」
     勢いよく教室の引き戸が開かれたと思えば、フェルマーの名を一字一句違わず口にする頬を腫らした男が自慢の腹筋をフルに利用したような伸びのある大声でとんでもない事を叫ぶ。そしてその相手であるフェルマーもまた、神が自画自賛する程の美貌に笑みを湛えて頷いて。そんな唐突に繰り広げられた謎の寸劇とも思える会話に、教室はどよめいていた。
     教室がどよめこうが静まろうが、高師は基本的に我関せずを貫く事が多いものの――流石にこの出来事を無視出来る程の図太い神経は持ち合わせていない。何故なら、この教室をどよめかせた二人の男のうちの片割れは同じ部活の同期という関係で、もう一方は普段高師を懸想していると公言して憚らない男であった為である。
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