病みアラートについてのネタ帳?回路だか何だかが完治してないままブレインを酷使してショート、またあの状態になってまう感じ
何て言うんやろ
スタスクのナルビームは応急処置やから肝心なところはリペアされてないっていうか
ということで、SSって言うんかな?
二次創作文スタート↓
「アラート!どこだアラート!必ず見つけてやるからな…!!」
草を掻き分け進む。この先はたしか崖だ。
人一倍慎重なアラートなら、こんな危ない場所には来ていないだろう。
と、思うもののインフェルノの足は前に向かっていた。
「アラート!!インフェルノだ!いるなら返事をしてくれ!」
掻き分ける手が空気を切る。草むらが無くなったのだ。
ガタガタした道だが、ここならビークルモードで走ることができる。
はしご車にトランスフォームし、全速力で走り出す。
基地を出る前にテレトラン1から得た情報によると、アラートはこの崖の付近にいるらしい。
あれから少し時間が経ったが、まだそう遠くには行っていないはずだ。
大切な相棒の無事を祈り、探す。
アラートの声を逃すまいと聴覚センサーの感度を上げるがそれらしい音は何も聞こえない。
ざざ、ざざ。代わりに聞こえたのは波の音だ。
海がすぐそこにある。
道が細くなってきたので大きい車体のインフェルノは再びトランスフォームし、ロボットモードになって走ろうとしたが、それでもやはり彼の機体にとっては狭く、スピードを落とさざるを得なかった。
じれったい。
アラートなら、この道幅でも問題なく走れるだろうに。
走りながら、というより歩きながらインフェルノは思う。
そして、アラートはこの先にいる。と、インフェルノは確信している。
早く会いたい。
この先にいる予感がする、という程度で実際は勘だけど。
きっとこの先にアラートはいる。
彼のような高感度センサーなんてないし、根拠も無いけど、確信している。
早く会わないと。
カーブを描いた道のせいで、アラートがいるであろうこの先の道が見えにくい。
しかし、急に視界が開く。
空と海の青色の中に、赤色が見える。
ーーアラートだ。
アラートが、今にも崖下へ落ちそうな場所に立っている。
必死に探していた彼を見つけ声をかけようと口を開いたが、下手に声をかけると彼を驚かせてしまい、その拍子に崖下へ…という事態が起きかねない。
インフェルノはとりあえず、息を潜めてアラートの斜め後ろで待機することにした。
アラートをよく見ると、彼は口を動かしている。
独り言か。誰かと通信しているのか。
どうしようかと考え始めると突然、アラートが地面を蹴った。
「アラート!?!?」
「インフェルノ…?!」
インフェルノも地面を蹴ったが、間に合わない。手が届かない。
アラートの姿は崖下の海へ消えていった。
自分の名前を呼びながら海へ落ちていったアラートの声、姿、表情が、ブレインに焼きついて離れない。
崖下を覗いたが、アラートらしき影は見当たらなかった。
海へ落ちても即死するとは限らない。
すぐに仲間へ連絡してアラートの救助をすべきだと分かってはいるのだが、インフェルノは途方に暮れ、放心し、そこから暫く動けなかった。
その時、崖の側面に一台の車の姿があった。
その車ー赤と白のカウンタックーは、先程崖から飛び降りたサイバトロン保安部長アラートがトランスフォームした姿だ。
崖の形状のせいで上からは死角になっているその場所に、アラートは居た。海に落ちていなかったのだ。
崖の側面に車が貼り付いているわけではない。それでは重力に逆らってしまう。では何かに引っ掛かっているのかというと、そうでもない。
アラートは今、デストロン航空参謀スタースクリームに抱えられながら、空中に留まっている。
戦闘機の翼を持つスタースクリームは、ジェットを噴かして浮きながら、アラートを抱え崖に身を寄せ息を潜めている。
敵であるデストロン軍団のNo.2に捕まっているアラートだが、抵抗しない。
「おいアラート、奴さんまだ上にいるのか?」
「ああ、そのようだ。…私が飛び降りるところを見ちゃったから、ショックを受けて暫くは動けないのかもしれない。」
「へ〜え…飛び降りるお前さんを見てショックねぇ…」
「…別に、インフェルノの動く気配が無いからそう仮定しただけさ。ここまで来るのも大変だったろうから、疲れて寝転んでるだけの可能性だってゼロじゃあない。」
「ふん。とりあえずお前をこのまま海底基地まで運ぶが、良いか?立場は捕虜だ。この俺様と組みたいって言うから一旦それを信じてやるが、怪しい動きをしてみろ。すぐにスクラップにしてやるからな?」
「ああ。だが君が先に私を裏切るようなことがあれば、スクラップになるのはスタースクリームの方だからな。」
「お前に出来んのか?まぁ覚えておいてやるよ。…ただ嘘ついて切り抜けなきゃならん状況になることだってあるわけで」
「しっ!インフェルノに動きが…!……ここから離れてる。引き上げたようだ。」
「よっし、じゃ出発前に通信に関するもん全部切れ。探知されたら困るのはお前もだろ?」
「ああ。だから言われる前にオフにしたさ。ただセンサーやその類いのものを切るのは難しいね。」
「いい加減手が疲れたぜ。」
「あっ肩の砲台を捨てておこうか?」
「ん、いや武装解除しろとまでは。むしろそのセンサーや装備は、デストロンのためにたっぷり使わせてもらうつもりだからなァ。…準備は良いか?行くぞ。」
スタースクリームはジェット戦闘機F-15イーグルにトランスフォームし、アラートを自身の下面に固定して海底基地までまっしぐらに飛んでいった。
言うてここ書けたら満足やねんけど
着地点思いつかん
まぁあれやな、デ軍+アラートのわちゃわちゃは書きたいね
「保安部長の私が留守ということは、サイバトロンの情報を盗み放題、基地のどこへでも侵入し放題だ。デストロンにとって悪い話ではないだろう?」
「……」「……」「……」
「?」
『…おい誰か何か言ってやれよ』
『お前が勝手に手を組んで連れて来たのではないか。早くこの空気をどうにかしろ!この愚か者…!』
『正直、いてもいなくても変わらナイ。今マデに何回コンドルたちヲ侵入させたコトカ。…何デちょっとドヤ顔なんだアイツ。』
「?」
「…まぁコイツをどう利用するかは追い追い考えるとして…貴様は一体どんな理由でサイバトロンを裏切り、どんな目的でスタースクリームと結託したのか、聞かせてもらおうではないか。」
「裏切った理由…色んなモノが積もりに積もった結果というやつかな。」
「ほう。」
「まず誰も私の、私がいる保安部の重要性を分かっちゃいない。人員も設備も全く足りていない。たしかにテレトラン1があらゆる情報を瞬時に伝え、敵に備えたり出動しているからそれで事足りているのかもしれない。でも、それがあっても、その上私がいてもしょっちゅうコンドルに侵入される…っ!」
「アッちゃんと自覚シテタ。ダッタラさっきの態度ハ何ダッタンダ。」
「人員と設備、予算さえ回してくれたらそんなことも起こらないし司令官だって爆発しないのに…!うぅ……」
「爆発って……そんなにバチバチ放電させてるお前さんだって爆発しそうじゃねぇか…そうだ今コイツのブレインがイカれてるんだった…!」
「おいスタースクリーム!後退りしてないで何とかしろ!」
「そうは言ってもねぇメガトロン様。ナルビーム撃って大人しくさせるワケにもいかんのですよ。前にそうした時、すぐにネガベイターに乗って自爆装置を起動させたとか何とか…あったでしょう?」
「ううむ……」
「私はやっぱり、あの時思ったみたいに皆から必要とされてないんだ!信用されてないんだ!除け者にされてるんだ!うわあああ!!!」
「よっ病みアラートの三段活用」「ハ?」
「こういうのを極東の言葉で窓際とか社内ニートとか言うらしい……なんたる屈辱…!!俺はこんなもんじゃない!!なのにきっと、どうせ基地の防衛はコンピュータと警備員とで十分だって皆は思ってるんだ俺はとりあえず形と名前だけの役職に押し込まれているんだ本当はすぐにでも俺をスクラップにしてやりたいんだ俺を引きずり下ろして細切れにして屑鉄の山に変えてしまうんだ!」
「…警備員に何か言われた?された?」
「どんなに俺が頑張ってもデストロンの情報参謀には出し抜かれるし!通信員が同スペックならセキュリティ強化のプログラムとか手伝ってくれても良いじゃないか!」
「ブロードキャストが同スペックとは笑わせる。あの口ダケのイカレサウンドが。」
「こんな頭になるまで仕事しても成果と報酬が見合っていない!!」
「過労で思考が正常でないことも自覚している…だと…!?」
「俺の優秀さを知らしめて、今までザル警備だの情緒不安定だの好き放題言ってきた輩を見返してやる!!その為にはデストロン軍団と手を組むことも厭わない!」
「つまりサイバトロンへの復讐というわけだな。」
「ああそうだ。コンボイ司令官も今の私にとっては敵!そして今度こそ奴らをこてんぱんにして、私がサイバトロンのニューリーダーとなる!!」
「んなっ…」「ウワ…」「そうだその意気だ!…ってあれっ?」
「騒がしいと思って来てみたらニューリーダー病の新規感染者が!」
「スタースクリームの持病だとばっかり思ってたが…空気感染するとはな。退散退散。」
「ブリッツウイングにアストロトレイン…お前ら俺のことを何だと…」
♪((デ軍インシグニア))
「なぁサンダークラッカー」「どうしたスカイワープ」「今サイバトロンの捕虜を捕まえてる部屋の近くで見張りしてるんだけどさぁ」「おう」「ずーっと『インフェルノォォォ』って泣いてて面白ぇのなんの」「へぇー」「サイバトロンの鳴き声ってインフェルノって言うんだな。俺初めて知ったよ。」「いや、たぶん仲間か誰かの名前じゃねーの…?」
♪((デ軍インシグニア))
「なぁグレン、衛生兵だろ?ちょっと捕虜の頭を治さないように治してくれよ。」
「先に頭のリペアをすべきなのはスタースクリーム、君だな。」
「馬鹿ガw良かったなスタースクリームw」
「何だよ揃いも揃って!」
「グレン、俺も手伝ウからニューリーダー病の治療法も早急に研究シテクレナイカ。捕虜にも感染ッタ。」
「マジか…てかそれもう衛生兵の仕事じゃないって…」
「頑張れ知力9」「頑張れ技術10」
「フレンジー…ランブル…研究員とか科学者っていなかったっけ?」
「科学者が何だって?」
「元科学者いたわ…本人…」
がっつりスタアラで、あの一件後アラートをちょっと気に入って拉致ってデ軍基地に持ってくスタスクってのもアリ
このアラートは正常やから普通に抵抗するし逃げようとするよ
でもスタスクの境遇とか心境に一度同情しちゃったから、少し気にしてまうアラートちゃん
スタスクはというと別にそこまでアラートに同情したりしてるワケじゃなく、もう可愛いおもちゃみたいに認識してアラートを狙ってる