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    sheep_0310

    @sheep_0310

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    sheep_0310

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    ⚠️胸糞鼻糞です⚠️
    落書きクオリティ
    創作ほしのこ出てくる。
    商人とか闇市とか人身売買とか訳分からん概念ぶち込んでます

    優しい彼初めての転生をしようと暴風域に立ち向かっていた時だった。怯える私を見て、彼は声かけて手を差し伸べてくれた。

    「もしかして…ここは初めてですか?差し支えなければ連れていきますよ」

    火を灯して出てきたのは優しい微笑み。怖い気持ちでいっぱいだった私を優しく包んでくれた。そんな気がした。
    私は彼の言う通り案内される事にした。
    彼は何度も「大丈夫」と言いながらさくさくと原罪まで連れていってくれた。いつか自分もこうなれるのだろうか。そうなれるまでこの人は連れていってくれるのだろうか。
    転生後も彼はずっと優しかった。初めての転生で泣きじゃくる私を優しく抱きしめて、「よく頑張りましたね」と頭を撫でてくれた。嬉しかった。初めての転生を貴方と出来て運が良かったと、そう思えた。
    それからも彼は優しくしてくれて、彼の事も教えてくれた。
    彼は楓という名前で、友達があまりいないとのこと。彼が好きだと言っていたのは楽器演奏で、確かに彼の奏でる音は美しかった。彼のお気に入りの場所にも連れて行ってもらい、一緒に星空を眺めた。まだこの世界について何も知らない私を、彼は悪い顔一つせず案内して、遊んで、抱きしめてくれた。それがとてつもなく嬉しかった。

    それが、なんで、


    「おい狐野郎。こいつ何周目だ」

    「2周目に行こうと誘う口実で今日この子をここに連れてきました。まだ一周目ですよ」

    「じゃあ高値でつくなぁ?」

    体が横たわる床が冷たい。目の前の光景に、心も冷たくなる。

    彼は、何を話しているの。

    「今回は運が良かった。傷一つつけないで下さいよ。商品にならなくなるので」

    「こいつは運が悪かったみたいだがなぁ」

    嫌だ。嘘よ。彼はあんな顔しない。彼はもっと、優しくて、綺麗で、あんな怖い顔と声はしない。あんな事は言わない。

    私が、商品?

    「あーあ可哀想に泣いちゃって…こいつの演技に生まれたての雀ちゃんがしっかり騙されちゃったわけだなぁ…」

    「可哀想って思うならいつもの目隠しと耳栓付けたらどうですか…わざとでしょう貴方」

    「こっちのが唆る客が大勢いるんだよ」

    演技?客?今までの彼は偽物ってこと?
    私、誰かに買われるの?彼の元から離されて?嫌だ!

    「…ぃゃ…」

    「あ?なんか言ったか」

    縛られて動けないまま、口だけを必死に動かす。

    「貴方と離れるなんて、嫌…!」

    「………はぁ…まだ分からないんですか」

    え?

    「私は貴方を最初から騙してました。最初から暴風域を訪れる雀をまちかまえて、ここで売るために騙して捕まえさせました。貴方への感情は一切ありませんし、何なら理解の遅い貴方みたいな奴は嫌いです」

    「っっ……!」

    「さ、無駄口叩いてる暇あんならさっさとこいつの役に立ってこいよ。お前ら!運べ」

    「「はい」」

    また知らない人達だ。身も心も重く感じるのに、彼らは私を軽々と持ち上げて、先程から賑わってる場所へと向かっていく。



    無事出荷された雀を見送り、ギルは一つ息をついて振り返る。

    「……なぁ、何日も一緒に過ごしてると心痛まねぇの?」

    するとヒスイは仮面越しだが、表情が一瞬曇ったように見えた。

    「そうです、ね……心を痛まない事に、少し心が痛むことがあるというか…まあそんな事どうだっていいでしょう。感情を揺さぶられるだけ無駄ですよこの商売」

    「……それもそうか」

    揺さぶられるだけ無駄。
    ヒスイの言葉を、ギルは再度自分に言い聞かせてチクチク痛む心に何度目かの蓋をする。
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    85_yako_p

    DONE秀鋭。懺悔する演技の練習をする鋭心先輩と、よくわからなくなっちゃったけど鋭心先輩のことが好きになっちゃった秀くんです。書いてて私もよくわかんなくなっちゃった。明るくないです。(2023/7/26)
    モノクロレコード シアタールームに満ちる、淡々とした声を聞いている。大好きなはずの声は普段とは違ってボソボソと覇気がなく濁っていて、蓮すら咲かない泥のようだ。こんな声が目の前の男からこぼれていいはずがない。なんだか現実味のない、悪夢のような時間だった。
     鋭心先輩の口からは際限なく罪状が零れ落ちる。いま、俺は神父で鋭心先輩は裁かれることのなかった罪人だった。彼の告白する罪のひとつひとつがどんな罪に問われるのかは知らないけれど、その積み重ねの先にこんなどうしようもない人間が生まれてしまったのだということが悲しいほどにわかってしまう、そういう声だ。
     正直、こんな役を鋭心先輩に演じてほしくはなかった。鋭心先輩が次の仕事で演じるのは罪を犯したのに罰を与えられなかった人間だ。キーパーソンでもなんでもない、ただ世界の不条理を示すだけの端役で、やることは道端を歩くこと、懺悔室でたっぷり2分をかけて罪を吐露すること、そして何を守るでもなく車に轢かれることだけ。未来すら描かれることのない、亡霊のような役だ。
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