雑誌の表紙を飾るタイプの🟥🟩アルテイシアが政権のトップに立ってからそれなりの月日が経過した。連邦との関係はそれなりに落ち着いてきていたが、それでも過激派はシャアを担ぎ出そうと動いているようで、特務機関であれうシャリア達はずっと忙しい日々を送っていた。
シャアが彼らと関わらない様に逃げ回っているのは把握しているけれども、だからといって空の神輿を担がれて暴れられるのも困る。火種は大火になる前に消さなければならない。
「そろそろ休みが欲しいですよぉ」
キーボードを叩きながらコモリがぼやく。
「そうよねえ…私も買い物とか遊びにでたいわ」
決裁サインを書類に書きながら、アルテイシアも呟く。
「いけませんぞ!」
「駄目です」
ランバとシャリアの声が重なり、アルテイシアは綺麗な頬を膨らませた。
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