兄者の手紙。続きの続きの続きの結び「
兄者、
俺は、力不足だったのだ。
あなたを追うばかりで、助けになれなかった。
…あの頃、あの頃の我らは同じ道を歩き、共に源氏を護ると誓って、…裂かれる運命など思いもよらず。
引き裂かれた、長い、永いながいながい時間がなければ、
…いや、みっともない繰り言だ…すまない。
このようなことを言っていては、いつまで経っても力不足の弟だ。
今、いま俺には、兄者、あなたが居てくださる。
主からお預かりした新しいあなた、俺もまだ新参者だが、あなたを少しでも導き、支え、共に歩みたい。
…代わりではないぞ。
……代わり、など、、っ
『 』
!!
」
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