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    ti_zuke_ki1111

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    オメガバ、王家パロサマイチ

    王様とナイト王家パロ

    サマイチ
    αサマ(25)…伝統ある王国の皇太子。伝統で皇太子は血筋のある名家のΩと婚約することになっており、幼少期からお妃候補達と接している。幼少期からお妃候補のイチと過ごすことが多かった。イチの事が好き。イチを揶揄ったりして、兄弟のように接しているが実は独占欲が強い。実は親とは血の繋がりがない。魔力が強い。



    Ωイチ(19)…伝統ある名家のΩ。サマのお妃候補の中で唯一の男のΩ。男の自分が男のサマの妃候補になっているのが不服。運動神経が良く体格も良いので、騎士になってサマを守りたいと思っている。サマとは喧嘩が多いが、嫌いじゃない。最近サマの発するフェロモンに強く惹かれて困惑している。実は実母と実父は別にいる。


    【世界観】
    強いαのお世継ぎを産むために、皇太子は代々Ωを娶る。
    αは、生物的に優れており、特に聴覚や視力が発達している。感覚が冴え渡っており、機敏も察知するほどである。鋭い感覚で反逆者などを察知する。
    加えて、圧倒的強者のフェロモンを発して、周囲のβが平伏してしまうほどの精神的緊張感を与える。強ければ強いほど、フェロモンの効果範囲が広くなる。
    基本的に男尊女卑。しかし、長い歴史を見れば、女王も、男のΩを娶った王もいるため、強いフェロモンを持つαと血筋が優先される。絶対王政であり、王が法律を作る。歴史を見れば、戦争があり王朝の滅亡の危機が何度かあったが、今も続いている。サマの時代は落ち着いていて、他国とも友好な関係を築いているため、平和な時代。

    ・お妃候補
    階級上位の家から選出される。一夫一妻制ではないが、αは番ったΩを一途に愛するので、他のΩを娶らず、結果的に一夫一妻制になっている。
    基本的に選出は親が決めるため、Ωの意思はないが、強いαに選ばれる権利があることに誇りに思っているオメガがほとんど。
    親は、王朝と関係を持てるためΩが生まれたらすぐにお妃候補に献上する。
    しかし男のΩが選ばれたケースは過去に1回しかないため、男のΩだった場合期待は薄い。
    初めてのヒートの次のヒートの時にαの王子と同衾する。そこでαはフェロモンを見極める。勿論Ωはプロテクターをつけて、番うことを防ぐ。それ以降は王の意向でヒート時同衾するか決める。
    王子の歳から上は5歳、その下は制限なく候補者として選出される。
    大体20歳を過ぎてもαの王子に選ばれなかったら、候補から降りて、αの貴族へ嫁ぐのが一般的。


    バース性について
    人類の基本として男女性だったのが後からバース性が誕生したため、Ωの男女比は1:9と、男のΩは大変珍しい。アルファの場合も同様であり、男女比9:1。その為男社会が根底にある。
    そもそも、アルファとオメガは希少種のため人口の1割未満。α、Ω比は6:4
    Ωとαのカップルからαが40%、20%がΩ。残り40%がβ。
    β同士、α同士、Ω同士からも希少種は産まれるが、αとΩのカップルよりも少ない。
    オメガの男は大体が女の子のような中性的な見た目をしている。よって男らしい体型の一郎は希少。

    ファンタジー織り交ぜたい。魔女的な。てか魔力のある世界?

    少し科学的な解明がされ始めた時代。


    バース性の選定について
    医学が発達しておらず、バース性を事前に診断する事ができない為、一般庶民はヒート発現や、近くのオメガがいる時などで、自分がどの性なのかを推測する。
    しかし、貴族の場合、オメガ性を判別する呪い師という職業があり、年頃になると、呪い師に我が子を診せにいく。

    魔力と魔女
    魔女の末裔は魔力が強い。魔女はその昔、魔女狩りに遭いほぼ絶滅した。その生き残りの末裔が魔力を有している。魔女は人々に忌み嫌われているため、魔力がある事、魔女の末裔である事を隠す。魔力=魔女のイメージが強い。
    魔女の末裔じゃなくても魔力を持つものもいるが、イメージが悪いためこっそり使っている。


    ・アマヤドレイ
    バース性選別の呪い師(まじないし)
    実は一郎たちの実父だったりする。妻の家系は王と繋がりを持つ為にオメガ性の輩出に躍起していた。念願のオメガが一郎たちの実母で、王子の妃候補に選出されたが、前王はオメガたちを乱雑に扱う人間だった為、正式な妃が決まるまで、性処理的な役目にされていた。
    妃候補から外されると、家族から冷遇され、家出する事を決意。
    城下町に出て出会ったのがアマヤド。アルファとオメガの2人は惹かれ合い、2人で暮らし、3人の子を授かり幸せに暮らしていたが、サブローが生まれたばかりの頃、実家がアルファとオメガの子を奪いに襲撃。子どもたちだけ奪われてもぬけの殻に。その出来事にストレスを受け実母は帰らぬ人に。アマヤドは復讐に燃え、実家は勿論、この国家の式たり事態を憎み、王家へ復讐を誓う。
    魔女の末裔で、呪い師と称してイチローたちに近づき、アルファかオメガにする魔法をかけ続ける。他にも城の至る所に対象の者を惚れさせる魔法をかけ、息子たちの誰かがオメガになった時に番になるように準備する。
    妊娠出来ない身体にし、王家自体を滅ぼそうと企む。
    イチローたちは忘却の魔法をかけられており、アマヤドや実母のことは忘れている。
    魔力と科学を駆使して城下町の町外れでひっそり医者をやっていた。
    復讐の為に息子たちを利用して少なからず引け目に思っている(後悔はない)ので、妊娠しないオメガという嘘をついて、息子の恋路にスパイスを加えた。
    結局別のやり口で、妻の家系に復讐し、妻が東の島国に「マンザイ」という独特なエンターテイメントがあるというので行ってきて欲しいという遺言をしていたので、旅に出る。




    タンタンタンとリズミカルな音を立てながら具材を切って下拵えをする。
    横に長い調理場に一列を成して女性たちが、せっせと料理を披露する端に一郎も料理を披露する。
    料理をする一郎や女性たちの隣には、バインダーを持った審査員が表情を険しくしながら、女性たちをチェックしながら書き留めている。
    一郎の元にいる審査員は、遠慮もなく豪快な音を立てながら野菜を切り刻んでいざいる一郎を見て、顔が引き攣っている。もはやこの表情を向けられるのも慣れたもので、気にせず豪快に野菜を切る。

    今日の課題はミネストローネだ。よりによって煮込み料理とは時間がかかる。随分古い記憶の先生役のコックは、具材の入れる順番と灰汁取りを怠らない事が重要であると言っていたような気もしないでもないが、そんな事一郎には関係ない。具材は煮えていれば食える。

    一郎のミッションはいち早くこの茶番を終わらせることだ。
    一郎は、料理の段取りを思い浮かべながら、目の前の作業に集中した。







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