Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    smalldespair57

    @smalldespair57

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 20

    smalldespair57

    ☆quiet follow

    ※暗いです。苦手な方は閲覧ご遠慮ください。
    ※七が不眠症
    ※乱暴、無理やり表現あり R18
    もし七が術師を続けていたらという話。

    Tap to full screen .Repost is prohibited
    ❤😭👏😭😭🙏🙏👏🙏😭😭😭😭🙏🙏🙏😭👏😭👏🙏😍😍🙏🙏🙏😭😭🙏🙏🌠👏😭😭😭😭💘🍞🍞😭😭😭🙏💘💖💯💖💖💖💖💖💖💖💖💖🙏
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    blackberryO7I5

    DONEキスの日の五七
    五条サイド
    「……七海?」

     授業を終え、苦手な事務作業も終えて、ふっと気を緩めたと同時に愛しい呪力を感知して五条は伸びをしかけた身体をぴたりと止めた。

     基本的に五条の持っている能力値は多方面に亘って非常に高い。だから書類仕事が溜まりに溜まっていたのは、単に面倒という理由だけで放置していた結果だった。頼むから提出してくれと泣きつかれて、ようやく着手したのだ。その作業に思いのほか集中していたらしかった。おそらく少し前から訪れていただろう恋人の気配に気づかなかったとは。帰ってしまう前でよかった、と五条は勢いよく椅子から立ちあがった。

     気配は昇降口に向かっている。彼ももう帰るところなのだろう。その前に捕まえて、食事にでも誘いたい。あわよくばそのままお持ち帰りを……などと考えながら五条は恋人──七海の呪力を軽い足取りで追いかける。きょう七海が高専に来るとは聞いていなかった。面倒なことを片づけた自分へのご褒美のようで、五条の心は自然と弾む。

    「?」

     昇降口を挟んで対極の棟からこちらへ向かっていた七海の気配が、とつぜん進行方向を変えた。もうすぐそこの角を曲がれば逢える、と相好を崩していた五条は 4195