国宝級イケメンの推しが俺にガチで告白するわけがない2前回までの話。
俺は山田一郎。アニメのキャラに似てるって男の情報がウザすぎて、名前をミュートする前にツラを拝んでやったら······
「は?カッケェ···なんだ、このイケメン!?」
想像を絶する程の顔面と、歌声に惚れて俺は気が付けば左馬刻の沼にハマっていった。初めてのリリースイベントに当選した俺は、初めて左馬刻と接触したらあまりのビジュの良さにキモオタ全開しちまった。
周りで自前のカメラで撮影する女の人達の行動が気になってSNSを見れば、イベントの写真がアップされてた。
けれど、あまりいい表情が撮れてねーな···。そう思った俺は、カメラを購入して俺だけの左馬刻を撮る事の楽しさと感動を覚えた。
俺の撮った写真は評判が良くって、いつの間にかマスターって言われる人種になっていた。
30668