君マチの原稿について■まず表表紙。
新婚話だったので、早い段階でご祝儀袋にすると決めていました。推しカプの結婚式に参列している気分を味わえるかなーと思い。
梅結びにしようかと思っていたんですが(可愛いから)、タイトルを入れたりするなら、あわじ結びの方がピタッと決まりそうだったのでそっちに。
デザインの段階ではA5かA6か迷っていたので、どっちでも大丈夫なデザインにしました。あと、ページも決まってなかったので背表紙も変わりますしね(厚みによってズレます)。
色は可愛くピンクにしましたが、こちらもどう刷り上がっても問題ないデザインです。結果的には予想通りになってくれて嬉しかったです。
結びの色は無加工で金と銀っぽくならないかなあと思って塗りましたが、さすがに無理でしたね。
タイトルは手書きっぽい文字(名前を書くところなので)に運命の赤い糸っぽいイメージを描き足しました。
紙はペルーラスノーホワイト・180kg、結婚式の上品さを出すためにマットPP加工をしてもらいました。
■裏表紙。絵を描くつもりはなかったんですが、なんとなく二人の手を描きました。
※ちょこっとさんはテンプレがないので、表紙は他社さんのテンプレを問い合わせた上で使わせてもらってます。ビビりなので。
■本文
用紙はみんなご存知、書籍用紙72.5kg(淡クリームキンマリ)。90kgは厚みがあってしっかりしていて、40Pくらいまでなら向いているのかも?というのが個人の感想です。
私が小説で読むならクセのないフォントが好みなのと文字化けを無駄にビビって本文のフォントはMS明朝9pt。pdfで保存するときにフォントを埋め込むという項目をオンにしますが、一応……。
段落→固定値14pt。ここはルビを入れる関係でフォントの2倍にするのがいいらしいですが、私はルビの設定を弄るので狭め。
余白→左右上下16mm(内3mm断ち切り)。印刷さんから上下と左右は同じ数値を指定されているので、色々考えた挙げ句面倒臭くなって全部一緒にしました。本当はもう少し全体的に上にしたかった。
(余白を設定することで、字間行間がほぼ決まります。39文字、行数17。講談社文庫を参考にしました)
ヘッダー→8mm。ノンブル+章タイトルにすることで、グッと文庫本っぽさが出てテンションが上がりました。
Wordの設定で禁則処理も設定しています。行の頭に「、」や「。」が来ないように指定することで自動的に直してくれます。
ルビ→4pt。さらにalt+f9で文章とルビの位置を近づけています。「up6」にすると、私の好みに。ルビ一括指定もできるらしいですが、私はまだ学んでません。
ダッシュ→1つをフォント設定で200%にして2倍に。本来は2つ打つものですが、繋がらないので。
文庫サイズだったので余白を取りつつも文字を詰め込められる設定にしました。
昔テレビで「小説は余白がある方が読みやすいから余白を取るように変更した」という話を見たことがあるので(うろ覚え)意識しています。
A5・2段は逆に文字を詰め込んでしまうと読みにくいかな?と思い、行間隔を広めに取っているのですが、どうなの??読みづらい??
人によって読みやすさは違うので、悩みながら設定しています。
印刷会社のちょこっとさんは同人専門ではなく、選べる用紙が限られてしまいますが、めちゃくちゃ安く刷ってくれます(多分、最安値?)。
1冊からでも頼めるので、思い出作りにもいいかも。軽い気持ちで本を作れます。
漫画に向いているのかは頼んだことがないので分かりません。
ただし、何かミスって入稿しても、連絡なしでそのまま刷り上がってきそうなので、初めて頼むのはドキドキするかも。
※私がいつも頼んでいる部数は漫画の1/2くらいの超少部数です。