ランロイお題ガチャ
「ランディの好きなものを好きになるロイド。いつも食べているもの、よく読んでいる本……お気に入りの俳優さんにはヤキモチ妬いちゃった。」
最初は帰りに一緒に食べた屋台の食べ物。
晩御飯前だからダメだと言っても
「良いから良いから」
と口に放り込まれ
「皆には内緒な?」
口元に指を添えて歯に噛む彼の姿に心を奪われたのだ。そして自然と彼のオススメされた物など食べたり共有する事により最初にあった心の壁は無くなり年相応の楽しみが増えていった。
仕事から終われば彼の部屋に入り浸り、今日起こった出来事や偶々見つけた彼の好物を買ってきては食べたり呑んだりと支援課のリーダーとしての責務から離れ、心の安らぎとなっていた。流石に彼の愛読している水着特集などは恥ずかしく目を背けてしまうが、アクセサリーや美味しいお酒の特集などは互いに見つけたら買っておこうと話していた。
そんなある日。ランディとペアを組んで支援業務の事だ…
「お!新しいの出てるじゃん」
彼が手に取ったのは一面に乗った女性のグラビア写真。満面な笑顔で彼は続ける
「この子めちゃくちゃオススメだそロイド」
栗色の長い髪。童顔だけどボディは如何にも彼の好みそうなナイスバディな体型。
「いやぁいつ見ても可愛いよなぁ。な!ロイドはどんな女の子が好みなんだ?やっぱお嬢みたいな清楚系か?」
「……」
「?どした?そんな苦虫を噛むような顔は」
「別に…そんな事してる場合じゃないだろ。ほら行くよ」
「お、おい何怒ってるんだよ〜」
何でこんなにも怒りが込み上げるのか自分でも分からない。ただ彼女の特徴が自身に似ている事が何故か無性に…
「おいロイド…って…ロイド?」
足が立ち止まり自身に起こった事を整理する。これじゃまるで…
「顔真っ赤だぞ?風邪でも引いたのか?」
「バカ!」
気づいてしまった。自分はランディの事が…
end