①レンがライブでピアノ演奏をするシーン
真斗を憑依したレンを見た歌手がMVに出てくれないかと依頼、急遽現地のホールに下見に行く。レンはコンテから書き直して、家にあるピアノで真斗に教わり練習する。
短期間だったけど、サックスを習得するときのようにすごく上達して、レンの演奏はレンと真斗のものになっていく。
お仕事が楽しい様子のレンくんを描きたかったですが、「音楽で繋がれても満足できない」という主題がブレるのでカット。
というか、日程が不足していたのでカット(笑)
②ヴァイオリンを弾く翔
「キスしてよ」というレンの冗談に対して、翔が「眠れる森の美女」で答えを返す。
「王子様のキスで目覚める」という皮肉になっている。
現地でヴァイオリンを手に入れるまでの過程が長く、説明的になってしまうのでカット。
そしてこれも日程が不足していたのでカット(笑)
帰国後に入れようかと思いましたが、浮くのでカット。
愛のあいさつにはヴァイオリン版もあってセッションがしたい、というセリフはなくてもいいかなと思いましたが、翔のレンへの想いを伝えるのも音楽であってほしいので、なんとなく残しました。
翔とレンの掛け合いを気に入ってもらえたようだったので、挿絵で入れてもよかったかもしれない。
③尿道プレイ
帰国後のレンが受けかかる前戯シーン、本当は細筆で(!)挿入しちゃう想定でしたが、私の中に「さすがに危険…」という葛藤があり、ちょっと興味がある、くらいでやめました。
後日として描こうかと思いましたが、描き下ろしている時間がなかった……。
挿絵に少し入れた。
④描き下ろし
本当はレンと翔だけ、挿入前までしかなかった。
呆れた翔がそのまま寝かすところで終わっていたはずだけど、なぜか話が走って全員ドクズが完成した……。
私は切なくて後ろめたくて興奮する、みたいな浮気が大好きなので、「こうやってる頃真斗は寂しがっていたら最高だし、レンが会いたがっているころ真斗が浮気してたら最高に興奮するな」と思ってしまい、音也ルートも分岐しました。
書くの大変でした。
⑤翔とレンがローマの休日ごっこをする話
もちろんレンがお姫様(笑)
実は作中の架空のイタリアは、ローマ→ミラノ、にフィレンツェとナポリ(、バチカン)を混ぜているモリモリの世界です。
花のドゥオモに翔が軽々と駆けていって、オレンジの街並みを見下ろすシーンが書きたかったので、ローマ感が強いシーンはカットしました。
「ちょっと散歩のつもりが、コロッセオから結局一回りしてしまい、トレビの泉まで定番を満喫してしまったよー」という話でした。
⑥キッチンでエッチするシーン
書きたいな~~~と思ったけど、帰国後ムラムラしてる(笑)ふたりが「じゃあ食事」とはならないだろ(笑)と思ったし、後にある「真斗の手料理で食べたい」というレンのセリフを残したかったのでカット。
着衣では玄関でしたのでいっか……コートまで着てるってところが気に入ってます。
「キッチンでする?」というレンのセリフに残っています。
⑦オペラのストーリーに真斗が苦悩するシーン
あれのモデルはランメルモールのルチアという作品です。
離れた二人が愛を求めて死ぬ、狂って死ぬ、という主題はよかったんですが、重ねると暗くなる、長くなるのでふわっと触れました。
真斗の頭の中で、狂乱の場が流れてるといいなと思います。
後半の「全部殺してあげる」というレンのセリフにかかっています。
⑧真斗とレンが京都の思い出話をするシーン
「京都でゆっくりできて楽しかったね」、と食卓でしばらく思い出話をする。
歩いたルートとか泊った旅館とかセックス何回したとかも考えようと思ったんですが(笑)、そこに至るまでのモノローグが長いのと、「まだ行かないの?」って思ったのでカット。
「ここ京都である意味伝わった?」と今でも思っています(笑)
⑨音也がお風呂でレンマサのセックスを想像するシーン
真斗とレン、それぞれの匂いがするシャンプーやソープをかいで、広くて明るいお風呂でつい妄想が捗ってしまう。
後にも残っている「マサはここでレンとエッチするんだよね」に残っています。
「だから何……」と思ったのでカット(笑)
お風呂は番外で書きました。
けっこうあるね。