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    tsuka_mori

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    tsuka_mori

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    ライブ前日に各ディビが集まってわちゃわちゃご飯食べてたらいいなぁって妄想
    これ全ディビ書けたらいいなぁ

    #ヒプマイ
    hipmai
    #どつ本

    ライブ前日の食卓 オオサカ―また、人の家で勝手に酒盛りしとるな。

    日が暮れて昼間の強い日差しがなくなってきた代わりに、夏の夜特有の蒸して湿った空気のせいで服が肌に貼り付き、額や首元から汗が流れ落ち不快感が増す中、家路についていた盧笙は自身の住むアパートの窓に明かりが灯っているのを見つけるや否や、呆れの様な諦めの様な気持ちを抱えつつ足早に歩を進めだした。
    明日は中王区で、これまでに戦ってきた各ディビジョンが召集されディビジョンライブが開催される。これまでのバトル以上に力を入れているのか、宣伝力も凄まじく教師陣や生徒達からの声援や後押しもいつも以上に凄く、準備の為にと自分の持っていた仕事を分担し早々に切り上げられる様に根回しされていた。結果、普段より早く帰ることが出来、また盧笙自身も周囲の応援に応えるべく万全の状態で挑めるようにと意気込んでいた。自分の部屋の灯りを見つける前までは。
    部屋の中ではいつも以上に盛り上がっているのだろう。遠くからでも室内の状況が手に取るように分かる程漏れており、一歩一歩足を進めるのに比例して漏れる声も大きくなってきている。
    盧笙がドアノブに手を掛ける頃に中の盛り上がりはピークに達しているのか、もう扉や壁の意味が無い程漏れており盧笙の怒りも頂点に達していた。

    「自分らいつも近所迷惑になっとるって何べん言うたら分かんねんええ加減にしいや!!そんで勝手に人の部屋入って酒盛りすなや警察呼ぶで!!」

    怒りに身を任せ施錠されてない扉を勢いよく開け、靴もその勢いのまま脱ぎ散らかしリビングへまっすぐ向かうと、家主の代わりに騒いでいる本人達にいつも以上に一喝する。
    部屋では早々に飲み干された空き缶や、自分達が買ってきたであろうおつまみのカラが散らかり、テーブルの上ではたこ焼きプレートを囲んで、たこ焼きを焼いているところであった。
    家主のいつもより早い帰宅に一瞬驚いた簓と零であったが、それが簓のテンションを更に上げたようで盧笙に飛びつかんばかりに勢いよく立ち上がった。

    「いや、盧笙の声の方が俺らよりなんぼも声大きいで?そんな事より今日はいつもよりはよ上がれたんやな!ええこっちゃ!」
    「おぉおぉ、センセイはいつも以上によく声が出てんなぁ。こりゃあたこ焼きより、煮干しでカルシウム摂取の方がよかったんじゃないかリーダー?」
    「れ~い、煮干しやと明日の腹の足しにもならへん!たこ焼き食うてたこなっとる高みを目指しますってな!ろしょっ…ちょあかんあかん入ってる、入ってもうてるろしょうさん…」

    それまで二人のやり取りを冷めた目で見ていた盧笙だったが、簓が呼びかける前に静かに近付きしっかりとチョークスリーパーを決めていた。その目はしっかりと据わっており、心なしか簓の首を絞めている腕に力が段々と込められている。

    「簓ぁ…自分しょうもないダジャレ言うて誤魔化そうとすんなよ今日という今日こそはほんまに許さへんで…」
    「センセイそこら辺にしといてやりなぁ。駅前の新作プリン、買ってきてあるからそれで勘弁してやってくれ、な?」

    新作プリン。
    その単語を聞いて、盧笙の絞める腕の力が弱まったのを簓は見逃さなかった。咄嗟に腕からすり抜けるとそのままそそくさと、それまでの二人の会話を酒の肴にしていた零の後ろに回り込み、両手で首を労わるように擦っていた。

    「れ~い~、ありがとな!お陰で助かったわ…いつも以上に力入っとって、ほんま気ぃ失うかと思うたわ…」
    「まぁ、センセイの怒る気持ちも分からんではないがな」
    「プリンがあるんやったらええわ、許したる。たこ焼きはよ食べて、プリンもはよ食べようや。」

    先程までの怒りがプリンにより一瞬で抜けた盧笙は、慣れた手つきで若干焦げ付きつつあるたこ焼きを皿に盛り付け、残りの生地も同様に焼きだした。プレートに生地を流し込むたびに、室内には煙と美味しそうな匂いが立ち込める。
    その匂いが鼻腔をくすぐればお腹が空かない人はいないだろう。食後のプリンだけでなく、明日のライブにも思いを馳せながら、三人は再びテーブルを囲んで長くなりそうな夜を楽しむこととした。


     ―また、人の家で勝手に酒盛りしとるな。
     
     日が暮れて昼間の強い日差しがなくなってきた代わりに、夏の夜特有の蒸して湿った空気のせいで服が肌に貼り付き額や首元から汗が流れ落ち不快感が増す中、家路についていた盧笙は、自身の住むアパートの窓に明かりが灯っているのを見つけるや否や、呆れの様な諦めの様な気持ちを抱えつつ足早に歩を進めだした。
     明日は中王区で、これまでに戦ってきた各ディビジョンが召集されディビジョンライブが開催される。これまでのバトル以上に力を入れているのか、宣伝力も凄まじく教師陣や生徒達からの声援や後押しもいつも以上に凄く、準備の為にと自分の持っていた仕事を分担し早々に切り上げられる様に根回しされていた。結果、普段より早く帰ることが出来、また盧笙自身も周囲の応援に応えるべく万全の状態で挑めるようにと意気込んでいた。自分の部屋の灯りを見つける前までは。
     部屋の中ではいつも以上に盛り上がっているのだろう。遠くからでも室内の状況が手に取るように分かる程漏れており、一歩一歩足を進め近付くのに比例して漏れる声も大きくなってきている。
     盧笙がドアノブに手を掛ける頃には中の盛り上がりがピークに達しているのか、もう扉や壁の意味が無い程漏れており盧笙の怒りも頂点に達していた。
    「自分らいつも近所迷惑になっとるって何べん言うたら分かんねんええ加減にしいや!! そんで勝手に人の部屋入って酒盛りすなや警察呼ぶで!!」
     
     怒りに身を任せ施錠されてない扉を勢いよく開け、靴もその勢いのまま脱ぎ散らかしリビングへまっすぐ向かうと、家主の代わりに騒いでいる本人達にいつも以上に一喝する。
     部屋では早々に飲み干された空き缶や、自分達が買ってきたであろうおつまみのカラが散らかっており、テーブルの上ではたこ焼きプレートを囲んで、たこ焼きを焼く準備をしているところであった。
     家主のいつもより早い帰宅に一瞬驚いた簓と零であったが、それが簓のテンションを更に上げたようで盧笙に飛びつかんばかりに勢いよく立ち上がった。
    「いや、盧笙の声の方が俺らよりなんぼも声大きいで? そんな事より今日はいつもよりはよ上がれたんやな! ええこっちゃ!」
    「おぉおぉ、センセイはいつも以上によく声が出てんなぁ。こりゃあたこ焼きより、煮干しでカルシウム摂取の方がよかったんじゃないかリーダー?」
    「れ~い、煮干しやと明日の腹の足しにもならへん! たこ焼き食うてたこなっとる高みを目指しますってな! ろしょっ…ちょあかんあかん入ってる、入ってもうてるろしょうさん…」
     それまで二人のやり取りを冷めた目で見ていた盧笙だったが、簓が呼びかける前に静かに近付きしっかりとチョークスリーパーを決めていた。その目はしっかりと据わっており、心なしか簓の首を絞めている腕にも段々と力が込められているようである。
    「簓ぁ…自分しょうもないダジャレ言うて誤魔化そうとすんなよ今日という今日こそはほんまに許さへんで…」
    「センセイそこら辺にしといてやりなぁ。駅前の新作プリン、買ってきてあるからそれで勘弁してやってくれ、な?」
     新作プリン。
     その単語を聞いて、盧笙の絞める腕の力が一気に弱まったのを簓は見逃さなかった。咄嗟に腕からすり抜けるとそのままそそくさと、それまでの二人の会話を酒の肴にしていた零の後ろに回り込み、両手で首を労わるように擦っていた。
    「れ~い~、ありがとな! お陰で助かったわ…いつも以上に力入っとって、ほんま気ぃ失うかと思うたわ…」
    「まぁ、センセイの怒る気持ちも分からんではないがな」
    「プリンがあるんやったらええわ、許したる。たこ焼きはよ食べて、プリンもはよ食べようや。」
     先程までの怒りがプリンにより一瞬で抜けた盧笙は、慣れた手つきで用意されている生地を流し込みその中へ細切れにされたタコを入れ焼きだした。プリンが余程楽しみなのか、たこ焼きを作る盧笙の手つきは若干弾んでいるようである。
     プレートに生地を流し込むたびに、室内には煙と美味しそうな匂いが立ち込める。
     その匂いが鼻腔をくすぐればお腹が空かない人はいないだろう。食後のプリンだけでなく、明日のライブにも思いを馳せながら、三人は再びテーブルを囲んでこれからまた長くなりそうな夜を楽しむこととした。
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    tsuka_mori

    DONEラジオの牛丼→BoPの独歩歌詞→え、これって銃独じゃん…
    非常に安直な流れなのは自負してるけど、これが私の脳みそなんで…安直なんで…
    深夜の発見時刻が22時を過ぎた頃から、早く帰ることを諦めた。終電までに帰ればもうそれでいい。

    いつも通り外回りを終え会社へ戻った後、自分の報告書や上司や同僚から押し付けられた仕事を片付けていた独歩は、ディスプレイの表示時刻を見てため息交じりにそう思った。どうせ集中が切れたこの状態で仕事を続けたところで、すぐに終わる量でも無い。ちょうど先程まで聞いていたラジオも話題のキリもついたところだ。それならばと続きの作業を諦め、休憩がてらコンビニに向かうことにした独歩は、耳につけていたイヤホンを外し財布とスマホを手に所属部署のフロアを離れた。
    流石にこの時間帯だと廊下で誰ともすれ違うことなく、昼間は多くの人が乗り箱詰めになっているエレベーターも独占状態で乗ることが出来る。普段からこのぐらい人が居なければ、もう少しは気楽に乗れるのになぁ。と思いながら、奇しくも顔見知りになった警備員に会釈しつつ裏口から外へ出ると、昼間の暑さは何処かへ消え去り、代わりに背広越しに冷えた風が衣服の隙間から入ってくるのを感じる。
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