島民パロ設定一郎…
フルーツ農家、山田農園経営者。山のふもと一帯で手広くフルーツを栽培している。島内の雇用も担っている、商工会青年部の期待の星。商才もあり、島の生産品をオシャレなパッケージに詰めてブランド化し本土へ出荷するなど、島の6次産業での財源確保にも大きく貢献している。消防団にも所属しているので島民の困り事には何かと呼びだされるビックブロー。
体験農園もビジネスとしてやっているので、島民の中では外の人とも関わりがある方ではあるが根本的によそ者は信じていない。すぐよそ者を家にあげてしまう左馬刻が心配。

二郎…
高校生。しかし島には学校が無い。そのため平日は本土に下宿し本土の高校へ通っている。以前より兄離れしたとはいえ、毎朝一郎のモーニングコールで目覚める。週末はほぼ島に帰るため、そのたび本土にしか売られてない物品のおつかいを頼まれるのだが半分くらいは忘れてしまう。最近、フライドチキン味のポテチは絶対に忘れるなと兄貴に釘を刺された。

三郎…
中学生。しかし島には学校が無い。初めは二郎と同じく本土に下宿しながら本土の中学に通っていたが馴染めず帰島。現在はオンラインスクールで単位を取りつつ、もっと凄いしヤバいことを密かにやっている。すべて計画通り。朝は低血圧なので農園の仕事は手伝えないが、経理や事務の他、風圧の計測結果をもとに1番効率の良い防風ネットの設置場所の算出など頭脳面から山田農園を大きく支えている。

左馬刻…
漁師。一人親方。網もやるし潜りもやる。磯渡しもやっているのでたまに船の時間に遅れてしまった二郎の送り迎えをしてやる。三郎に海産物をオンラインショップで売ることを勧められたがそんなんよくわからん。両親を亡くした俺たちを育ててくれた島に恩返しをしたいと思っている。最初はぶっきらぼうに見えるが基本的に人間が好きなので島外の人にもすぐに心を開く。気が合うと感じると島外の人でも家にあげ、酒やら魚やら自家製の味噌漬けやらを振る舞い話をするのが好き。しかし一度、よそ者を泊めてやった際に金品を盗られたことがある(左馬刻はあげたと言う)。その件で一郎と大喧嘩して2年ほど口をきかなかった。最近、本土で売られているフライドチキン味のポテチがお気に入り。

合歓…
左馬刻の妹。この島で生まれ育った。兄や周りの人たちのことは好きだけれど、頻繁にある法事や島の祭ごとの度に女の子だからとおさんどんに駆り出されるような旧態依然な空気に嫌気がさし、17歳の時に黙って島を出た。残される兄は島でどれほど寂しく肩身の狭い思いをするか、想像に難くはなかったけれど。走り出した足は止められなかった。兄はこの島に縛られている。私は決めつけが奪う可能性について憂いている。そんなんじゃだめ。

銃兎…
お巡りさん。しかし常駐ではない。月に2度ほど本土から渡ってきて島の派出所に滞在することになっているが、古いし暑いのでこっそり左馬刻のところへ世話になっている。何か問題があれば話が回ってくるのも結局ここが早いので。左馬刻と理鶯が喜ぶので手土産には洋酒を買って行くが、銃兎は島の地酒の方が美味いと思っている。将来は島に移住してくるのも悪くないな。

理鶯…
自由な人。外で寝ても死なない温暖な気候と、すぐに食べ物など恵んでくれる心優しい島民という条件の揃う島に、どこからか流れ着き住み着いているバックボーン謎の人(ガチでいる)。海岸線を歩いているところ銃兎に職質され、今は左馬刻の漁を手伝ったりしている。たまにフラリと近隣の無人島へ何日もサバイバルに出掛けては獣や昆虫を仕留めて戻ってくる。何もしていないはずなのに何かと忙しそう。