美澪「あれ、澪…じゃないよね、君も美澪?」
幼美澪「…?
…うん、美澪だよ。」
美澪「もしかして小さい時の俺かな…記憶が無いのって不便だなぁ…
聞かれたくない事だったらごめんけど、なんでそのお洋服を着てるんだい?」
幼美澪「…お母さん、女の子が欲しかったみたいだから。
女の子のお洋服着てないとぶたれるの。」
美澪「…澪がお母さんの事を話したがらない理由ってもしかしてこれかな…、
ごめんね、なんかあまり良くないこと聞いちゃって。」
幼美澪「ううん、お母さんがちょっとおかしいってことは俺、…私も分かってるから。」
美澪「そっか…、女の子のフリをしていたい訳じゃないなら、ここでだけでも気楽にしてなよ。
きっとお母さんはここに来ないはずだから、ね。」
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