【西遊記パロ】※だいぶ癖強め※血注意
手放しかけた意識を、穿たれた肉の痛みが幾度も連れ戻しに来る。
痛みは何時しか他の感覚を呼び覚まし、脳髄を弄んで何度目かも知らぬ精の解放を誘う。
恥辱に塗れた己に震えて数珠を手繰るが、嗚呼、あれは先刻千切れて果てたのであった。
――ああ、もう、なくなってしまいたい。
しかしもうこのおとこの肉なしでは生きていけないと思い知らされている。
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