Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    Tyon。

    五悠を書いています。
    誰かに刺されば嬉しいです!

    @yon_472

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 67

    Tyon。

    ☆quiet follow

    五悠です。
    呪専パロ⑧

    ハッピーエンドです!

    #五悠
    GoYuu
    #呪専パロ
    obsessiveCompulsiveParody

    本気⑧ 完保健室を出て、悠仁と肩を並べて寮へ向かう。
    元気に話す彼を見れると、大きな絆創膏が頬に貼ってあるだけで、四肢には全く問題なさそうだ。

    「悠仁が大怪我したって聞いたけど、なんか…そんな…大したことなかったんだな」
    「ん?別に大怪我なんてしてねーよ?頭打って家入先輩に見てもらっただけだし、釘崎と伏黒ももう部屋戻ってるし、みんな大怪我って程の怪我はしてねぇけど」

    ケロッとした悠仁を見て、察した。
    "大怪我"したというのは傑が話を盛っていたことに。そして、硝子もたぶんグルだ。

    「なるほどね」
    「あ!そう言えば、夏油先輩がさ『悟が来たら渡して』って言ってた手紙あるんだよ」

    悠仁は制服のポケットから、小さく折り畳まれた紙を俺に渡す。

    [親愛なる悟へ]

    表にそう書いてある言葉から、おちょくられているのが伝わる。
    中を開けば、二つの筆跡が並んでいる。

    [私達に感謝しろよ。煙草1カートンよろ]

    その紙を強く握りつぶした。
    完全に嵌められた。

    「先輩、どうしたの?なんか怒ってる?」

    何が書いてあるか分からない悠仁には、これが傑達に仕組まれたこととは、気づかないだろう。
    まぁ、傑と硝子なりの協力なのだろうから、1カートンも2カートンも、いくらでも買ってやる。

    「いや、こっちの話。それより、俺たち付き合うってことだよな」
    「うん…なんか、照れんね!」

    赤い頬を指で掻く悠仁を見ると嬉しさが込み上げてくる。
    こんな風に思ったことはなかった。自分は結構女々しいかもしれない。

    「あのさ…俺、したいことあるんだけど…」
    「ん?何んだよ」
    「俺も先輩のこと、名前で呼びたいんだけど、呼んでいい?」

    改まって何をいうかと思えば、そんなことだった。

    「別に良いけど、呼び方なんて、なんでも良いだろ」
    「んー、なんか特別な感じしね?」
    「そういうもん?」
    「そういうもん!」

    悠仁は頭の後ろで組んでいた手を下ろして、俺の左手を取った。

    「悟くん、好き!」

    握られた左手から全身に電流が流れた感覚。
    身体中が痺れた。

    「おまっ、反則だろ!!こんなん好きなるに決まってるだろ!!」
    「え、好きなんじゃねーの?!」
    「とっくに、好きだよ!!…もっかい、呼べ」
    「え?悟くん?」

    呼ばれると、胸の奥が締め付けられる。
    この苦しさは嫌じゃない。もっと欲しくなる。

    「もう一回…」
    「悟くん」
    「もっと、」
    「悟くん」
    「もっかい!」

    悠仁の言葉を何度も要求したが、何度目かで言葉の代わりに唇に柔らかい感触が返される。
    離れた唇がからは、俺の欲望を掻き乱す言葉が紡がれた。

    「続きは、今日の夜にね…!」

    照れ臭そうハニカム表情は恥じらいがあるのに、口から紡がれた言葉は大胆で魅力的だった。

    「…覚悟しておけよ」

    右手を彼の頬添えて、唇を重ねた。
    少し肌寒い季節になった。
    左から伝わる彼の熱と唇からの熱が、より熱く伝わってくる。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💞☺💒😭👏❤❤❤💒
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    reikpic

    MAIKINGよくわからんけど、起きたら知らん人に抱きしめられてたんだけど?で始まる五悠。
    Twitterで書いてたやつを見失わないためにここに残しとく。
    いずれ続きは書く。
    目が覚めると、やたら体格のいい男が腰にしがみつくようにして眠っていた。なんか重いなーって思ってたけど、俺の胸筋を枕にされてるっぽい。男の硬い胸で寝るとか、よっぽど疲れてんのか?
    俺もその人も、チラッと確認した感じ下着すら身につけていない。適温の室内でよかった、冬だったら絶対に風邪をひく。
    外国の人だろうか、髪はシルバーで、身長もかなり高そうだ。整った顔立ちに均整な身体つきはあまり見たことがないほどに完璧で、思わずひえーっと声が漏れた。
    天が二物を与えすぎだろ。
    うーん、これは起こしたほうがいいんかなー。あ、でも起きて早々に知らん男の胸で眠ってたとか悪夢かもしれんよな……。絶対なんかの間違いだもんなーこれ。

    「よし、逃げよう」

    それがお互いのためだ。
    寝ぼけてポヤポヤしてたけど、やっと周りを見渡せるほどに思考が巡ってきた。ここは多分どっかのホテルだろうな。でも、自分で取るには明らかに高級すぎるからこの謎の男が取った部屋なのかもしれない。

    「あ、もしかして俺……寝ぼけてこの部屋入っちゃったとかか?」

    いや、でもそもそも鍵もないのに部屋があくわけないか。
    推理してみようとはするものの 2956

    Rikka0424ys

    DONE*付き合ってませんが、五(無自覚)×悠(自覚あり)。

    *五条が夏油に手をかけた日…夏油の命日の話しです。普段の疲れが余りに溜まってしまい、精神的にヤられちゃった五条です。

    *何でも許せる方向け。

    DREAMS COME TRUE様の【やさしいキスをして(2004年2月18日リリース)】の歌詞に寄せてます。
    やさしいキスをして。(五悠?)「ゴメン。釘崎、伏黒。俺、用事思い出したわ。先に帰えんね!!」
    今日は3人揃って夕飯を食べようと街へ繰りだしていた時だった。スマホの新着通知を確認した悠仁が、それだけ言い残すと慌てたように駆け出す。


    「え、虎杖?!急にどうしたのよ、アイツ…。でも、用事ってなんなのかしら?」
    詳しい事を聞こうと野薔薇が声をかけたが、悠仁は遥か彼方へ走り去っている。
    「…さぁ?あ、コンビニ寄りたい」
    「解った」
    無言で悠仁を見送った恵は、野薔薇とコンビニへ立ち寄るのだった。


    ーー
    通知と共に表示されたメッセージには、ただ一言

    『会いたい』

    だけで。いつもの軽いノリは影を潜んでいる。
    普段とは違う様子に、悠仁の不安が募る。
    (先生…)
    流石に呼吸も苦しくなってきて、スマホを仕舞うのももどかしく握りしめた掌は、手袋をスマホを操作する際に外してしまった為に、指先が凍るように冷えてきたが、構わずに悠仁は走り続けた。
    1142