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    Tyon。

    五悠を書いています。
    誰かに刺されば嬉しいです!

    @yon_472

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    Tyon。

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    五悠です。
    呪専パロ⑧

    ハッピーエンドです!

    #五悠
    fiveYo
    #呪専パロ
    obsessiveCompulsiveParody

    本気⑧ 完保健室を出て、悠仁と肩を並べて寮へ向かう。
    元気に話す彼を見れると、大きな絆創膏が頬に貼ってあるだけで、四肢には全く問題なさそうだ。

    「悠仁が大怪我したって聞いたけど、なんか…そんな…大したことなかったんだな」
    「ん?別に大怪我なんてしてねーよ?頭打って家入先輩に見てもらっただけだし、釘崎と伏黒ももう部屋戻ってるし、みんな大怪我って程の怪我はしてねぇけど」

    ケロッとした悠仁を見て、察した。
    "大怪我"したというのは傑が話を盛っていたことに。そして、硝子もたぶんグルだ。

    「なるほどね」
    「あ!そう言えば、夏油先輩がさ『悟が来たら渡して』って言ってた手紙あるんだよ」

    悠仁は制服のポケットから、小さく折り畳まれた紙を俺に渡す。

    [親愛なる悟へ]

    表にそう書いてある言葉から、おちょくられているのが伝わる。
    中を開けば、二つの筆跡が並んでいる。

    [私達に感謝しろよ。煙草1カートンよろ]

    その紙を強く握りつぶした。
    完全に嵌められた。

    「先輩、どうしたの?なんか怒ってる?」

    何が書いてあるか分からない悠仁には、これが傑達に仕組まれたこととは、気づかないだろう。
    まぁ、傑と硝子なりの協力なのだろうから、1カートンも2カートンも、いくらでも買ってやる。

    「いや、こっちの話。それより、俺たち付き合うってことだよな」
    「うん…なんか、照れんね!」

    赤い頬を指で掻く悠仁を見ると嬉しさが込み上げてくる。
    こんな風に思ったことはなかった。自分は結構女々しいかもしれない。

    「あのさ…俺、したいことあるんだけど…」
    「ん?何んだよ」
    「俺も先輩のこと、名前で呼びたいんだけど、呼んでいい?」

    改まって何をいうかと思えば、そんなことだった。

    「別に良いけど、呼び方なんて、なんでも良いだろ」
    「んー、なんか特別な感じしね?」
    「そういうもん?」
    「そういうもん!」

    悠仁は頭の後ろで組んでいた手を下ろして、俺の左手を取った。

    「悟くん、好き!」

    握られた左手から全身に電流が流れた感覚。
    身体中が痺れた。

    「おまっ、反則だろ!!こんなん好きなるに決まってるだろ!!」
    「え、好きなんじゃねーの?!」
    「とっくに、好きだよ!!…もっかい、呼べ」
    「え?悟くん?」

    呼ばれると、胸の奥が締め付けられる。
    この苦しさは嫌じゃない。もっと欲しくなる。

    「もう一回…」
    「悟くん」
    「もっと、」
    「悟くん」
    「もっかい!」

    悠仁の言葉を何度も要求したが、何度目かで言葉の代わりに唇に柔らかい感触が返される。
    離れた唇がからは、俺の欲望を掻き乱す言葉が紡がれた。

    「続きは、今日の夜にね…!」

    照れ臭そうハニカム表情は恥じらいがあるのに、口から紡がれた言葉は大胆で魅力的だった。

    「…覚悟しておけよ」

    右手を彼の頬添えて、唇を重ねた。
    少し肌寒い季節になった。
    左から伝わる彼の熱と唇からの熱が、より熱く伝わってくる。
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