ちっちゃい話つめ①エリセ加入後のある日。
「エリセたそ、かわゆぅい♡」
「ああ、可憐だな」
「あの見えそうで見えない衣装も良いですな♡ニホンのカミサマ、解ってるぅ」
「……私ので我慢しておけ」
デニムのエプロンを着けるバソ。
「うお早着替えガチムチ男の裸エプロンて誰得。透け感も何も無いし」
「穿いてる。あの霊衣はアレンジだ。日本の神に対して不敬だぞ」
「知ってますしー、裸エプロンで寄せるのも不敬だと思いますー」
「穿いてるって。少女の肌をお前の目に晒すことに比べれば、代わりに肌を晒すことも厭わない。もし不敬と罰せられても……いや罰せられる前に彼女に前髪をメカクレ深度A+まで伸ばしてもらってその姿を一目見てからだな(早口)」
「その格好だと、メカクレムーブもヤヴァさ倍増ですな」
「……」
「……」
「ま、それはそれとしてー……頂いてイイ」(さわさわ……)
「あ♡エディだめ、こんなところで」(ノリノリ)
「奥さん。そんな格好で出てくるなんて、誘ってんの~」
「いや誰なんだお前は」
「新婚の旦那が団地妻プレイ中……奥さんさー、ココなんて完全に見えてんじゃぁん」
「あぁっ……よく一瞬でそんな……んっ」
このあと滅茶苦茶……トロトロにされた。
②アナスタシア正式加入。幕間お手伝い後。
「良かったじゃん、バソ氏~」
「うん……うん……メカクレの皇女……素晴らしい」
皇女様、アンメア、ドレイクの様子を満足げに眺めている。
「喋る毎にメカクレ言ってますなぁ」
「うん、いい……とてもいい……メカクレはいいね」(ぼーっとしてる)
「重症なんで、先帰りますね☆」
※バソ部屋。
「彼女が動く度に前髪が揺れてそれでも美しい目は片方隠れたままなんだよ秘匿性というのは正しくあの様な状態を言うものだと私は実感して(以下略)」
「うん、うん、良かったネーうん、うん」
(切れ目ねぇなスゲぇ)
周回・強化クエ後の倍速で、倍の長さの萌え語りを聞かされる髭。
③斎藤一召喚。斎南風味。
『あ。喚ばれる』
『……うん。身体に気をつけてね、一ちゃん』
斎藤の頭の少し上を見て、小さく手を振る山南。
『』
『先行くからー、って言ってるから……』
『一ちゃんて言ゎ』←抜けてく方
『一ちゃんて言わないでぇぇ』←本体の方
叫び声を残して消える、喚ばれた一ちゃん。
『……いっちゃった』
『~~~ッッッ』
何か違う意味を連想する、本体の一ちゃん。
「マシュ一ちゃんが来た初めての新撰組だよぉぉお」
「先輩私も嬉しいですぅぅぅ」
「一ちゃんて言うなぁぁあぁ……」
リツカとマシュに抱きつかれながら叫ぶ。
―中略―
※バソとの遭遇。
「よろしく~」
「よろしく」
(ん何かイラッとするモヤモヤするな……なんだろ。派手なの以外、変なとこは)
「マシュ・キリエライト今日も前髪の長さが素敵だね(中略)本当に素晴らしい」
(ああああああコイツ座の酒場で山南先生にやたら絡んできた、ハデでキザな兄ちゃんだ)
突如流れ込む、バソ関連の座の記憶。
「お、新人さんオラ黒髭。ヨロ~」
(でっかあれ……)
「よ、よろしく……あんたら、こっちでもつるんでんだなー仲良いな」
「え」
「はぁ仲良くねーし」
(や、仲良くねぇと、こっちが困るんだよ……)
「仲イイよー。バーソロミューがここに来る前も、くろひは一緒に出掛けてたんだから」
「ほーぉ、それはそれは」
―中略―
※最終再臨後、自室に戻る途中、バソに遭遇。
「ふむ……うん……んん……」
「えーと、あの……何すか」
『最終再臨おめでとう』までは良かったが、顎に手を当て様々な角度から見られている。嫌な予感。
「ほんの少しでいい。試しに前髪で」
「やっぱそれか絶ッッッ対ヤダっての」
「あははー」
「マスターちゃんも何か言ってよぉ……」
まさか自分が言われるようになるとは思わなかった、一ちゃん。
④周回時。サポのオリオン氏と。
「マッチングアプリ使ってる~」
「使ってぬぇっす」
「私も使っていないが、こちらでも流行っているね」
「えー意外。使ってるかと思った」
「ふふ。恋バナは好きだけどね……うあ」
黒髭が来て、マンドリカルドに耳打ち。バソの肩に腕を置く。
「ほらこいつ拙者と同じですしー、話したらドン引きされっから」
この顔だけどねーと、顎掴んでむにっと口をタコにする。
「おい、やめろ」
「……ああ、そういうこと」(´-ω-`)
「そそ、そういうこと」
「やっぱりカレシだったかーふむふむ。2人そうかなーとは思ってたけど」
バソの顔を両手で挟んで頷かせる黒髭。
「いや、何を、う、止めろお前は」
「いいじゃんラブラブで〜。カレシいておかしくないし。ギリシャ系嘘つかない」
「だってー。良かったねーバソ氏」
「……何してんだい、あいつら」
「いちゃついてマウント取ってる。黒髭があっち行って良かったけど」
黒髭に絡まれていたメアリー。今はアンに確保されている。
「あらあら。あんなことしなくても、オリオンさんは盗ったりしませんのに……。うふふ、バーソロミューの顔が真っ赤ですわ」
「皆ー。ゲート直ったって帰れるよー」
「マスター、何かお取り込み中みたいっす……」
通信中のリツカのところに移っていた、マンドリカルド。
⑤髭とバソ、子どもサーヴァントと遊び中。
(あっ、メカクレ言うヤツが近づいてくる)
「わわ、アポロン様」
「うわ」
バソのメカクレムーブを警戒し、増えるアポロン。
「わぁアポロン様ふかふかです~」
「あははっ、ふかふか、もふもふだね」
もふもふに加わりに来るナーサリーと髭。
「パリスちゃんもナーサリーたんも可愛い~撮るよー」
「はぁい」
「楽しいわ」
いい笑顔の写真が撮れてご満悦の髭。この写真は後でヘクおじにも送られる。
「うあ、あはは、くすぐったい……」
もふもふに埋まるバソの身体を、サーチがてら這うアポロン。モフに包まれている姿と笑顔は良いので、撮る髭。
(この男、あと30……いや25若ければ……開発済だし……あリリィ化すれば、どストライクになるサーヴァントが増えるねウチの子も、『おとーたん』って来てくれるかも女の子化も良)
「アポロンたま~、乗っかるヒト間違えてまてんか~」
ギリィ……
「オジサン、いま何か不穏なものを感じた気がしたんだけど」
ミシッ……
「奇遇だな。僕もだ」
ギゥウッ……
「おつー。ヘクトール殿、医神殿」
アポロンを片手に力強く掴み、頷く三人。
「はぁ、擽ったかった」
ズレて肩出かけた、セーターの襟を直す。
「だいじょーぶーバソ氏ー」
「ああ、服に入られそうだったが大丈夫だよ」
「やだーアポロンたまったらぁ」
ガッ。ギリギリギリ……ッ
(ああああああ4体目……ッ)
「ダメですよ、アポロン様♡」
ギュウウウ……
「ああああああパリスちゃん、ハグなら、っ優し、くぅ……」
――おわり――