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    deundeuun

    @candi___ru059

    🔥🎴・💎⚡️が大好きです💕 久々腐りました。 
    腐る直前に書いたssなども、あげたりしてます。今は大腐りです。

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    deundeuun

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    5/10〜12webイベ参加ss

    🔥🎴現代軸 以下注意書き読んで大丈夫でしたらお読み頂きますよう、お願いします🙇‍♀️

    ・同棲してる ・キ学軸ではない
    ・少しだけ🔞 ・なんとなくで読んでください

    あたたかさ 何だか、ここのところの寒さと仕事の忙しさが重なって、少し目眩がする…気がする。
    「…ふぅ」
    ひとつ息を吐いて、肩をおろす。右手で目頭を押さえる。椅子に座り直し、さぁ、次の作業は…と。後ろに引っ張られ、前への動きが封じられる。くるりと振り返ると、炭治郎が服の裾を掴んで立っている。俺は後ろに向き直り、
    「なんだ?どうかしたか?」
    と声をかける。炭治郎は無言で、ぎゅっと抱きついてきた。
    「はぁ…生きてる。杏寿郎さん。生きてる。」
    そう言いながら、耳を俺の胸に当てて、ゆっくりと確認するように、そっとひと言発した。そのまま頭の向きを変え、顔を胸に押し当ててくる。
    「なんだか…」
    「うん?」
    「なんだか。怖くなってしまって。健康で、こうしていてくれるだけで、俺はとても幸せなんです。…へへ。今更、何ですかね。恥ずかしいな。」
    照れ隠しに笑って見せる。恥ずかしいらしく体勢は変わらないが、うなじが赤くなっているのが、上から見ている俺にはわかる。なんていじらしいんだ。そっと優しく、時にあたたかく見守ってくれる。俺の大事な恋人。
     そのまま俺も彼の背中に腕をまわし、右の耳下に唇を当てる。あえて音を立てるようにキスをすると、炭治郎の体がビクリとする。首に手を当て
    「な、何するんですか」
    顔を赤らめて、上目遣いにこちらを可愛く睨みつける。
    「はぁ…君な。そういうとこがな。」
    言葉よりも俺の下半身は素直だ。こちらを見つめていた炭治郎の目が丸く大きくなる。
    「あ、あの?」
    「ん?」
    「え?」
    「うん。」
    にこにこしながら、お互いの下半身がどんどん密着していく。
    「寒いなぁ、今日も。あたためてくれないか?」
    そっと目を合わせてくる可愛い恋人が頷くのを確認して、俺は彼の手を取り、寝室へと歩き出した。

    ーー終わりーー
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    deundeuun

    DONE #rntnワンドロワンライ に参加致します。
    「自惚れても、いいのだろうか。」を選びました。
    ⚠️
    ・🔥🎴 ・継子if ・ちょっと🔥さん弱気
    知らなかった、君のこと。 君の目は丸く大きく美しい。君の口は大きく開く、口角がぐっと上がるのが可愛らしい。君の手は…自分ではガサガサだと言っていたが、妹の頭を撫でるとき、彼女だけでなく、周りまで幸せにする。そんな君が、何故。何故なんだ。俺には全くわからない。何故俺の羽織を抱くのか。


     目につく隊士だった。殺伐とした鬼殺隊の中で、彼の周りだけ笑い声が絶えなかった。笑い合うだけでなく、最後には皆を鼓舞する。不思議な光景だった。鬼に家族を殺された者が多い鬼殺隊で初めて見るタイプだった。気付いたときには、目が追うようになっていた。今思えば、ややこしい家庭に育った俺が無意識に温かさを求めていたのかもしれない。 
     俺は自分に何も自信はない。ただ声が大きく、少し強いだけだ。君のように周りを笑顔にできるのかもわからない。近くにいる太陽のような君。そんな君が継子になってくれ、俺はその温かさを少し浴びることができ、幸せだった。夜毎命を賭して闘う、心身共に疲れる日々の、まさに癒しであった。気持ちが温かく、穏やかになるのがわかった。
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