大典太光世に対して天下五剣としての高い能力、資質等全てを求める審神者の元で他の刀剣よりも厳しくされていた。個体としては通常より霊力は高め且つ、大典太としては珍しい霊力コントロール能力が高い。
主から求められることには応えたくてどんな理不尽な要求にも応えてきた。理不尽な要求に応えたときの優しい対応が嬉しくて、失敗して暴言を吐かれても俺が悪い…本当は優しい主にこんなことを言わせてる俺が悪い…というDV、モラハラ被害者のような思考回路に陥っている。この主の外面は良い。何か叱責、誉める時等のアクションを起こすときは他の刀剣たちが居ない、又は聞こえないように結界をはっている。加えて、知己の刀たちとは極力関わらせないように部隊編成したり、常に自分の近くに置くといった対策を取っている。そんなもんだから光世の異常な状態に誰もが気付くことが出来なかった。
そんな折、本丸に怪異が続くようになる。主に怪異を祓うように指示されるが上手くいかず叱責される日々が続く。運営にも支障が出るレベルにもなってきたため本丸を移動する。大典太以外は移動が完了し、政府に引き渡す前に大典太は最後の怪異祓いを行う。その時主と共に本丸に憑いていた怪異に襲われる。政府へ直結している緊急ゲートで主を何とか逃がすが、大典太は怪異に囚われてしまう。怪異は負の感情が強い且つ霊力が高いものを狙い囚える。餌は霊力と負の感情。主のモラハラDVのせいでまさにその条件に大典太はぴったりと合致してしまい、大典太がこの怪異を本丸に引き寄せたともいえる。霊力と負の感情を吸う方法は性交渉。吸われれば吸われる程その身は穢れていく。破壊寸前までの穢れに犯されている状態で政府に保護される。しかし、主を逃がし穢れに犯された代償は大きく高い霊力のほとんどを失ってしまう。
回復したあと政府で主と再会するも、期待していたような心配されるといったものではなかった。侮蔑された挙げ句、穢れて霊力のない大典太光世はいらない…と主から拒否される。政府の職員の機転によりその場で刀解されるところを、刀剣保護の為強制的に所持権限放棄の措置をとられる。主である審神者は大典太のことを一瞥することもなく部屋から出ていってしまう。精神的なショックによりその場で倒れてしまう。その後暫くして目覚めるが、記憶と感情を失ってしまう。己の敵を斬る以外の感情は持ち併せていない、あとは無気力。政府としてもカンストした強い個体である為刀解はするのは避けたい。優良本丸に大典太を所属させる事が決定される。
所属先の本丸には既に前田も大典太もソハヤも顕現しており、フォローもしっかりと出来ている。所属先の本丸の刀剣男士は皆大体の事情は把握している状況。蔵に籠ろうとすらしないため、心配して蔵に連れていくといったことすらあった。(この本丸の大典太)
(補足)いらないといった拒否をされるような言動を取られると過呼吸、混乱状態になってしまう。あともう一つのトリガーは前の主の霊力、霊力レベルでのトラウマになっている。万屋で前の主の刀剣たちの霊力を感知した際に↑のような状態になってしまった。