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    miikedobon

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    miikedobon

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    イチャイチャからの喧嘩といった流れになっているのか不安ですがとりあえず書きました。兄弟だからこそ、ふとしたことで派手な喧嘩するんじゃないかな…と思いました。
    ちなみに、ソハ典の隣の部屋は安達部屋です。

    #ソハ典
    sohaticCanon

    あいつが悪い 激しかった営みも終わり、簡単に身を清め、微睡んでいる時だった。兄弟が発した一言で、その場の空気が変わってしまった。

    「兄弟、今日も可愛かったぜ。」
    「…お前の方が、可愛い。」
    「何言ってるんだ、俺の下で喘ぎ声上げてる兄弟に勝るもんはねぇよ。」
    「…いや、俺に“もう一回ダメか…?”とねだってくる兄弟の可愛さに勝るものはないぞ。」

     ソハヤはよく俺に可愛いと言ってくる…いつもならば軽く流すか、受け入れる。しかし、今日はいつもと違った…いつもに増して兄弟の表情が可愛かったんだ。あの真ん丸な目でじっ…と見つめられたら“はい”以外の選択肢は存在しない。だから、つい強めの口調で反論してしまった。
     先程の穏やかな空気はどこへやら…殺伐とした空気へ変わっていくのを肌で感じ取られるほどだった。 

    「ちょっと待てよ、俺が中から出ようとするともの足りなさそうな表情で抱きついてくる兄弟のほうが可愛いに決まっているだろう!」
    「おい、それよりも一途に俺を求める兄弟が一等可愛らしい!さっきだってずっとくっついてきて…それはもう可愛かったぞ!」
    「兄弟、これは納得するまで語り尽くす必要があるようだな。」
    「…あぁ、兄弟相手だろうと容赦はしないぞ。」

     そのあと俺たちはひたすら語り尽くした。それはもう…主には決して聞かせられないような言葉の応酬、白熱するに連れて大きくなる声量。議論が纏まらず、手が出る寸前までいったところで…

    「大典太光世、ソハヤノツルキ…静かにしてくれるかい?」

     普段の柔らかく、優しげな声とも…戦場での猛々しい声でもない平坦な声の髭切から告げられてようやく争いに終止符が打たれたのである。
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    miikedobon

    DONE前回書けたら書くと言ってたやつです。包典で落ち着きました。
    良本丸大包平×訳あり大典太光世の設定は前回の投稿をご覧になってください。
    この手は君の為に ある日主に全員が呼び出され、他本丸の大典太光世を受け入れるといった報告があった。そして前の主が原因で…記憶、感情共に失なっているという事も伝えられた。その時の皆のざわめきは今でも忘れられない。俺たちの様子を伺いながらも主は口を開いた。

    「この大典太は主を救うために怪異に呑み込まれた、そして霊力を失ったことを理由に前の主に酷く捨てられた。」

     主は大典太を受け入れる前に俺たちにそう説明した。さらに補足として…

    「酷く幻想を抱いた為に天下五剣として相応しく在るべく、大典太にだけ過剰な迄に成果を求められた…上手く行かなければなんらかの酷い懲罰も行われていた可能性が高い。」

     …と、声を震わせながら言った。そして、あくまでこれは推測…そう最後に主は付け加えた……なぜなら証拠が全く無いからだ。そう話す主の表情は悲しみに溢れ、悔しそうな表情を隠しもしていなかった。それでも尚、主は言葉を続けた。俺たちは一言一句聞き逃さぬよう、真剣に耳を傾けていた。
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