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    tekuro99

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    tekuro99

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    異世界BLの続き(あんまり進んでない)
    格好いい描写が分からなくてモダモダしている

     ……どのくらいの時間が経っただろうか。
     ふと、目が覚める。周囲は一面の暗闇だった。自分がいま目を開いているのか閉じているのか、それすらも分からない。足は地面に着いていなくて、身体全体が宙に浮かんでいるようだ。ひどく感覚がぼんやりとしている。まるで夢の中にいるような、そんな感覚だった。
    「……なんだ、意識があるのか」
     声が聞こえる。耳を通してではなく、脳内に直接語りかけてくるような声。
    「丁度いい、ひとつ聞こう。まだ、生きたいか?」
     声は続ける。その言葉で全てを察した。自分はどうやら死の淵とやらにいるらしい。それともこれが死の間際に見る都合のいい夢というヤツだろうか。どちらにせよ、俺の答えは決まっていた。
     ――死にたくない。
    「死ぬのが嫌、か。まあいい、お前の望みを叶えてやろう」
     やはり夢は自分の都合のいいように出来ているらしい。あれだけの事故に遭って、果たして助かるものなのだろうか。どれだけ死にたくないと願ったところで、人は不死身ではないのだ。
    「ただし、条件がある」
     俺の困惑をよそに、声はそう告げた。
    「――お前には、俺の共犯者になってもらう」
     反応を返す余裕もなく、意識がまた遠のいていく。最後に聞こえたのは風を切るような、そんな音だった。
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