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    twst_fumau46k

    @twst_fumau46k
    ラギアズを愛して止まない雑食腐垢です。

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    たんぽけ2の突発展示です。

     ある日の放課後、ジェイドとラギーは紙袋を抱えてオクタヴィネル寮へ戻ってきた。
    「では僕はこれを厨房へ持って行ってきます」
    「了解っス。オレも自分の荷物置いたらそっち手伝いに行くんで」
     開店前のモストロ・ラウンジ店内で二人は別れる。ジェイドの姿が見えなくなってから、ラギーは「さてと」と店の奥のVIPルームへ向かう。コンコンとドアをノックし、鍵の掛かっていないドアを開く。
    「アズールくーん、買い出し終わったっスよー」
     執務机で書類に向かっていたアズールは顔を上げる。
    「ご苦労様でした。まったく、よりにもよってストックが僅かな食材を食い尽くすとは……帰ってきたらよく言い聞かせておきます」
    「フロイドくんらしいっスけどねー。じゃあオレは着替えてジェイドくんの仕込み手伝ってくるから」
    「助かります。時間外手当は計上しておきますので、よろしくお願いします」 
     するとラギーは急に視線を宙に泳がせ、しばらくしてからアズールの机に近寄った。
    「……あーダメだ。もうアズールくんに聞いちゃお」
    「はい? 何か……?」
     アズールはきょとんとして首を傾げる。
    「あのさ、イルカ語で『食べる』ってなんて発音するか知ってる?」
    「何ですか唐突に……」
    「数年前のホリデーでショーの誘導した時に覚えたのに出てこなくてさ。さっきからずっと思い出そうとしてるんスけど、どうしても思い出せなくて。このモヤモヤを解消してスッキリ働きたいんスよ」
     アズールはやれやれといった様子でため息をついた。
    「またマイナーな言語を……。僕は人魚なんで存じてますけれど」
     アズールが口先からキュルキュルと高音を発する。最後に口を大きく開いたタイミングで、ラギーがすかさず持ってた紙袋から取り出したものをアズールの口に突っ込んだ。
    「むぐっ?!!」
     アズールは慌てた様子口の中のものを取り出す。
    「むぅー……なっつ……?」
     アズールは手にしたのがチョコレートがかかったドーナツあると確認する。うっかり噛みちぎり、口の中に残ったものをもぐもぐと咀嚼する。
    「それあげるっス」
     ゴクリと飲み込んでから、アズールはラギーを睨みつけた。
    「あげるにしても渡し方というものがあるでしょう?!」
    「だってアズールくん、普通にあげてもすぐ食ってくれないんだもん」
    「だからといっていきなり口に放り込む奴がありますか! あなたまでフロイドみたいなことをしないでください!」
    (フロイドくんもやるんだ……)
     アズールの憤慨する様子がおかしくて、ラギーはシシシと笑みをこぼした。
    「糖分摂らなきゃ頭回んないじゃん。それ食って少しは休憩するんスよ」
     口をつけてしまった手前、アズールは諦めて残りのドーナツを食べ始めた。
    「それにしてもどういう風の吹き回しですか? あなたがドーナツの奢りだなんて。時給はアップしませんよ?」
    「やだなー。この数日寮の仕事で忙しそうなコイビトを労っただけっスよー」
     アズールは一瞬言葉を詰まらせると、動揺を隠すように咳払いする。
    「ま、まぁご厚意は素直に受け取ることにしましょう。ただしきちんと受け取りますから、今後は強制的に口の中に突っ込む真似はしないでくださいね」
    「はーい。突っ込むなら別のモノにしまーす」
    「ラギーさん?」
    「あれ? 何を想像したんスか? オレ別にナニかとは言ってないっスよ?」
    「ラギーさん! 無駄口を叩いてないでさっさと仕事に就いてください! 時間外分カットしますよ?!」
     アズールくんを揶揄うのは面白い。双子達がイジりたくなるのもわかる。でもこのへんが引き際かな。
     ラギーはごめんごめんと口先だけの謝罪を口にして足早にVIPルームを後にした。
     この数日、アズールくんは忙しそうだ。しばらく続きそうだってジェイドくんも言ってたし、ヘルプに入ったりこれくらいのことはしてあげないとね。
     
     アズールくんは気にも留めてないだろうな……真ん中バースデーってやつ。

     ラギーは片腕だけを上に上げて身体を伸ばしながら、この後の仕事の流れを頭に思い描いていた。
     
     
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    twst_fumau46k

    DONEラギルチ(全くの未満)です。書いた人が他にいらっしゃるようでしたらぜひとも教えてください。
    グロリアスマスカレードのラギーホームボイスネタです。ラギー寮服パソストもそうですけどこの一人と一匹可愛いですよね。ラギーはド攻めという主催様の信条を前にはツイステッドワンダーランド世界の誰もがラギーの虜になるのです。
    ところでルチウスたん何歳なんですかね?
    ただ、例外として ノーブルベルカレッジとの交流会に参加する生徒で賑わう鏡の間。先生と生徒で作られた輪から外れた部屋の隅で、トレインの飼い猫――ルチウスは関心無さげに自身の手を舐めていた。
     そんなルチウスの元にラギーが近寄ってきた。ラギーは膝を落とし、猫の言語で声をかける。
    「トレイン先生と数日離れ離れになるけど、やっぱ寂しいもんなんスか?」
     毛繕いを止め、ルチウスはじっとりとラギーを睨み上げた。
    「そんなわけないだろ」
    「あははっ、即答じゃん。あんだけ可愛がってもらってんのに、随分薄情なんスねぇ」
    「可愛がってる、ねぇ。それなら毎食高級ツナ缶を食わしてもらいたいもんだ」
    「トレイン先生はそういうタイプの可愛がり方じゃないっスもんねぇ……ま、オレ達生徒に対するよりはベタ可愛がりされてる方だと思うけど?」
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