カゲハン♀(未満)ネタカゲロウさん、今日もとっても素敵。
カゲロウさんのお店でお買い物してるだけでしあわせ、お話できたらもっとしあわせ。
でもずっとお話するのは恥ずかしいしお店の邪魔になってしまうから本当に用事がある時にちょっとずつ。
お兄ちゃんも教官も、いちえくんもハヤトくんも、里長だって里の皆はとってもカッコいいと思うし、ゆきちゃんもにしきも綺麗で美人で良い匂いで大好きだけど、私の中でいっとうキラキラしてて素敵な人は昔からカゲロウさん。
幼かった時も好きだったけど、今とは好きの種類が違ったのでお話しても近くにいても恥ずかしくなかったけど、今はどうしても恥ずかしくてまともに顔が見れなくてモジモジしてしまうの。
昔、嫌な事があって凄いしょんもりしていた時にトボトボ家まで歩いていたらカゲロウさんが呼び止めてきたから、何かなって近寄って行ったの。
もしかしたら頭を撫でてくれるのかと思って。
カゲロウさん優しいから
そうしたらカゲロウさん、多分微笑みながら
お店の荷台の所についてるあの綺麗な藤の花を一房、私の髪に飾って
「貴女は花がよく似合いますな…ほら、とっても愛らしいですよ。その藤の花は差し上げます」
って言ってくれて。
もうそしたら私、何に落ち込んでたのか思い出せないくらいどうでも良くなって、頭が真っ白になってしまって。
辛うじて御礼は言ったと思うのだけれど、気付いた時には自分の家の寝間で髪に飾られた花を触りながら座り込んでて、顔が熱くて熱くて仕方なくて、泣いてしまうかと思うくらいに胸が苦しくてどうしようもなくて、実際知恵熱も出ちゃったし
自分でも単純だと思うけれど、それからなの。
あの御札の下の本当の顔も私はわからないけど、良いの。見せてもらえなくても全然良いの。
カゲロウさんだから、良いの。