宇治 餡弐
26歳 男性
175cm
職業
キックボクサー 兼 探偵助手
「俺の両親は、俺の次に子供が産まれたら“小蜜”って名前を付けるつもりだったらしい」
「2人で“餡蜜”だ。…安直だろ?」
「まあ、俺も割と気に入ってるんだがな」
小さな頃からサッカーに励んでいた餡弐少年。
毎日のように泥んこにまみれて帰ってくるやんちゃボーイな彼を両親はおおらかに愛し、育ててくれた。
しかし、やがて小学校を卒業する頃、彼はボールを追いかけるのを辞めてしまった。
「餡弐、ほら、触ってごらん。
お母さんのこのお腹にはね、アカチャンがいるの。
ふふふ…
餡弐、あなたはお兄ちゃんになるのよ」
「餡弐、アカチャンっていうのはな。父さんや母さん、お前とちがって、うーんとちっちゃいんだ。
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