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    ゆらゆら

    ツキウタ。、ツキプロ関係の未完のイラストやSSなどを載せています。
    柊羽受けが好物。

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    ゆらゆら

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    ネタが思い浮かんで一文だけ書いて放置していた物を完成させた後に、最初に思いついたネタを思い出したので、ここで供養。
    流柊。

    ##流柊

    眠れない夜(流柊)ふと目が覚めると隣に寝ていたはずの柊羽が体を起こし、窓の外を見ていた。



    「寝れない?」

    「壱流、起こしてしまったか?」


    俺が声をかけると、柊羽は静かに振り返った。

    柊羽の背後にある窓からは月が見えていて、それが柊羽をより美しく見せていた。




    「いや、目が覚めただけ。柊羽は眠れない?」

    「不規則な生活をしているから、たまにあるんだ。壱流は気にせず寝なさい」

    「うーん……」


    月の光のせいなのか、柊羽はこの世の物とは思えないほど綺麗で、それが俺を不安にさせた。

    このまま先に寝てしまったら、柊羽はいなくなってしまうのではないか。


    そんな気がした俺は柊羽の腕を取って、一緒に横になる。



    「壱流?」

    「いいから目を閉じろって。それだけでも体は休まるんだから」


    嫌がらない柊羽をいいことに、俺はその体を抱き込む。

    暫くはモゾモゾしていた柊羽は、やがて大人しくなった。


    「……柊羽?」


    小さな声で呼んでみても返事はない。


    そっと顔を覗き込んでみると、すうすうと寝息を立てている。



    「あっさり寝てんじゃん」



    眠れないって言ってたわりに、思った以上に早く眠りについた柊羽。

    それが俺の腕の中だからという理由だったら嬉しいなと思いつつ、俺も眠りについた。
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