ひとり反省会【内容について】
Q.帽子のくだりはなんなんですか?
A.まず、🦋さんは「強がり(弱い所を他人に見せたがらない)」「自分より他人を優先しがち」という私の解釈が前提にあります。
本作中の🍬さんはそれを分かっているので、これから事件解決に向かうというのにそれを放り出して🦋さんの元に向かえば、🦋さんは自分の辛い心境を認めないだろうし、加えて依頼人を蔑ろにしたことに抵抗感を抱きどんな言葉も素直に受け取らないだろうと推測します。よって🦋さんの様子を窺う目的のほかに、事務所へ戻るための別の理由が必要になります。そこで「帽子を忘れた」ことにしています。
Q.🍬さんはいつ帽子を机に置いたんですか?
A.6頁目で🐯くんから報告を受けてから🦋さんが事務所へ来るまでの間です。
時間経過を表すために🦋さんが事務所のドアを開けるコマの前に余白を入れましたが、滅茶苦茶伝わりづらかったかな、と思います。反省。
ちなみに、帽子を置いたあと🍬さんは事務所の資料室の中におり、🦋がソファに座ったタイミングを見計らってあたかも今しがた事務所に戻ってきたように見せかけてます。
A.なぜ🦋さんは🍬の帽子にキスしたんですか?
Q.一言で言うならば「お礼」です。
A.お礼なら言葉で伝えればいいんじゃないですか?
Q.🍬さんはあくまで「帽子を忘れた」という理由で戻ってきており、一度も「🦋さんのため」といった行動、発言はしてません。「🦋さんが落ち込んでたら〜」の部分は自分の花札の相手がいないと困るという話なので、総合するとすべて「自分(🍬さん)のため」になります。シンプルに本心です。結果的に🦋さんが変に強がったり、厚意を拒むなどする逃げ道を無くしてます。どこまで意図してるのかは謎です。
こうなるともう🦋さんはこの厚意を受け取る選択肢しかなくなります。ただ、はっきりと言葉で心配や慰めを貰った訳じゃないので、急に「ありがとう」と言っては会話が成立しません。
そこで、帽子を渡す際に感謝と敬意と愛情を込めて帽子にキスを落としました。
ちなみに3コマも使って描いてますが、実際の時間で言うとまじで一瞬の出来事です。すごくさりげな〜く、🦋さんは「きっと気づかれるだろうな、まあ気づかれてもいいか」というテンションだと思います。
Q.背景白いコマ多すぎませんか?
A.すみません。