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    皐月影

    @bf_sorollantei(鍵垢)のイラスト保管庫。
    刀らぶ⚠創作審神者♀♂います。特殊設定(1本丸に審神者が2人など)あり。絵も文もある。台本形式のネタ投げが多めなので人を選ぶ可能性あり。審神者含む場合のパスワード1032ですので、自己責任でどうぞ🤫
    pkmnSV⚠主人公♀≠デフォルトキャラクリ。いわゆる自機です。
    FF14垢のぽいぴく: https://poipiku.com/5535743/

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    POIPOI 49

    皐月影

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    さに♀/御手杵/陸奥守
    壁打ちから移動。セリフのみ。
    審神者2人の知らないところで発足され、派閥を拡げる謎の部隊の話。

    夜中ってどうしてこんなにお腹が空くんだろうね?(笑)

    創作審神者♀【https://poipiku.com/3204996/4834116.html

    ##女創作審神者

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    夕月葵(または凌霄花)

    TRAINING小狐丸は自分の「ぬしさま」以外にはどこか冷たくて、自分の「ぬしさま」にはとてもとても甘くて優しいのです。小狐丸はとても冷たい。
     いや、正確には『こちら』にいる小狐丸ではなく、よその――まだ主を持たなかった小狐丸であるが。
     初めて逢った時こそ表面的には物腰柔らかで紳士的ではあったにせよ、触れるはおろか近付くことすら許さないような、審神者を見るあの冷めた瞳の中にあったのは――……


     あの日見たのは月夜に舞う美しき獣。月の光を受けて輝く白銀がとてもきれいで――、ふわりと長い髪をなびかせ舞い降りた彼は、そこに現れた溯行軍を素早い動きで一掃した。
     その場にいた動けぬ人の娘を助けたのか、それとも単に目の前にいたアレ等が邪魔であったのか――後者かもしれないなと審神者は思いながらも、今ではあの小狐丸が認めた者に対する瞳を見れば、それもまた揺らぐ。
    「いかがされましたか、ぬしさま?」
    「……っ」
     優しい瞳を向けるのは『わたしの小狐丸』であり、そこに愛しさと甘さを宿すのも、この小狐丸だけで。
     あの野生の獣がそれを向けるのは、自身の唯一だけだ。
     そう、宿るものの違いに審神者が気付いたのは、あの小狐丸と度々山で遭遇していたから。主を持たぬ狐と思えば、いつの間にやら気に入りの者を見つけていたのか。 1048