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    shiraseee

    @shiraseee_0108_

    気ままに更新しています。
    サイレント更新&修正は常習。
    凪茨ばかりですが、たまに他CPなども。

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    shiraseee

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    どこかの世界戦で戦うEden メモから抜粋尻叩き
    とあるターゲットに近付くため、女装してパーティー会場に潜入する茨!

    潜入せよ☆いばにゃん 茨+創「お久しぶりです、紫之氏」
    「あっ!いばにゃん、お久しぶりです〜!」
    「ええ。お元気でしたか?」
    「はい!おかげさまで仕事のほうも順調で、楽しく過ごしてます」
    「それは何よりです。早速なんですが、紫之氏。依頼を…」
    「今日はじめにゃんって呼んでくれないんですか?」
    「え」
    「いつもは呼んでくれるのに…」
    「……今日は、仕事なので」
    「そうですね…ごめんなさい」しゅん
    「………、じめにゃん」
    「!はいっ、ぼくです!じめにゃん!にゃんにゃん♪」
    「ゴホン!では、話を進めても?」
    「はい!あ、お茶を淹れるので待ってくださいね」


    「今度、AIの開発に関わる重要なデータベースを確保している人物が、盛大なパーティーを開くんです」
    「パーティー!素敵ですね〜」
    「ええ、ただ権力をひけらかす悪趣味な催しですが…。その人物に接触するために、潜入調査が必要でして」
    「潜入、ですか。それならに〜ちゃんか友也くんが得意なんですけど…」
    「いえ。これは、紫之氏……じめにゃんにしか頼めないんです」
    「ぼくにしか…?」
    「実は、」

    ──数日後

    「だあぁ!鬱陶しい!ターゲットに接触するどころか近付けもしない!」
    「ちょっと歩いただけでも声かけられますし、お誘いの列まで出来てましたもんね…」
    「近寄る奴ら全員に武器を向けなかっただけマシですよ本当!」
    「仕方ないですよ、いばにゃん美人さんですから!」
    「…貴方も同じくらい、男どもに声をかけられていたでしょう」

    潜入調査を依頼した時のこと。

    『実は、その人物は無類の女好きでして』
    『なるほど』
    『男だけでは近寄ることはおろか、話しかけることすら出来ないそうなんです』
    『難しい人なんですね』
    『…そこで、殿下に…『男だと近寄れない?なら、女装でも何でもして情報を持って帰ってくることだね!』…と、言われまして』
    『じ、女装!?』
    『恥を忍んでお願いします。一緒に女装してパーティーに潜入してください』
    『えっ、…ええええ!?』


    「はぁ…。すみません、じめにゃん。想定よりだいぶ時間がかかってて…」
    「大丈夫ですよ、気にしないでください!こう見えても体力はありますし、依頼は絶対成功させますから!」
    「ありがとうございます…。少し涼んだら戻りましょう。今度は囲まれないように…」
    「…そこの御二方。どうされたのかな?」
    「!」
    「あ…」

    ターゲットのほうから接触してきて…みたいな。
    ドレスやアクセサリーのチョイスは日和だといい。

    『自分が毒を盛ったドリンクを飲ませますので、その隙にじめにゃんはこのUSBに…』

    「(責任重大です…!しっかりやりますからね、いばにゃん!)」



    変声器チョーカーか何かを首につける、または埋め込むなりで声も女性のものに。
    茨はそれを装着。
    「あれ、ぼくは付けなくていいんですか?」
    「じめにゃんはそのままでも問題ないかと」

    「あ、あー。…こんなもんですかね。どうですか?」
    「素敵な声です!透き通る感じで、その声で話されたら聞き入っちゃいます」
    「…ありがとうございます」
    「あうっ…。いばにゃん、わざとやってますか…?」
    「ふふ、すみません。ですが、練習も兼ねてますので」




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    shiraseee

    DONE凪砂くんが眠る茨を見つめて、かわいいなぁ、好きだなぁ、と思うおはなし。同棲している凪茨。
    茨は眠ってるだけになってしまいました。

    新年書き始めとなりました。とんでもなくふわふわとした内容ですけども…こういう凪茨が好きなので、今年もこんな感じのを書いていきます。
    暇つぶしにでもなりますと幸いです。
    拙作ばかりですが、たくさん書いていきたい!どうぞ今年もよろしくお願いします。
    しあわせの風景────────

    薄ら開いては閉じを繰り返す瞼に、注ぐあたたかな陽射し。まだ少し重たいけれど、微睡みから目覚めていく意識が次に捉えた柔らかな匂いに幸福感すら覚え、覚醒していく。
    日向より私に近しい匂いは、すぐそこにある。
    すん、と小さく鼻を鳴らして吸いこんだ。再び眠りに誘われてしまいそうになる安堵感と、心地良さ。この匂いにほだされ、自然と求めてしまう。
    随分そばにあったぬくもりも抱き締め漸く開いた私の視界は、見慣れた暗紅色が埋め尽くしている。
    「……茨…」
    「……………」
    「……?」
    ───珍しい。ぴくりとも反応がない。
    普段なら名前を呼べば起き上がるとまではいかずとも、私の声を聞けば、ふと長いまつ毛を持ち上げ茨の美しい青に私を映してくれることが常だった。その時の、茨の世界にまず私が在れるひとときに期待して暫く様子を見ていても、瞼は開くどころか、かたく閉ざされたまま。どうやら茨は、無防備にも私の腕の中で熟睡している。
    2000

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